好きな夜のワールド集_1

わたしは夜のワールドで、しっとりと月を見上げたりするのが好き。

時たま、一人だけのインスタンスで。
自分の姿を見返すように。ただただ景色に溶け込んで一体化する。

自分が愛着を貪るばかりの醜いものになってないか。それを見返すために。
生まれ直してあらゆる刺激を、明日も新鮮に受け取ることができるように。
ただただ、夜の懐深い冷たさを感じたり、海を眺めたり、月に想いを浮かべたりしている。

…とはいえ、好きな景色が多すぎて、自分のfavoriteリストではしばしばたらなくなる…
なので、ちょっとずーつ。こういう所にしたためていければいいな。ってそんな雑多なお話。

Forestella

文字から連想しやすい、森の図書館。
うっすらと月明りの差す、落ち着いた雰囲気の場所。

ほどほどに広い室内で、写真を撮るにも
鏡の前でしっとりと話してみるのも好き。

Tranquil Trove

天球状の枠に囲まれたホーム(?)ワールド。
枠は特殊なモニターで囲まれているようで、どこをどう覗くかで枠の外の景色の見え方が違う。
自分が観測しない限りは、わかりやすい綺麗な夜の景色が映る。

単なる『それっぽいサイバーな世界』として見るのもいいし
量子力学の分野でよく口にされる光の二重スリット実験を想って…
景色はただ、赤色は赤色として。黒色は黒色としてそこにあるだけで、その重なりからどう意味を出すかは、個人の頭の中・意思がどう世界をとらえようとしているか にすぎないのだな… と、とりとめもないもの思いをしたりするのが好き。

Noctune

お家の中の質感もさながら、窓からのぞく夜景の深さと
夜の青のちょうどよさが好き。
ひとりでいるにも、お部屋を開くにも。
奥の方にはベッドルームもあるよ。

Dreamy Midnight

白いチューリップの花言葉は、『失恋』のほかに、『新しい恋』という意味もあるとか。
死神のタロットカードにも通じる一輪の花を想いながら、明日を忘れて今日の月を見上げるのが好き。平原を撫でる風を尻目に。

…わたしの気持ちは、この世界のどこまで届いているんだろう?
わたしはいつまで、綺麗なものを綺麗だと感じるままでいられるんだろう?

答えが無くても、わたしは鏡の前でそんな問いを繰り返す。
純粋に咲き続ける、その白いチューリップに近づけるように。

Garden of Nemophila

一面に咲く青いネモフィラと、堂々と屹立する大きな木。
夜空に爛々とする月。さーっと吹き抜ける風の音。
「物語の中の世界」とはまさにこのことを言うんだろうっていう、そんな雰囲気が好き。

「可憐」「貴方を許す」「どこでも成功」なんて花言葉のネモフィラ。
このワールドに案内されつつ、「ここの世界は貴方の心模様のようだね」って、そんな心に響く言葉をかけられた暖かさを、ここに来るたびに思い出す。

…なんでも、モデルと思われる現実世界のネモフィラ園があるみたい。
行きたい…


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