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白樺 八弥ちゃんのここがすごい

長い前置き

塩原温泉の新湯にある「湯荘 白樺」さんに宿泊した。
ここに来るのは2回目でいずれも「八弥ちゃんプラン」を利用することとなった。このプランはヘッダー画像のように温泉むすめ塩原八弥ちゃんの等身大パネルが部屋に来てくれるというもので、ファンにとっては嬉しいサービスだと思う。

さて、こういったキャラクターのコンセプトルームには2種類あると思っている。1つはタペストリーなどのキャラグッズが所狭しと並べられているタイプ、もう1つはそのキャラクターのパネル等が一点だけ部屋に置いてあるタイプ。
「八弥ちゃんプラン」は後者に該当する。

どちらにも良さがあり好みはその人次第だろうが、それぞれのタイプにおける重要なポイントは異なっているのではないだろうか。
グッズが沢山置いてある部屋に必要なのはテーマパークのような「非日常性」だと思うし、逆にパネルが一点だけ置いてある部屋に求められているのはそのキャラクターと一緒に宿泊しているかのような「現実感」だろう。

前置きが長くなったが、「現実感」という視点で見た時に白樺の八弥ちゃんパネルが如何に素晴らしいかを以下で熱く語っていきたい。

①ポーズ

キャラクターの等身大パネルというものは多くが立ち姿だ。基本的にパネルは広告目的で展示するものなので高さがあって目立つ方がいいし、その方がより「等身大」を実感できるだろう。見る側も立っているシチュエーションが多いので目線を合わせる意味でも当然のことだ。

しかし宿の部屋に来てくれるものとなると途端に話が変わってくる。ここの八弥ちゃんのように座っている方が自然なのである。
宿泊者側も部屋で座ったり寝転んだりしている時間の方が立っている時間より圧倒的に長いだろう。
キャラクターと目線の高さが合うというのは些細なことのように思えるが、満足感に大きな影響を与えているのではないだろうか。

②衣装

これは書かなくても何となく感じるかもしれないが、パジャマという衣装も現実感を高める要素となっている。
多くの場合キャラクターのデフォルト衣装は現実離れしていて、八弥ちゃんもその例に漏れない。しかし多くの施設・組合がコラボしていることで様々な衣装のバリエーションが生み出されている。

そして宿の部屋にぴったりな衣装といえばやはり寝間着だろう。もちろん浴衣でも良いが、あえてパジャマとすることで日常感を付与して浴衣の宿泊者とは異なった「旅館の看板娘」感を演出している…というのは「やや」深読みしすぎだろうか。

話の本筋からは逸れるが、パーカーのフードに白熊をあしらうことで宿のオリジナリティ(廊下に白熊の大きな剥製が置いてある)を出しているのも良いポイントだと思う。

③表情

最後にこれはおまけ程度だが、表情も自然である。
人の表情というものは常に喜怒哀楽が出ている訳ではなく、むしろそのどれでもない時の方が多い。キャラクターのパネルは笑顔のものが多いが、宿の部屋にあって何時間も眺めているようなものになってくると常にニコニコ顔よりもこれくらいのちょっと眠たげに見える表情が適しているのではないだろうか。パジャマ衣装との相性も非常に良い。

まとめ

以上の点で、白樺八弥ちゃんの「部屋に来てくれるパネル」としての素晴らしさを分析してみた。いずれも現実感を出すのに大きく寄与していて、一緒に泊まっているように思わせるデザインとして完璧なのではと思う。

この記事は八弥ちゃんプラン宿泊のウキウキ感による勢いとアルコールに任せて書いたところもあり、後から読み返したら「それって本当か?」となる箇所もあるかもしれないがご容赦頂きたい。
しかしながら特に①のポーズ(目線の高さ)については結構実感できるもので、今後も是非座っている、もしくは寝転んでいる(!?)等身大パネルが増えてくれると嬉しいなぁと思っている。



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