第2のぺこぱは誰だ!?かまいたちの“悲しい笑い”とは?

くりぃむナンチャラ『第2のぺこぱ漫才GP』

2020年5月15日(金)26:20~26:50 放送

ゲスト:ハマカーン/かまいたち/ダイアン

 番組が始まり、くりぃむしちゅー有田が「最近あれですか?熊本帰ったりしてるんですかタマキンさんは?」と相方の上田に問いかける。上田はすかさず「誰がタマキンだ」「スムーズに人をタマキン呼ばわりするな」とタマキンを否定し、ツッコむ。この“ツッコミ”が今回のテーマとなる。
 
 スタジオには、『無観客漫才選手権』として呼び出されたハマカーン、かまいたち、ダイアンの3組。しかし、今回の本当の企画は『目指せ第2のぺこぱ 否定しない漫才GP』だと有田の口から発表される。今、世間では昨年のM−1グランプリで人を傷付けない漫才を披露し、堂々の3位に輝いたぺこぱが人気を博している。そこで、ボケの部分はそのままに、ツッコまずに持ちネタを披露し、第2のぺこぱを決めようという企画である。有田が、MCである上田にも「今日は出来るだけ否定はやめていただきたい」とお願いすると、「出来るか!と言ってたら成長はない」と早速ぺこぱ風の動きをつけたツッコみを見せた。
 
 芸人達は特設ステージに立ち、即興で持ちネタをアレンジし披露する。審査員には長年ぺこぱのファンである女性二人がつく。最初に否定しない漫才を披露するのは、ハマカーン。神田が女子っぽいトークを展開、それに対し浜谷がキレまくるツッコみを入れる、『THE MANZAI 2012』を制した鉄板ネタで挑む。浜谷の「ゲスの極み!」というお馴染みのフレーズはどうなるのか?
 
 ネタが始まると、浜谷はキレるツッコみのフレーズはそのままで、その後に「しかし興味を持とう」「ただ、こんな女子がいてもいいじゃねえか」と付け足していく。問題のあのフレーズは、「まさにゲスの極み!は私の方かもしれない」とすることで何とか乗り切った。

 ネタ終了後、感想を聞かれた二人は「途中から私は何を言っているんだろうと」「肯定されるとやりづらい」と答えた。
 
 続いて漫才をするのは、かまいたち。昨年のM−1グランプリで披露した、どちらが言い間違えたのかを言い争うネタで挑む。

 ボケの山内が名称を言い間違る。それを擦りつけられた濱家は、普段であればツッコむ所を「俺が間違えたんか?俺が間違えたんやな」と見事に肯定。しかし、このままではネタが終わってしまうため、山内は頭を抱える。普段のネタに戻そうとする山内に対し、「お前は何も間違ってない」と肯定し続ける濱家。まるで普段のかまいたちのボケとツッコミが入れ替わったような漫才に見える。「もし俺が謝ってこられてきてたとしたら、絶対に認められてたと思うか?」という意味のわからない問いにも濱家は「思う」と即答。困惑し続ける山内が、最後は「もうええわ」と言ってネタ終了。
 
 即興でアレンジしたとは思えない見事な完成度だった。MCの有田も「これですよ俺が見たかったものは」「これが完成形だよ」と納得していた。山内は「こっち(ボケ)が苦しくなるとは思ってなかった」と感想を述べた。審査員は「(普段より)こっちの方が面白かった」「ネタが進んでいかないから悲しくなった。悲しい笑い」と好評した。
 
 最後に残ったダイアン津田には、くりぃむしちゅーからいつものテンションでツッコむように注文される。ネタは、職務質問のコント漫才で挑む。
 
 スムーズに漫才からコントに入ると、警察官役のユースケが「小学生?」と津田に問いかける。津田は「そうです!」とくりぃむしちゅーの注文通りいつものハイテンションで肯定する。そこからもユースケの無茶な問いかけを全て肯定していく。終いには「犯人やね?」と問われ、「はい!そうです!ごめんなさい!」と自白した形になり、普段の漫才からかけ離れてしまう。最初に津田が小学生であると言ってしまったばかりに、警察官に免許証を見せるくだりで「43歳の小学生です!!」と、はちゃめちゃなセリフが飛び出した。
 
 ネタ終了後、やり切った顔のダイアン。「メチャメチャ手応えありました」「難しいけど楽しかった」と新たな可能性を見つけた2人だったが、上田からは「ぺこぱってこういうのだったっけ?」ツッコまれてしまった。
 
 審査員から結果が発表される。優勝に輝いたのは見事な漫才を見せたかまいたちだ。審査員によると、優勝の理由は「(M−1で)2位だったのに3位の(ぺこぱの)企画をしてるのが悲しくて」という悲しみの笑いを見せた点だった。

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