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#6 やりたいこと(好奇心)と年齢の関係

やりたいこと、ひとの好奇心って、いつまであるんですかね。

よく、「子供は好奇心が強い」というじゃないですか。人間の子供に限らず、動物も小さいときは、いろいろなことに興味がありそうな感じで落ち着きないですよね。

年を取ると「やりたいこと(好奇心)」はなくなるのか?

自分が若いときは、漠然としたイメージで、年齢とともにやりたいことは減っていくものだと思っていました。落ち着く=新しいチャレンジとかはあまりしない、みたいな。

だけど、わたしは年を取ってきても、やりたいことがどんどん増えてくるし、ビビりながらもギャンブル的に独立しちゃうし、自分はいつまでも子供なのか、頭がおかしいのか、と思ったりしていました。


しかし、スタジオを始めてからあらゆる世代のお客さんを見ていると

「努力が結果になるようなものは年齢に関係なくやりたくなる」

ということではないか、と感じるようになりました。


以前、「習慣化しやすい世代」で、それぞれの世代について少し触れましたが、
「ものごとへの興味・関心」もまた、どの世代も変わらず、年齢は関係ないように思います。

「努力」「結果」という単語を使うととても堅苦しく聞こえますが、何かに興味を持ってちょっと取り組んでみる。
少し変化を感じる、気になって調べる、知識を得たり対策を考えたりすると試したくなる。試したあとに何かしらの反応、結果があると、また調べる。

きっと、こういう「もの・こと」に出会えれば、ひとの好奇心、「やりたい」という気持ちは年齢に関係なく触発されるのだと思います。


20代のお客さんは、「このパフォーマンスをやりたい!!」という気持ちを全面に出しながら、何度もチャレンジ。できたときには「やったー!!」とテンション高めに気持ちを表すひとが多いです。

30、40代の方は、あまり気持ちを全面には出さないものの、他のお客さんの動きを見たりしながら、黙々と自分の動きを確認する。そして、チャレンジしたことが出来たときには、やはりとても嬉しそうな表情が出ます。

60代のお客さんは、運動をあまりしていなかった人は特に「自分は何もできなくて・・」と口にしますが、地道にトレーニングしていくと、伸びづらかった部分がスムーズに伸ばせるようになったり。最初は腹筋が弱くて仰向け状態から上体を起こせなかったのに、起き上がれるようになってくると「私も○○さんみたいなパフォーマンスできるかな」と口にしたり。

どの世代のひとも、できなかったことが出来ればうれしくなるし、次の目標にチャレンジしたくなるのは共通しています。


私が子供の頃のシニア世代は完全に「おじいちゃん、おばあちゃん」という印象が強かったし、「好奇心」「やりたいこと」という単語はなんだかしっくりこない印象でしたが、いまは全く違う。

加齢という概念が変わってきているというか、生き生きしているひとは年齢を感じさせない。

きっと、年齢とともに生き生きとしているひとたちは、やりたいことを通して自分でも思いもよらない能力に気づいたり、好奇心は尽きることがないのではないかな、と思います。
 


もし気に入っていただけましたら、次回の更新もぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。