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住宅を取得する時に必要なお金【第4回】

■住宅購入価格以外にかかる諸費用はどれくらい?

購入する物件が新築か中古か?
戸建てか?マンションか?

広さや立地、住宅の築年や構造によって必要な諸費用は変わります。物件価格に目を奪われがちですが、目安として物件価格の5~12%程度の諸費用が必要になります。それ以外に、頭金を物件価格の2割ほど入れると考えると、自己資金を物件価格の2,3割準備しておくと安心です。

ただし、住宅購入後、貯金が手元になくなることは絶対に避けてください。
最低でも1年分の生活費(お子様がいらっしゃる場合は教育資金も加えてください)を残しておくことを強くすすめます。

住宅取得時に必要な諸費用と概算予算をまとめたものは次の通り;

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また、戸建て住宅の場合、土地をあらかじめ取得するのであればまず土地の取得費用、その後の住宅建築にあたって工事着手金や中間金など、実際に住宅引き渡しを受けるまでに何度か大きなお金が必要です。住宅販売会社や工務店に「いつ」「いくら必要か」早めにご確認いただき、必要な資金が適時支払えるように資金計画を立てましょう。

■カーテンや家電買い換え、引っ越し費用は大丈夫?

案外忘れがちな支出として、「照明・カーテン工事費用」や「家電・家具買い換え費用」。戸建ての場合はさらに、「水道・ガス引き込み工事」や駐車場・お庭周りの整備に必要な「外構工事費用」などがあります。カーテン工事など通常建築工事に含まれないものは、当然ですが工事見積もりから落ちています。見積もりは明細までしっかり確認しておきましょう。

また、新居への引っ越し費用も必ず予算に入れておきましょう。
特に注文建築の場合、工事着工から引き渡しまでの期間が長いため、入居までの仮住まい費用やトランクルーム代などがさらにかかることも考えられます。

資金計画がうまくいかないと、手元現金がなくなり、土壇場で条件の悪いつなぎ融資を受けざるを得なくなります。家計に余計なダメージを与えないためにも、資金準備は余裕を持つよう心がけてください。

第5回住宅ローンコラムへ続く

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