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最後に悪は勝つってね

永吉を猫質に取って桑原にマンガを万引させようとした奴のセリフ。
「結局楽しく勝って楽しく過ごすためにはどれだけ悪くなれるかってことなのさ」とのことです。チョイ役っぽいですが、割と好きですね、これ。
悪いことを悪いと思わずにできることというか、行動理念に欲求以外の属性がない奴は強いというか、バカとギャルは最強というか。銀河の果てまで脱線しそうなのでやめときます。

さて、以前の記事にも書きましたが俺は貧乏飯というのが好きなんですね。
そして今、ちょっと食費削りたいなーって感じなんですね。
じゃあ、やっちゃいますよね、貧乏飯生活。
思い出すなあ、お好み焼き風ソースマヨごはん。
刺し身風ワサビ醤油ごはん。焼き肉風小麦粉。

しかし俺はあのときより知識も増え、料理のレベルが上がっているので貧乏飯も相当レベルアップしているに違いないのです。
ちなみに最近得た知識は

"バラの花びらを生で食うとめちゃくちゃ苦い"

です。蔵馬さんごめんなさい。

そういえば「お好み焼きなんてソース食ってるようなもん」「刺し身なんて醤油食ってるようなもん」って誰が言ってたのかわかりませんが、なんか聞いたことあるんですよね。まあ、だからこそ、ごはんに直接ソースかけたりワサビ醤油かけたりしてたんですけど。
で、その理屈でいくと、
「天ぷらなんて天つゆ食ってるようなもん」
になりませんか?なりますよね?

作りました。
"無"の天麩羅。
おあがりよ!!

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"無の天麩羅"
【材料】
無:驥上?讎ょソオ縺碁←逕ィ縺輔l縺ェ縺 (量の概念が適用されない)
小麦粉:適量
水:適量
油:適量
めんつゆ:適量
【調理手順】
①油を温めます。結構カンカンにいきます。
②小麦粉をボウルに入れ、水を入れて混ぜます。ドロリとした感じで。
③油が温まったら、溶いた小麦粉を手にとって好きな量を揚げます。
※一箇所に落とすと分厚くなって無に火が通らないので小さくするか、少し薄めにする感覚がベター。
④カリッとしたら完成です。各自のやり方で油を切って実食です。
今回は自分で取った昆布と鰹の出汁が冷蔵庫にあったのでそれに醤油を足して天つゆにしました。
【感想】
でっけー天かす。


無の鮮度がよくなかったのかもしれませんね。
「天つゆ食ってるようなもん」ではありましたが、求めてた感じではなかったです。料理の道は険しい。
実際は写真の3倍くらいの量が出来てしまったんですが、胸焼けがして全部は食べれませんでした。
そこで、残りのうち1つを味噌汁に入れてみることにしました。
「適度に油分が抜けて、ふやけて麩(ふ)みたいになるんじゃないか」と思ったのです。さすがに料理のレベルが上がっているだけのことはあります。
残り物の処理もお手の物です。
早速、温めた味噌汁(具は出汁を取ったあとの鰹節と昆布)に無の天ぷらを投入し、ほどよく崩れてきたところで火をとめて実食。
さっき自分で「でっけー天かす」って思ったことを完全に忘れていました。
これは紛れもなく天かす。麩の要素、ゼロ。
材料、製法、用途、味、すべてが完璧に、
真実が「天かす」であることを示している。

無なんてものは、やはり概念でしかないのか。
無に味はないのか。じゃあ無味ってどういう意味なのか。
無の味って書くのに。
無って何?
無とは……


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御粗末ッ!!

愉快な生活苦