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マーケター、クリエイター向け!ChatGPTをクリエイティブに生かす、実用的活用法① -ステッププロンプトのススメ

みなさんこんにちは。
マーケティングディレクター兼データサイエンティストのtohari.です。
今回は「ChatGPT*マーケティング」という今話題のテーマで書いてみたいと思います。このシリーズは元ネタを有料で仕入れており、それをさらにバージョンアップさせているので、本当に有料級だと思います。この方法を業務に取り入れるとあなたのプランニングやクリエティブの質は大きく上がるはずです。ぜひ業務に活用されることをお勧めします。
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はじめに

最近ChatGPTの話題で持ちきりですよね。この記事を読んでいる方であれば、すでに1度は試されていると思います。
ですが、思ったような回答が得られない、自分はプログラマやコーダーなどのエンジニアではないので、すぐに業務には活かせない、使い方がよくわからない、とお感じの方も多いと思います。
 
そこで本記事では、そのような方で特にマーケターやクリエイター・コピーライター向けに、「ChatGPTをクリエイティブワークで活用する超実用的活用法」について紹介していきたいと思います。
 

マーケター・クリエイター向け「ChatGPT超実用的活用法」とは

ここで紹介する方法は、海外でセールスライターとして活躍し37の市場で250億円もの売り上げを稼ぎ出したと言われているサム・ウッズ氏が実際に使っている方法を、筆者がマーケティング実務の中で試し、そこからさらに実用的に一部修正を加えたものになります。


サム・ウッズ氏

そんな250億円もの売り上げを上げている方法なら修正を加えなくても・・・、といった声も聞こえてきそうですが、サム・ウッズ氏が紹介している方法はある程度詳細ではありますが、実活用においてはまだまだ不透明な部分が多く、そこを補わないとやはり使えないからです。

それともう1つ。この方法は本来のマーケティングやクリエイティブの業務の仕方に即してChatGPTを使うので、その方法がわかっていれば、彼のやり方をアレンジ・強化させるのはそれほど難しくないからです。
 
ちなみにサムウッズ氏の手法は、彼はセールスライター(クリエイター)ですので、その成果物はコピーワーク(広告、LP、メールなど)に繋げる形で紹介してくれていますが、筆者がこのやり方を実際に試したところ、誰もが彼のように250億円もの売り上げを出せるコピーが作れるわけではないと思います。
 
と言いますのも、この方法は最終的なコピーのアイデアを直接的に求めるものではなく、実際のクリエイティブワークで行う様々な作業をその段階に沿いながらChatGPTを活用していくものだからです。

これがタイトルにも記載した「ステッププロンプト(筆者命名)」という手法になります。

ステッププロンプトとは

ステッププロンプトは、のちに示す各作業ステップのそれぞれでChatGPTを使用し、その都度非常に多くの情報が生成されていきます。そして生み出された情報を時には深堀しながら、時には統合しながら次の作業へと進み、最終的なアプトプットにつなげていきます。
 
その時、どこを深堀やするか、どれを統合するか、などの判断は人の手によって行われます。つまりChatGPTが生んでくれた情報のどこに着眼するかによって、アウトプットが変わってくるということです。
これが誰もが高い成果を生み出せるわけではない、と言った理由になります。
*おそらくサム・ウッズ氏は、ChatGPTの使い手という以前に、非常に優れたクリエイターであるのだと思います。
 
とはいえ、ここで示すChatGPTを使って行なっている作業自体は、マーケティングの基本に沿った作業そのものであるため、きちんと実践すれば、誰でも一定のクオリティを出すことはできると思います。
 
そしてなりよりこの手法の素晴らしいところは、その基本に沿った手間暇のかかる作業をChatGPTを活用することで、1人でしかも超短時間で行える点にあります。
さらに、人が行ったのではおそらく拾いきれないであろう情報までも、抽出することができると思います。

ステッププロンプトの概要

ステッププロンプトの前提に考え方は、「いきなり答えを求めてもダメ」ということです。
例えば「〇〇サプリメントの広告のキャッチコピーを10個書いて」といきなり聞いても、回答はしてくれますが、良い答えを得ることはできません。

最終的に良質なアウトプットを求めていくためには、段階を踏む必要があるということです。

ステッププロンプトは大きく3つのステップからなり、それぞれの中でさらにステップが細分化されます。
 

<ステッププロンプトの3つのステップ>

  1. リサーチプロンプト

  2. 検証プロンプト

  3. 拡張プロンプト 


リサーチプロンプト(インプット情報生成)

リサーチプロンプトは、プランニング・クリエイティブワークの元となるリサーチ作業をChatGPTを活用し効果・効率的に進める作業プロセスのことであり、そのために使用されるプロンプトを指します。

そもそもプランニングやクリエイティブを行う際、いきなりコンセプトやコピーを考え始めませんよね。
それらアウトプットを出すためには、まずは調査を行なっているはずです。

リサーチプロンプトは、その調査作業をChatGPTを使って行うもので、ターゲットユーザーの意識や悩み、その悩みが解決されないことによるリスク、そのリスクが解決されることによって起こるユーザーの変化、競合商品の訴求の問題点などが洗い出されます。
 

検証プロンプト(ベースアウトプット生成)

検証プロンプトは、リサーチプロンプトで洗い出した内容を元に、基本的な訴求ストーリーなるものを作成(これは人によるクリエイティブワークですが、その素案はChatGPTに聞いて、それを元に人が加筆修正する)し、その作成した訴求ストーリーの問題点を抽出するプロセスです。
そこで出された問題点を元に、さらに訴求ストーリーをクリエイターの手によって変えていきます。

拡張プロンプト (外部向けアプトプット生成)

拡張プロンプトは、検証プロンプトのステップで作成された訴求ストーリーを各媒体に合わせたコピーに変えていくプロセスです。訴求ストーリーはいわば媒体を限定しない商品の基本的な訴求内容をまとめた表現(≒内部的資料)になりますので、それを媒体に合わせてきちんとした表現し直していくための作業であり、プロンプトになります。
 

続いて、「リサーチプロンプト」についてもう少し詳しく紹介していきまが、次回になります。

ここではChatGPTの使い方でだけではなく、プロのマーケターがどのような情報を収集し、どのように整理していくのかもわかります。
お楽しみに。


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