退屈怪人ボーリンの紹介
退屈怪人ボーリン
ごきげんよう、諸君。
私はディボーチ帝国幹部、ディスペラドだ。
今回は私の部下にして、恐るべき能力を秘めた「退屈怪人ボーリン」について紹介したい。
●身長: 220cm
●体重: 55㎏
【特徴】
外見: 不思議な容姿を持つ。顔がマネキンのようであり、下半身がテルテル坊主のような姿をしている。
【能力】
生物の意欲を低下させる閃光を放ち、あらゆるやる気を消失させる。
その閃光の効果範囲はかなりの広範囲に及ぶが、範囲を広げれば広げるほど能力の効きやすさは減少する。
つまり、範囲が狭ければ狭いほど、強力な意欲低下閃光を放つことが可能。
戦闘能力: 直接的な攻撃力は低いが、その能力を使って相手のやる気を奪い、行動を封じることが得意。めんどくさがりな性格で、基本的には戦闘そのものを避けることを好む。
【必殺技】
「ボーリンフラッシュ」: 意欲低下効果のある閃光を放ち、広範囲の生物を退屈させる。範囲を狭めることで、より強力な閃光を発生させることが可能。
【特記事項】
上司ディスペラドへの尊敬: 上司であるディスペラドを尊敬しており、彼の命令には従順に従う。
ラブレンジャーに敗北したボーリンについて
ボーリンの実力は申し分なかった。
ラブイエローを始めとしたラブレンジャーたちに構うことなく、人間どもに閃光を放ち続けていれば、人間社会を崩壊に追い込むことができたのだが……これはラブレンジャーを甘く見た私のミスに他ならない。
ボーリン自体の直接戦闘能力は高くない。
それこそラブレンジャー5人のうちの、たった1人に圧倒されてしまうほどだ。
だからこそ私が、もっと堅実な作戦を立てるべきだったのだ。
ボーリンは、いつも退屈そうにしていた。
つまらない、と。
だが私といるときは、幾分か退屈が紛れる。
そうも言ってくれていた。
「くだらないのは、ボクの方だったみたいです」
ボーリンが私に残した最後の言葉だ。
ボーリンよ、お前はくだらなくなどない。
このつまらない世界を変えるのは、我々ディボーチ帝国だ。
必ず成し遂げてみせる。
その時は「つまらない」ではなく、お前に別の言葉を言わせる世界にしてやろう。
仇は必ず取ってやる。
ゆっくり眠れ、ボーリンよ。
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