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2019_02_光

Hirono Ichii
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オリジナル

同年代が集う場面で「どんな曲が好き?」という話になると、誰かがボカロの話題を出していた、そんな世代です。初音ミクを扱って曲を作る人が世の中には沢山いるんだ、すごい、とその時は他人事のように思っていました。

この曲では初めて初音ミクの力を借りることにしました。ボーカロイドに歌って貰う日が来るとは思わず自分でも驚いています。調声は想像通りに難しく、上手く扱える気がしません。少しずつ勉強します。

この季節らしく別れの歌です。ハープが比較的活躍しています。明るい別れであってほしい。

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「光」
詞・曲/市井ヒロノ
歌/初音ミク


忘れ易いから僕ら
また冬を越えて急ぐ

点字ブロックは花の色
春まで続けと願っても途切れて

階段を駆け下りても
隣に揃う足音は無くて
対岸にあなたは立っていた
その眼の先に春をみつめて


忘れ易いから僕ら
つくりかえられてく風景にも慣れて、

それでも
そんなふうにはあなたを忘れたくなくて

対岸のあなたが故郷をみつめた
その眼の先に僕は、―

明るい光に照らされるたび
冴え返る影が鮮やかで
さよならできることを慰めに
対岸のあなたに手を振った

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