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パーティーの成功はこの1時間で決まる!司会者の現場前ルーティン大公開

こんにちは!
結婚式司会者の澤 智子です。

現場前ルーティン7ステップ

今回は、知っているようで知らない、結婚式司会者の現場前のルーティンをお教えします。

司会者は、パーティーの約1時間前に披露宴会場に入る事が多いのですが、そこからの1時間がもの凄い重要です。
このルーティンをこなせば、パーティーの成功にグッと近づきます!
最後に、例え司会者としてデビュー戦でも、プロっぽく見えるマイクチェックの仕方を伝授しますので是非ご覧下さい!

ステップ①一瞬で空気を変える挨拶

これは、社会人としての基本ですが、司会者としても、この挨拶が本当に重要です。
会場に入って、大きく明るい声で、その場の空気をパッと華やかにする挨拶をしましょう。
ワントーン高い声で語尾を上げて…
『おはようございまーす!宜しくお願いしまーす!』といった感じです。
POINTは、全員に向けて行う事。
結婚式は、スタッフ全員で作り上げるものです…チームのスタッフ全員に向けて挨拶をしましょう。

ステップ②会場チェック&超重要!祝電の取り扱い

会場のお化粧室や喫煙場所、時に授乳室など、司会者はお客様に良く聞かれます。
分かりづらい場合はアナウンスを入れた方が良いので、しっかり場所を把握しましょう。
初めての会場なら、実際にその場に行って目視する事をお勧めします。
その方が分かりやすく場所を説明できます。
そして、最も重要なのは祝電チェックです。

祝電&グッズ


祝電はお祝いの電報ですが、当日届いて司会台に置いてあることが多いです新郎新婦様にとって大切なお客様からのお祝いなので丁寧に扱いましょう。お花やぬいぐるみ、バルーンと一緒に届く事もあります。
開封してメッセージカードの部分だけ取り出しまとめておきます。
どのメッセージがどのアイテムと一緒の物かも忘れない様にメモをしておきましょう。
ここで、一旦文章やお名前を読んでみて、読み仮名が分からないお名前などチェックしておきます。
新郎新婦の控室に行って祝電確認する時間があるので、その際にお読みする順番やお名前の確認をしましょう。
POINTは、予め祝電のメッセージカードに付箋を貼っておくと、一緒に来たアイテムを書き込んだり、順番やお名前なども書けてとても便利です。
例えシャーペンや消えるペンでも、祝電に直接書き込むのはやめましょう。


ステップ③プロの腕の見せ所…マイクチェック

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マイクは司会台に置いてある事が多いです。
マイクの種類は、コードがついている有線マイクと、コードがないワイヤレスマイクです。
電源のオンオフの仕方をチェックし、電池の残量が分かるタイプならその辺りもチェックします。
実際に話してみてマイクの音量が適切か、しっかりと声が届くか、確認しましょう。
その際に音響担当の方に一言、今からマイクチェックします…
とお声がけしておくと、しゃべりながら音量を適切になるよう調整してくれます。
POINTは、司会台で話す時は大丈夫でも、会場内を歩きながらマイクチェックするとキーンとハウリングする場所が分かったり、コードが足りなくてあまり歩けない事が分かったりしますので、歩いてチェックもしましょう。

ステップ④アイテムチェック

これが一番時間が掛かります。当日のアイテムを見て行きます…
受付スペースにある物、席次表、席札、手作りアイテムや装飾グッズです。

ウェルカムドール


お打ち合わせで伺っていた内容を照らし合わせて、間違いがないか、見て行きます。
お打ち合わせでは、熊のぬいぐるみを飾ると聞いていても、直前に変更されていて、犬のぬいぐるみになっていたら大変です。
そして、席次表を見ながらお席の確認をします。
どなたを確認するかというと、乾杯後に司会者がご挨拶に伺う両家親御様のお席、主賓祝辞や乾杯のご発声の方や余興の方など、段取りを司会者が確認する方のお席。
こちらのお席を把握しておくと、その方がいらっしゃったら直ぐに確認が出来ます。

さぁ、ここでようやく半分です!30分でこなせますか?
当日は時間に追われますので、発声練習や進行練習は必ず家で済ませておきましょう!

ステップ⑤動く事で現場が見える!導線チェック

これは、司会者の導線と新郎新婦の導線を想像しておきます。
入場はこの辺りを通るな…という事は、司会者はこの時、ここにいない方がビデオカメラマンが綺麗にお2人を撮影できるな…など。
また、ケーキ入刀時は司会者はここに立つとゲストの邪魔にならず、インタビューなどもスムーズだな…と進行の流れに沿って動きを想像して、その場でアタフタしないようにします。


ステップ⑥コメント練習

ここまで来て、時間に余裕があったらコメントの練習をしましょう。
私は必ずプロフィール紹介は読んでいました。
自宅で読んで練習し、2回目を移動中の電車で練習し、そして会場で3回目の練習をする…その3セットでやっていました。
POINTは、何度もチェックすると、必ずつまづくところが分かるので、その部分はペンで分かりやすく印をつけてゆっくり読むようにしていました。

ステップ⑦読み合わせ&リハーサル


さぁ、ラストのルーティンです!
会場スタッフと進行のすり合わせをします。

読み合わせ


この主導者は司会なので、分かりやすくテンポよく内容を共有しましょう。
その後、音響担当の方に、BGMを聞かせて頂き、入場やケーキ入刀など、司会者とのタイミングを合わせる部分の秒数をすり合わせます。
POINTは、秒数の分かる時計を持って来る事。
BGMの秒数とコメントがバッチリ合わせるのが司会の腕の見せ所です。


さぁ、このルーティンを約1時間で行います。
しっかり段取りを組んで、行って下さいね。

誰でもプロっぽく見えるマイクチェック方法

最後に、司会者としてデビュー戦でも、プロっぽく見えるマイクチェックを伝授します。

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あなたは、『あーあー』なんてマイクチェックしていませんか?
これだと、素人感丸出して、プロっぽく見えないですよね…スタッフも心配になってしまいます。
私の場合は…『テステステス…マイクのテスト中です!本日はお2人のご結婚披露宴にお越し下さいまして誠に有難うございます!スタッフの皆様、本日一日宜しくお願い致します!』と本番さながらに挨拶も兼ねて行っています。
これで、スタッフも安心して、一体感が増しますよね。
注意点は、ここで噛むと周りが不安MAXの空気になるので、お気を付け下さい(笑)

一番のPOINTは時間


さぁ、いかがでしたでしょうか?
今回は、司会者の現場前ルーティンを公開しました。
POINTは、時間ギリギリに会場に入るのではなく、なるべく早めに行って、ルーティンを落ち着いて正確に丁寧に行う事!
この1時間のルーティンで、スタッフにもあなたが司会者で良かった…そんな風に思って頂けたら最高ですね。

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それでは、次回もお楽しみに!


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