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マネジメント初心者にオススメの本TOP3

マネジメントは大変

初めてマネジメント職に就いた時は、プレイングマネジメントを求められることが多いでしょう。
今までのプレイングに加え、マネジメントという未知の領域に挑むことになります。

ある意味ではジョブチェンジであり、それまでの職種におけるテクニカルスキルに加え、マネジメントに関する知識やスキルを得る必要があります。
そこで、5年ほどマネージャー経験のある私から見て、オススメの書籍を3冊紹介します。

第3位:ビジョナリー・カンパニー

今回紹介する書籍の中では一番難易度が高く、ミドルマネジメント以上に向けた内容と感じています。活字慣れしている方は問題ないでしょうが、初心者向けからは遠いためやや順位を落としていますが、内容はすごく濃く、会社経営の指針となる名著です。

この記事執筆時点で1・2・3・4・ZERO・副読本いくつかが出版されています。
内容としては優れた企業の総称ビジョナリー・カンパニー(定義はここで説明すると長いので割愛)について、著者のジム・コリンズが長年多くの企業を研究した結果をまとめた書籍です。

シリーズ通して、どうしたら偉大な企業になれるのか、逆に衰退した企業の特徴は何か、心がけるべきことが何かを学術的に調査した結果からまとめられています。

第2位:もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

小説からアニメ、マンガ、映画にもなったベストセラー。
初心者の入り口としては、一番ハードルが低いためオススメです。

小説は2〜3時間程度で読み切れるボリュームです。ドラッカーの著書『マネジメント』が引用されており、マネージャーの心構えや役割について実践的に学ぶことができます。

引用元である『マネジメント』は、読み終えるのにも時間がかかり文章も難解です。ですが学びも非常に多い一冊なので、『もしドラ』で概要を掴んだら、ぜひ『マネジメント』も読んでみてください。

ドラッカーは第3位で紹介したビジョナリー・カンパニーのジム・コリンズより一昔の人物で、マネジメントの発明者と言われています。
前述の通りビジョナリー・カンパニーシリーズが研究色の強い学術的なものに比べ、ドラッカー著作は哲学的内容が多く、心構えや責任に言及されています。ぜひ読んでみてください。

第1位:図解 人材マネジメント入門 人事の基礎をゼロからおさえておきたい人のための「理論と実践」100のツボ

マネジメントする経営資源はヒト・モノ・カネ(・情報)と言われます。
とはいえ日々頭を悩ませるのは"ヒト"が中心になることが多いです。

そこでこの本。
もはや、マネージャーになったら必読書として全員読んだ方が良いレベル。

見開きで左ページに文章、右ページに図解。それが10項目10章構成となっています。
そもそもマネジメントとは何か、採用とは、評価とは、異動や採用、人材開発等、人材マネジメントで学ぶべきことが網羅されています。

この本を読めば全ての知識が手に入るわけではありませんが、端的にまとめられており、参考図書の紹介もされています。この本をハブとして、深く学びたい領域を別の書籍で学ぶきっかけにもなるでしょう。

また、アカツキ、サイボウズ、リクルート、トヨタの4社の制度についても都度触れられており、自社の制度が他社と比較してどうなのかも理解できます。

最後に注意点。普段電子書籍派の私でも、この本は紙で所有しています。
見開き構成なので電子書籍だと読みづらく紙が適しているのと、世界地図のような全体像を把握するための書籍のため、パラパラめくって調べるのは紙の方が便利なためです。

終わりに

新しいことに挑戦する際は、全体像が把握できる初心者向けの書籍を読むのがオススメです。そういう意味でも、1位に挙げた図解人材マネジメント入門は常に手元に置いておきたいぐらいの名著なので、ぜひ読んでみてください。

他にもオススメの書籍があれば、コメントで教えてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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