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【必見!!】訪韓団 2021 記述文例

 今回のnoteでは圧倒的な閲覧数の「訪韓団記述文対策後編」の新版として大学生訪韓団2021春の応募自由記述文を実際に書いてみようと思います。まだ記述文が書けなくて悩んでいる方も、このnoteを読んで対策をしてみませんか? 

 今回の大学生訪韓団の応募自由記述文は下記のようになっています。

(1)応募自由記述文(エッセイ)
形式 エッセイ
字数 1,000字以上1,200字以内
テーマ
Ⅰ コロナ禍において、日韓両国の大学生が交流可能な方法について
Ⅱ 韓国の大学生との交流を通じて、議論してみたいテーマとそれに対するあなたの主張について

 今回のnoteでは、応募自由記述文を実際に過去の大学生訪韓団選考通過者が書いてみようと思います。このnoteを読んで大体の全体像を掴んでもらえればと思います。次回のnoteでは今回の文章を書くに当たって気をつけた点について記述していこうと思います。まずは全体のイメージを掴みましょう

選択したテーマ
テーマⅡ   韓国の大学生との交流を通じて、議論してみたいテーマとそれに対するあなたの主張について
 私が考えた議論のテーマは「日韓両国における脱プラスチックのための政策と環境教育について」です。近年、プラスチックの廃棄を防ぐために世界各国でストローやマドラーの販売禁止やレジ袋の有料化・課税の措置がとられています。SDGsに即した環境負荷の少ない政策の施行が求められている状況は日本も韓国も同様です。韓国ではいち早くレジ袋の有料化やプラスチックの輸入量を抑え国内でリサイクルする方針を示すなど、この世界的な潮流にいち早く対応してきたと言えます。一方で、日本では2020年にようやくレジ袋の有料化が導入されましたが、依然として脱プラスチックの動きが進んでいるとは言いにくい状況です。日本で暮らしている私たちは脱プラスチックの意識はあっても、実際の生活となるとその利便性のために消費してしまうのが現状ではないでしょうか。私はこの要因の一つとして、日本の教育課程において環境問題への興味関心の喚起や環境負荷軽減のための実践の場が十分に用意されていないことだと考えます。そこで、韓国の大学生とは大学生に至るまでの教育課程においてどのような環境教育を受けてきたかについてお互いに説明した上で、両国のプラスチック廃棄量削減のための政策に対する評価について議論したいと考えます。このテーマは私たちに身近な環境問題を取り扱っているため親近感を持ちやすいことに加えて、各自が教育課程で受けた環境教育は国・地域・学校によって差があるため議論しやすいと考えました。韓国では早くから環境問題に対応した政策をとってきたことから、日韓の大学生の環境問題への意識には違いがあると予想されるため、実際の議論で互いの国の現状を報告しあいたいです。
 個人的なこのテーマに対する意見としては、日本では環境教育が教育機関において適切に実施されているものの、環境問題が私たちの生活に与える影響を直感的に認識できず、行動に結びつかないことが問題であるため、政策としてレジ袋の有料化などを進めていく必要があると考えます。小学校から現在に至るまで“もったいない”概念の学習や、「電気をこまめに消す」といった生活習慣の奨励は行われてきたものの、その活動に取り組まないことで生じる生活におけるデメリットをあまり感じることができませんでした。いくら教育機関で環境問題への対応の重要性を学んだとしても、実生活に直接の関わりが無いと興味関心を持ちにくいです。そこでレジ袋の有料化といった政策をとることで、脱プラスチックに自分も関与しているという当事者意識を持つことができるようになりより環境問題に対処する意識が芽生えると思います。今後の展望としては日韓両国が脱プラスチックに向けた政策を施行していく必要があると思います。日韓は海を挟んで向き合っており、海洋に流出した廃棄プラスチックゴミなどは相手国に漂着したり、マイクロプラスチックとなって海洋を汚染し、海産物に悪影響を与えることが懸念されます。今後は日韓両国が協調して脱プラスチック政策を協議・検討していく必要があると考えます。

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