新築一戸建て和室の畳の特徴と手入れの仕方まとめ
イグサの香りと肌触りで、心地良い空間を演出する畳は、日本の伝統的な床材であり、和室には欠かせないアイテムです。
イグサを編み込んで作るという構造上、フローリングに比べて多少の手間はかかりますが、正しく手入れした分だけ長持ちするのが畳です。
畳の構造や特徴、掃除や張替えの仕方について解説していきます。
畳の構造と特徴
畳は、畳表(たたみおもて)・畳縁(たたみふち)・畳床(たたみとこ)の三種類の部材からなります。
畳表は経糸にイグサを織り込んでつくるゴザの部分です。経糸には麻や綿などが使われます。
畳縁は側面を保護する部分で、素材や柄はさまざまです。畳の装飾にも大きく関わる部分です。
畳床は畳の芯となるもので、昔はわらを圧縮して作っていました。近年では木材チップや発泡スチロールを使用した軽い畳床も開発されています。
畳はその構造上、保温性や断熱性に優れています。また、湿度が高い時は水分を吸収し、乾燥すると放出するという性質も持っています。湿気の多い日本の風土に合った床材と言えるでしょう。
畳表に使われるイグサにも数々のメリットがあります。まず、リラックス効果をもたらす独特の香りと肌触り。さらに弾力性や吸音性を兼ね備え、加えて大気中のチリやほこりを吸引する性質もあります。和室の落ち着いた空気にはこれらイグサの特徴が大きく貢献しています。
畳掃除の基本
畳掃除の基本は2つ。それは『目に沿って』『から拭き』です。順番に解説していきます。
畳の「目」は、畳縁から垂直方向を指します。長方形の長辺である畳縁の往復をイメージすると良いでしょう。
日ごろの手入れは、フローリングと同じように掃除機をかけるだけ充分です。
一畳あたり40秒~60秒かけて、畳の目を丁寧に往復すると良いです。畳のヘリは痛みやすいため、掃除機の先端を押し付けすぎないよう気を付けましょう。
掃除機では吸い込みきれない汚れをとるために、月に1回程度は乾いた雑巾やほこりシートで「から拭き」をすると効果的です。
畳は水に濡れると、光沢がなくなったり、カビの温床になりますので、注意が必要です。
しつこい汚れであれば、固く絞った雑巾でこすったあとに乾燥させます。
この際、畳に少しだけクエン酸や塩をつけておくと汚れが落ちやすくなります。重曹は畳が白くなってしまいますので避けましょう。
畳の張替え方法
畳の張替えには、「裏返し」「表替え」「新畳(新品と交換)」の三段階があります。
「裏返し」(2~3年) 畳の表面が日焼けで変色したり傷が目立つようになった場合は、ひっくり返して裏面を使います。これだけで見た目が新品の状態を保つことができます。縁が傷んでいたり、裏側まで劣化していた場合は交換しましょう。
「表替え」(4~6年)裏返した面も痛んできたら、畳床はそのまま、畳表と畳縁を交換します。新畳に交換するよりも安く、畳の外観や感触を復活させることができます。
「新畳」(15年~)弾力性がなくなってくると、畳床がダメになっている証拠です。畳ごと新しく交換した方が良いでしょう。
畳表が痛んでいても、畳床はまだまだ使用できるケースがあります。裏返しや表替えでも見た目は十分にきれいになりますから、状態に合った張替え方法を選びましょう。判断が難しい場合は業者に依頼すると良いでしょう。
畳を長持ちさせるコツ
畳をダニやカビから防ぎ、長持ちさせるためには、手入れだけでなく日ごろから気を付けておくべきことがいくつかあります。
・ 絨毯を敷かない
・ 畳のある部屋に洗濯物を干さない
・ 定期的に日干しをする
「湿気」は畳の天敵です。絨毯などの敷物は畳の中の水分が出ていかないので、ダニやカビが発生しやすくなります。
室内で洗濯物を干すのも湿気がこもるため注意が必要です。梅雨の時期など、和室での室内干しは避けた方が良いでしょう。
畳内の湿気を飛ばすには、天日干しが効果的です。年2回ほど、畳を外して日光に当て、乾燥させましょう。
特に畳替えをした直後は、新しいイグサにカビや菌が付着すると増殖しやすいため要注意です。一年目はこまめに天日干しすると良いでしょう。
新築一戸建ての和室畳の特徴と手入れの仕方まとめ
畳には数多くのメリットがあり、正しく手入れすれば何十年と使用できます。また、見た目が痛んでいても、床材が無事であれば「裏返し」や「表替え」をすることで外観を新品同様によみがえらせることもできるのも畳の強みです。
張替えには技術が必要ですので、メンテナンスに困ったら無理せずプロの業者に依頼しましょう。
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