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韓国政府発表「【報道参考資料]】福島汚染水(ママ)放流関連日々ブリーフィング(52日目)」の仮訳

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作成者:プレスリリース管理者 登録日:2023年08月28日 再生回数:323

汚染水放流対応全般
- ブリーファー:国務調整室 パク·グヨン国務1次長 -


<1.ご挨拶>

□ こんにちは。 国務調整室国務1次長のパク·グヨンです。

□ 本日の私のブリーフィングでは、東電側が放流以降提供中のデータについて簡単に説明し、

○ SNSで拡散している虚偽情報に対して事実関係を確認する順番で進めたいと思います。

<2.放流以降のデータ説明>

□ まず、東電側のデータについての説明です。

□ 先週金曜日のブリーフィングで申し上げたように、東京電力はホームページに放流状況を把握できる主な情報を掲示しており、

○ 大きく分けて試料採取と分析が必要な4つのデータと連続的·自動的に測定される5つのデータに区分されます。

① 試料測定·分析必要データ

□ まず、試料採取·分析が必要なデータには、①K4タンクで測定した69核種濃度、②海水配管ヘッダー·③上流水槽·④近隣海域の三重水素濃度があります。

① まず、K4タンクの69個の核種濃度は、今後20日前後で放流される最大1万トン分の汚染水を分析した結果です。

* 最初の放流分は7800トン、17日間放出予定

○ 三重水素など測定·評価対象核種30種、そして東電側が追加で公開することを約束した39種の核種に対する分析値が公開されています。

○ このデータで重点的に調べるべき数値は、核種別排出基準比実際の測定値の割合をすべて合わせた「告示濃度比率総合」という数値であり、

- この値が「1」を超えると、該当汚染水は再びALPS浄化を経なければなりません。

- 現在放流中の汚染水の核種関連情報は6月22日に公開され、「高視濃度比率総合」は0.28で、基準を満たしています。

② 次に、海水配管ヘッダーの三重水素濃度です。

○ 海水配管ヘッダーは、K4タンクから流れ出た汚染水が海水と結合する場所です。

○ ここでは希釈後の汚染水の三重水素濃度を把握することができ、点検の主眼は排出目標値であるリットル当たり1500ベクレル未満かです。

○ 毎日1回試料を採取して分析し、放流が始まった後、リットル当たり最小142Bq、最大200Bqを記録し基準値を下回ることが確認されました。

③ 次は上流水槽の三重水素濃度です。

○ 上流水槽は海水と希釈された汚染水が放流前に集まる場所で、日本側から「水坑」という用語で表現されている地点と同じです。

○ ここでは、実際の濃度が計算値と同じ水準であることを確認するため、放流直前に1回試料を採取して分析し、放流前に測定された三重水素濃度*はリットル当たり43Bqから最大63Bqへ、排出目標値であるリットル当たり1500Bqを満たしていることが確認されました。

* 汚染水と海水を約1:1200の割合で希釈

④ また、東電は放出後の汚染水の影響を確認するため、近隣海域の三重水素濃度を測定しています。

○ 具体的には、放出地点から0~3kmに10個の頂点は毎日、3~10kmに4個の頂点は週1回~月1回の周期で試料を採取中であり、

- 3キロ以内から1リットル700Bq、10キロ以内で1リットル当たり30Bqを目安にしています。

- 現在まで3km以内で頂点での測定結果は検出下限値(<4.6Bq)未満で、基準値を大きく下回っています。

② リアルタイムモニタリングデータ

□ 次に、リアルタイムで更新されるデータは△①取水口と上流水槽·②移送ポンプに設置された放射線監視器測定値、△海水配管ヘッダーに移送される③希釈用海水と④汚染水の流量、そして△⑤上流水槽に集まる汚染水の三重水素濃度計算値です。

□ まず、放射線監視器の測定値です。

○ 放射線監視器は、試料採取·分析作業なしに、リアルタイムで放射線強度を測定することはできるが、

- 通常の試料分析が毎秒核種が崩壊する回数、すなわちベクレル(Bq)値を測定するのとは異なり、

- 1秒当たり放射線監視器に入るガンマ放射線個数を記録する差があり、

- その測定値もベクレル(Bq)ではなく、「CPS*」という単位を使って表記します。

* * CPS: Count Per Second

○ 東京電力は①海水取水口と上流水槽、そして②K4タンクから海水配管ヘッダーに出る汚染水の移送ポンプ出口にそれぞれ放射線監視器を設置し、

○ 放流以降、取水口と上流水槽ではそれぞれ7.5~8.5、4.8~5.3cpsが測定され、移送ポンプでは4.7~5.8cpsが記録され、放流が平時水準で安定していることを確認しました。

□ 次に、希釈用海水と汚染水の流量情報です。

○ 東京電力は、時間当たり13,750立方メートル(m3)以上の海水に22立方メートル(m3)未満の汚染水を希釈して放出する計画であり、

○ 放流開始後、海水流量は引き続き時間当り15,000立方メートル(m3)前後を維持し、汚染水流量は時間当り最大19.13立方メートル(m3)と確認され、海水希釈が計画通り行われていることを確認しました。

□ 最後に、⑤上流水槽の三重水素計算値です。

○ このデータは海水で希釈した汚染水の流量と事前に測定された三重水素の濃度に基づいて計算された値であり、

○ 昨日までに放流された汚染水総量は1,534m3、三重水素排出総量は約2,460億Bqと確認されました。

□ 今まで説明したデータは更新され次第、ブリーフィングで引き続き説明させていただきます。

<3.SNS偽ニュース事実確認>

□ 8月24日に汚染水の放流が開始された直後、福島原発近隣海域の色が変わる写真がインターネット上で広がっていることを確認しました。

□ しかし、東電側に関連内容を問い合わせた結果、

○ その写真は13時5分頃に撮影されましたが、実際に汚染水が海に流れ出た時点は13時13分で、

- 放流によって写真の現象が発生したという主張は、時間的に前後が合わない主張です。

○ また、写真で海が黒く見える部分は岩礁台の位置と一致し、光の多さや少なさによっても色が変化することがあるそうです。

- 海面が黄色く見えるのは潮の流れが強いからで、これは福島沖でよく見られる現象だという説明も付け加えました。

○ 言い換えれば、当該写真での現象は極めて自然な現象であり、汚染水の放流と連携する事案ではありません。

□ 今後とも国民の皆様に安心していただけるよう、韓国政府は外交チャンネルなどを活用し、疑わしい部分などを適時に確認し、国民に説明します。

韓国海域の水産物安全管理の現状
- ブリーファー:海洋水産部パク·ソンフン次官 -


<1.ご挨拶>

□ 海洋水産部次官です。

<2.我が海域·水産物安全管理現況>

□ 8月28日現在、我が水産物に対する安全管理状況を申し上げます。

○ 先週金曜日までに追加された生産段階水産物放射能検査結果は計42件(今年累積、6395件)でした。 全部適合です。

* (検査件数上位5品目)タチウオ5件、サバ4件、
タラ3件、カタクチイワシ2件、ブリ2件など

○ 金曜日までに追加された流通段階水産物放射能検査は計32件(今年累積、3,848件)です。 全部適合です。

□ 「国民申請放射能検査掲示板」運営結果です。

○ 試料が確保された光州市所在の偽板場サバ1件、全羅南道霊光郡所在の養殖場白足エビ1件を調査した結果、いずれも適合でした。
○ そして8月の第3週目の新規申請10件が追加選定され、品種はタイラギ、コノシロ、アンコウ、タコなどでした。

○ これを含め国民申請放射能検査掲示板の運営を始めた4月24日以後、計172件を選定し、159件*を完了し、全て適合でした。

* 13件は試料確保後、検査が行われ次第結果公開予定

□ 輸入水産物放射能検査の現状です。

○ 8月24日に実施した日本産輸入水産物放射能検査は14件(今年累積、3,423件)で、放射能が検出された水産物はありませんでした。

□ 海洋放射能緊急調査の現状については、個別の説明を通じてより詳しくお話しします。

<3.個別説明事項>

□ 今日は海洋放射能監視体系に関するメディア報道と関連して事実関係を正す必要があり、政府の管理体系と調査結果を説明した後、輸入水産物原産地表示特別点検についてもお話します。

① 原発汚染水放流後初の海洋放射能調査実施結果

□ 政府は汚染水の放流が開始された8月24日当日と翌日の25日、我が海域の遠い海に近い海に対する海洋放射能調査を実施しました。
□ 海洋水産部は放流以後、韓国の海3海域(南東·南西·済州)15地点で放射能調査を実施し、このうち結果が導き出された5地点すべてセシウム*と三重水素**がWHO飲料水基準対比はるかに低い水準であることが明らかになり放流以後も韓国の海は「安全」であることが確認されました。

* (セシウム-134)<0.067~<0.094Bq/L、(セシウム-137)<0.077~<0.098Bq/L

** (三重水素) <6.6~<7.1Bq/L

□ 以前のブリーフィングでも申し上げたように、政府は国民の皆様に我が海の放射能安全性に対する迅速かつ正確な情報提供のために7月24日から放射能緊急調査を実施しています。

○ 海洋水産部と原子力安全委員会はそれぞれ近くの海75地点と沖33地点に対する調査を担当しています。

○ 緊急調査を始めて以来、近い海から遠い海まで計187個の試料を採取し、本日午前基準でセシウム142件、三重水素147件の試料分析を完了しました。 分析結果はすべて「安全」な水準であることが確認されました。

□ 政府は今後も日本の原発汚染水処理が計画通りに行われるかどうかを徹底的に監視し、韓国の海を安全に守っていきます。
② 輸入水産物原産地表示2次特別点検

□ 次に輸入水産物原産地表示
2次特別点検計画について説明します。

○ 政府は今日から100日間、
高強度の第2次官民合同輸入水産物原産地表示特別点検を開始します。

○ 水産物原産地表示は年中モニタリング中ですが、
日本産等輸入水産物流通秩序に対する
国民の懸念が高まるだけに、前例のない水準で原産地特別点検を進めます。

○ 今回の点検では今年の輸入品目の中で消費量が多いホタテ、マダイ、タニシガニ(ホヤ)を重点品目に指定し、このような重点品目などを含め輸入履歴がある約2万ヶ所の業者を集中的に確認します。  

○ 5~6月にかけて実施した1次特別点検より
点検期間は60日から100日に延長し、
業者あたりの点検回数も3倍強化し、
一つの業者を3回以上持続的に訪問するなど
几帳面に原産地を点検します。

□ 官民合同特別点検であるだけに、    
海洋水産部政府点検班と地方自治体点検班、名誉監視員、そして水産物安全国民疎通団も一緒に参加します。

○ 今回の特別点検期間中、自治体にも
輸入水産物の移動履歴や取引量などの情報が盛り込まれた「輸入水産物流通履歴システム」閲覧権限を付与し、効率的な点検を行う計画であり、

○ 自治体の公務員とともに警察官が同行する
「海洋警察原産地点検現場支援団」も運営し
公務員の取り締まり能力を強化します。

□ 国民の皆様、政府は水産物に対する国民の信頼を守っていきます。 政府を信じて現在割引イベントが行われている安全で美味しい韓国の水産物、
ぜひご利用ください。

○ 以上です。

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