焼そば求道〜破道②

1/15晩飯
「日清/本当に焼いたらうまかったUFO」

UFOはバランスが完成されているのでアレンジが思い付かず、普通の焼そば方向にブーストさせてみることに。
豚の脂を加えたかったので豚バラを多めに炒め、キャベツは芯を多めにして先に茹でておく。
タマネギ、人参の定番野菜で具は完成。
カップ麺についてるふりかけを強化するイメージで、青海苔をたっぷりとゴマ少々。ほりにしのスパイスを軽くふりかけて完成。

⭐︎⭐︎

完璧。
ただし、元の美味さからどれほど進化したのかというと、やはりそれほどでもない気がする。
20円の袋麺とベタなソースでもそれほど変わらないものができそうだ。いや、そんなことはないか。とはいえ美味さの割に感動がプラスされなかったな。
ソースの味が特徴的な分、これを活かすと変化量は少なくなるし大幅に変えてしまうならUFOじゃなくて良いことになる。具を増やしてソース2食分使うか…?

1/16晩飯
「明星/一平ちゃん やみつき塩だれ味」
普通に食べた状態で、足し算の極みと感じたこちら。更に足していく。
豚肉とネギを胡麻油で焼き、固めにあげた麺と塩ソースで炒め焼きにする。
ホワイト、ブラック両ペッパーを加えて付属のガーリックマヨも混ぜる。
仕上げはレモン汁。

⭐︎⭐︎⭐︎

既にだいぶ完成しているものの、ネギ塩カルビ感は絶対に乗せられると思っていた。
素晴らしいレベルアップ。
一平ちゃん、やりやすい…!

1/18晩飯
「日清/ソース焼そば」
スパイシーさをどう活かすかが課題。
カレー方向に行くのは違うけど、そのニュアンスはどこかに欲しい気がする。
カレーから少し距離を置いたアジアというと韓国か?!
ビビンバ?!
というわけでほうれん草と牛肉を少量のコチュジャンと胡麻油で炒める。仕上げには刻み海苔とゴマと卵黄!
キムチは勝ち過ぎてしまいそうなので今回は見送る。

⭐︎⭐︎⭐︎

タレ系を出さなかったのでビビン麺にならず、ちゃんとソース焼そばの延長という立ち位置を守れた。そのうえで通常の焼そばと一線を画すアレンジになった。
豚ではなく牛、キャベツではなくほうれん草、サラダ油ではなく胡麻油、青海苔ではなく刻み海苔、というところが音でいうと低音がしっかり出てる感じ。卵がしっかりそれをまとめる。
特製ソースのスパイス感は奥に行ってしまったが、そのスパイスがコクに寄ったバランスをうまくまとめてくれたように思う。
満足。

番外編
1/22晩飯
「たつだこ/塩焼そば」

見た目はざるそばだが、れっきとした塩焼そばである。
俺は焼そば屋になってもいいと思うのだが、たこ焼き屋だ。たこ焼き居酒屋。
バンド界隈の仲間はkorekaraに行くが、俺はその奥のたつだこも推したい。
BGMのセンスもいいし、基本的にどの料理も味付けがツボ。楽器の鳴りが良い、というより鳴らし方が上手い、みたいな感じ。
ここの焼そばはタコが入っているのが一番の特徴だが、これが意外と美味いのだ。イカ焼そばはあるけど、タコって聞かないよね。
でもタコ、いいよ。ソースでも塩でも美味い。
飯ならソース、アテなら塩。

1/20朝飯
「マルちゃん/昔ながらのソース焼そば」
昔ながら、というテイストを増幅させる手段として、オムソバを選んでみた。
ネギと湯掻いた麺をバリッと焼き、卵で包む。
追いソースとマヨ、鰹節で完成。

⭐︎⭐︎

カップ焼そばとは思えない、店クオリティの味になった。狙い通りにポテンシャルを引き出して勝った、みたいな。
尖った部分を追加できたら、なお良かったのかなという反省点。
昔ながら、って丸いイメージあるもんね。
そこを崩さず棘を作れたら良かった。

愉快な生活苦