見出し画像

自分のトランジットチャートを読むためのレシピ



※現在途中までの記述となります。
続きを追記した際に値上げいたします。
購入後の追加料金は発生致しません。
(先に購入して頂くとお得です)




占星術のアスペクトとは


 アスペクトとは、天体あるいは天体以外の感受点と呼ばれるポイントが作り出す角度のことを指します。それぞれの角度には固有の意味があり、この角度次第でそのアスペクトを形成する天体や感受点同士にどのような影響があるのかを読み解くことができるのです。
 まず少しおさらいになりますが、占星術を読むにあたり主要なポイントは「天体、ハウス、アスペクト、サイン」の四つでしたね。天体は表現の実体。ハウスはそれが表現される場所。サインは天体の性格的なイメージ。そして今回お伝えするアスペクトは行動の状態になります。リアクション(反応)の仕方とも捉えることができます。

 天体が示す実体が、どこで(ハウス)、どのように(サイン)、何をしているか(アスペクト)、という一連のストーリーを読み解くことができるツールが占星術となるわけです。

 アスペクトには吉凶があるという認識をされている方も多くいらっしゃいますが、私の捉え方としてはあくまでも行動の状態とはフラットであり、それを良いか悪いかの判断を下すのはホロスコープの持ち主だと認識しています。ですから、例えばホロスコープを読む人が行動について良し悪しの判断をするなら、そこで示された結果は「この時期にこのような悪い(良い)ことが起きるでしょう」という表現になるのかもしれません。

アスペクトの種類

占星術においてアスペクトの種類は、大まかに「メジャーアスペクト」と「マイナーアスペクト」というものがあります。
メジャーアスペクトは、0度(コンジャンクション)、 180度(オポジション)、90度(スクエア)、120度(トライン)、60度(セクスタイル)、などの5種類があります。マイナーアスペクトは、72度(キンタイル)、150度(インコンジャクト)、144度(バイキンタイル)、などがあります。マイナーなアスペクトは他にもありますが、ここでは割愛させていただきます。

●0度(コンジャンクション)

0度は二つの天体(あるいは感受点)が同じ位置に重なることで出来るアスペクトです。そのため、2点両方のエネルギーがぶつかり合うため、そこから強力なパワーが発生します。0度はアスペクトの中でも最も強力な作用を持つと言われています。
 大抵の場合、0度は強い衝動を表すと同時に、無自覚で衝動的な面も表します。

●90度(スクエア)


牡羊座から蟹座、蟹座から天秤座、というように、エレメント(火、水、風、地)は異なるけど活動区分(活動、柔軟、固定)は同じとなるのがこの90度(スクエア)になります。

 例えば何かを実現しようとする時、ある元素の中で働く力が、他の元素に受け渡されることで成り立ちます。アイディアを形にしようとする時、思考の風から形の地に受け渡されるという感じです。
他の元素に力が移った時、それまでの元素にあった力は損なわれます。この「損なわれる、失う」という側面だけを見ればネガティブな現象として認識されますが、形を変えて新たな展開が生まれるという両面を見ることができると、90度をネガティブなアスペクトとして怪訝せず、フラットな意識で捉えることができるでしょう。

▪︎活動宮同士のスクエア〈活動の表現方法が違う〉
牡羊座と蟹座(火と水)、蟹座と天秤座(水と風)、天秤座と山羊座(風と地)、山羊座と牡羊座(地と火)
カルマ的な要素としては、新しいカルマが形成されて現世で完全な形になる可能性があることを表します。

▪︎不動宮同士のスクエア〈定着のさせ方が違う〉
牡牛座と獅子座(地と火)、獅子座と蠍座(火と水)、蠍座と水瓶座(水と風)、水瓶座と牡牛座(風と地)
カルマ的な要素では、多くの前世を通して根付いてきた古いカルマを表します。

▪︎柔軟宮同士のスクエア〈変化のさせ方が違う〉
双子座と乙女座(風と地)、乙女座と射手座(地と火)、射手座と魚座(火と水)、魚座と双子座(水と風)
カルマ的な要素では、一つ前の前世に生じたカルマが現世で根付くか、浄化されることを表します。

●180度(オポジション)


二つの天体あるいは感受点が対向する関係にある角度。二つは真正面から向き合う形になり、それぞれは対向する相手をターゲットにするため、緊張感をもたらします。
このアスペクトをポジティブに使うとするなら、対外的な自己実現力を発揮させたい時に有効です。

●60度(セクスタイル)


相手に合わせて自分の姿勢を変えるという意味合いで、順応性のあるアスペクトなどと呼ばれます。
要求に合わせて工夫し、生産的な結果を生み出します。関わる元素の影響を強く受けるため、順応性が高く自己主張を弱めてしまう傾向はありますが、有効に扱えるアスペクトの一つです。

●120度(トライン)


同じエレメント同士で形成されるため、衝突は置きませんが、マンネリ化のようになりやすいアスペクトです。ネイタルチャートにある場合は、トラインの性質は無意識に働きやすい性質となります。

●150度(インコンジャクト)

マイナーアスペクトで扱われることが多いようですが、個人的にはメジャーアスペクトと同等に拾いたいアスペクトの一つです。2区分、3区分、4区分全てが異なり、180度のサインの両隣のサインで形成されるアスペクトです。全ての資質が異なるため、意識的に調整しなければなりません。自分の努力で訓練するか、他者の手によって教育されるかで摩擦しながら磨かれていきます。

ここから先は

11,959字 / 3画像

¥ 1,500

私の拙い文章にあなたの大事な時間とお金を使っていただき本当にありがとうございます。頂いたサポートは作品の制作費としてありがたく使わせていただきます。もっともっと素敵な作品をあなたにお届けできますように☆