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Web業界の常識 常識を疑う

“昔の常識は今の非常識である”

Web業界の常識は時代とともに進化しています。
技術の進歩の速度がとても速く、常にアンテナを張っていないと取り残されてしまうのではないかと思ってしまうくらい進化のスピードや情報は早いです。数年前の常識が今では全く通用しない世界であることを実感しています。


2011年頃の常識 レンタルサーバー

ホームページ制作会社は、自社サーバーを立ててホームページを管理するべきだ。

こういう常識が当時ありました。

レンタルサーバーを使用している制作会社は技術力、信頼性が足りないと思われることもありました。

レンタルサーバーは、安く利用できる反面、1つのサーバーに多くのユーザーを詰め込んでいるので、1人でも迷惑行為を行うとサーバーがダウンしてホームページが表示されないことや表示が重たくなることがあります。

なので、自社専用でサーバーを立てた方が他者の影響を受けずに安定的にホームページを管理運営していけるという考え方です。

確かに、安定的に運営はできるかもしれませんが、自社サーバーのデメリットは、管理コストが大きいことです。何かサーバーにトラブルがあった場合に専門の知識のある技術者が対応に追われることがあり、セキュリティも常に気を使わないといけないです。経年劣化により、サーバーの買い替えと、コストが半端ないのです。データのバックアップ用にもう一台サーバー(ハードディスク)を用意してミラーリングしたり、メンテナンスのコストが凄く高い上に、専門の担当者が辞めた場合に代わりサーバーを管理できる人材の確保も行わなければいけません。

こういったデメリットがあるので、レンタルサーバーはすべてのメンテナンス作業とコストを外注化できるための最適な解決策になります。

「24時間365日稼働しなければならない業務を外注化した方がコスパは良くないか?」当時からそう思っていました。

2021年の今となっては、自社でサーバーを運用するよりも、レンタルサーバー会社を利用した方が、コントロールパネルを使いやすかったり、ワードプレスを簡体にインストールすることができたりと、操作性がとても簡単で優秀です。


2011~2012年頃の常識 Youtube

当時、Youtubeは無料で使えて今ほど普及もしていなかったので、動画のコンテンツの量も種類も少なく、普及もそんなにしていなかったので、少し怪しい動画配信プラットフォームという扱いでした。

企業がYoutubeに動画を上げるとブランドイメージが下がる。とも言われていました。

当時の常識だと、動画を企業のホームページに掲載するには、自社サーバーに動画データをアップロードしてHTMLコード側で表示する方法でした。

なので、Youtubeに動画をアップロードしてそれを埋め込みコードをホームページに掲載する方法が「無料のものを使用しいてるためブランドイメージが下がるのではないか」と言われたことがあります。

そんな常識、今となっては馬鹿らしいです。

「動画をアップロードして埋め込みコードを貼り付けるだけで動画をホームページに掲載できるなんて、こんな便利なものをどうして使わないのだ」

Youtubeは2021年の現在、スマホを持っている人ほぼ全ての人が利用しているアプリです。大手企業もアーティストもYoutubeを利用しています。

むしろ、Youtubeを利用しないと、インターネット上にも現実に存在が認識されないことになります。2011年頃の常識のまま縛られていると、今のインターネット上に存在しないことになります。

便利なものは普及していくのです。

なので、今常識だと感じてることも、数年先には非常識になっていることがあるので、常に常識を疑うことが求められている業界だと思います。

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