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右腕を犠牲にしたんだ

多数の人間に一斉に同じ感情を持たせるという狙いがあるとすれば、それは喜怒哀楽でいえば"怒"が最も簡単だろうと思う。感情というのは人間が持っている本能の名残だと思っていて、怒りはその中でも種や生命の危機を回避すべく湧くものだからだ。では怒りを多数の人間に持たせようとするとき、そのあとの目的は何だろう。団結だろうか?民衆に、例えば一揆を起こさせようと思って煽動するのなら、これは良い手段かもしれない。しかし民衆の怒りが国もしくは県の首長に向くのなら、なぜ今、煽動者が首長本人なのだろう?本人の意志で取った行動ではないのかもしれない。とすると、操っている何者かがいるということになるが、その正体を憶測はできても知る由はない。そうであれば、我々愚民は素直に煽動されるがまま、首長に矛を向ければいいのだろうか?俺はこのまま蟻の側でいいのか?俺が今やるべきことは、本当にビゼフを探すことか…?
いっけね、最近すぐウェルフィンになっちまう。
Twitterなんかを見ていると一つの物事、たとえば政府の発表なんかについて色んな人が色んな意見を発していて、でもその人の立場や思想は見えないし、意見の真の狙いは分かりにくい。額面通りの言葉もあるだろうし、誰かを煽っていることもあるだろうし、自分の見方を全員に統一させたい人もいるだろうし、見えない立場の見えない意思が含まれた言葉が360度×360度で展開している。そりゃウェルフィンにもなろう。
生きるのが難しい時代になったものだ。いや、時代が変わったのではなく、生きるのは難しいってことに気づいただけかもしれない。生きるってことはパズルだ。難しいけど楽しい。ぺこぱは謎かけの新しい形を作った。
ミルクボーイの内海さんが突然少年のTシャツ着て写真うつってたのがなぜか嬉しい。
うむ、今日も元気に脱線、脱線。
奈良にはSplit end(スプリット エンド、通称「枝毛」)という素晴らしいガールズバンドがいる。

聴いてもらえば分かるが音楽が本当に素晴らしい。良いバンドだ。
そしてなにより最高なのが、ベースを弾いているみーちゃん(a.k.a.魅惑のメルトダウン)が実家で採れた筍を送ってくれるのだ。かなり大量に採れるらしく、知り合いのバンドマンなんかに送りまくっている。彼女にとって筍とは愛なのかもしれない。惜しみなく広範囲に愛を送ることができる。ほぼ神。
というわけで毎年この時期はバリエーションに富んだ筍料理を作ることができるので俺は幸せだ。小麦粉を水で溶いて薄く小さく焼いて焼き肉気分~とか言ってた時期は終わった(やはり時代は変わったのだ) 。歯ごたえは命だ。あるだけで幸せだ。あと、筍には石が入りようがない。
そんなわけで今回の筍料理を紹介する。

エントリーナンバー1。青椒肉絲。
牛肉を細長く切って片栗粉をまぶして焼き、ピーマンとタマネギを加えて炒める。塩コショウとオイスターソースで味付けした【Simple Is The Best】Ver.である。美味い。

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皿の話はするな。

エントリーナンバー2。きんぴら。
筍、大根の皮、ゴボウ、人参、鉢植えで栽培してたベビー小松菜を細切りにしてごま油で炒める。酒、みりん、薄口しょうゆ、白だし、唐辛子、白ゴマを加えて煮詰めていく。少しのマヨネーズを全体に和えて完成。美味い。

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皿を見るな。

エントリーナンバー3。筍とほうれん草のペペロンチーノ風炒め。
オリーブオイルに刻んだニンニクを入れ弱火で香りを立たせたら筍とほうれん草を混ぜて炒める。塩と唐辛子とコンソメを少し加えて出来上がり。美味い。

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ごまかすために寄ったのだから皿のことを言うのは本当にやめて欲しい。

エントリーナンバー4。豚の角煮withT(筍)。
圧力鍋に酒、みりん、砂糖、濃口しょうゆ、白だしを張り、豚バラと筍を入れてゴツゴツに煮て時にはムーブメントを起こす。がっかりさせない期待に応えて素敵に美味しい。

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どうも皿が見られているような気がしたので変えてみた。

エントリーナンバー5。筍ごはん。
米と一緒に炊くだけ。

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エントリーナンバー6。メンマ。
ごま油、ねぎ油、ラー油、酒、みりん、薄口しょうゆ、白だし、オイスターソースで煮込むように炒める。美味い。もの凄い量ができた。写真は氷山の一角。

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他にもピクルス、天ぷらなど写真にはうつらない美しさがあるから。
うん、思いついた言葉全部書くの本当にやめた方がいいと思う。わけのわからないことを書いて読者の怒りを誘導しているわけではないので許して欲しい。しかし、のこのこ出てきた奈良県知事の発言は煽動だ。「まだあわてるような時間じゃない」

おあとがよろしいようで…

愉快な生活苦