【小説】 相談屋 episode0 (2/2)
町田可子。17歳女性。それ以外に私をあらわす言葉は見つからないです。そのことこそが私そのものをあらわしているといっても間違いではないと思います。
これまでの17年間、趣味という趣味がなくて、人や物事に対して興味もあまりなかった。でもかといって、人見知りというわけではなく、他人に対しては程良く話しができていたし、きっとそれなりに取り繕うことができていました。自分で思うことではないと思うんですが、対人関係に対してはそれなりに器用に生きていた方だと思います。
それにしても、ここ