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安田倉庫が星港/インドに進出;現地フォワーダーから営業権譲受で

安田倉庫はこのほど、シンガポールおよびインドに新会社を設立し、両国へ新たに進出すると発表した。

新会社の設立と併行で、シンガポールを本拠とする物流企業Worldgate Express Linesから同社のシンガポール/インド事業を譲受・取得する契約を締結しているもの。

安田倉庫は現在の中期経営計画のもと、国際輸送網の拡大に注力してきた。今回、「アジア地域への輸配送ネットワーク拡充・強化に向けて、アジアの主要な貿易港があるシンガポールと、世界最大規模の人口を誇り経済発展が見込まれるインドにそれぞれ新会社を設立することを決定した」という。

また、「シンガポール、インドに設立予定の新会社がすべての営業権を譲り受ける2社(シンガポール:Worldgate Express Lines Pte. Ltd./インド:Worldgate Express Lines International Pvt. Ltd.)はそれぞれ、シンガポールで30年以上、インドで20年以上にわたりフォワーディング業を営んできており、幅広い物流サービスによる安定的な業績をもつ」とした上で、「日本・中国・ベトナム・インドネシアの拠点を中心に展開する安田倉庫グループのフォワーディング事業に、今回営業権を譲受されたシンガポール、インドを中心とする物流ネットワークが加わることで、海外・国際物流のサービスメニューの更なる拡充が見込まれる」と説明している。

シンガポールの新会社(Yasuda Logistics Singapore Pte. Ltd.)は23年6月に、またインドの新会社(Yasuda Logistics India Pvt. Ltd.)は同8月に、それぞれ設立の予定。

シンガポール(Yasuda Logistics Singapore)ではフォワーディング事業を、インド(Yasuda Logistics India)ではフォワーディング/混載輸送/倉庫の各事業を、それぞれ行う計画だ。

2023年6月16日掲載


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