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ボーイのサイト分析まとめ02

どうもワタナベです。(@ws0606)。会社の日報で提出しているサイト分析のまとめになります

(THISIS)SHIZEN®

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配色は白黒のモノトーン、装飾は線のみとかなりシンプルなデザイン。

自然農法の食品やアートを提供するのがサイトのコンセプトであり、
人工的な処置や余計な手が加えられていない自然素材を使用が売りとなっている。そのためサイトのデザインも余分な装飾や配色を排除することで
ブランドのコンセプトであるナチュラルさ
を表現している。

ECサイトではあるが、ショップのコンセプトやデザイナーの思いを語ったストーリーを豊富に掲載。新しい価値や体験が出来ることを強調してモノを売るだけではない、コトの提供もしている。

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海外ユーザーも意識して英語表記も掲載しているが、アコーディオンで省略しており、ページが長くなりすぎないようにしている。

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●こうした方が良い点
サイト構成やデザインがコンセプト重視のシンプルさに振りすぎているため、直感的にはどういうサイトであるかが分かりづらい印象もある。
TOPではどういう特徴やコンセプトを持ったブランドであるかを訴求するコピーやコンテンツも入れた方がページ全体の理解も深まるのではと考えた。


ビービット(beBit)

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配色は黒、白、蛍光イエローと中間色が無く、コントラストがハッキリとした配色。サイトの視認性や可読性をしっかり確保して、マーケティング、UXの会社として情報が見やすいことを考慮している。
企業理念では「スマイル社会」、「自由」といった前のめりでポジティブなフレーズを多く多用しており、サイト全体も明るい印象を与えるため、蛍光カラーを大きく使用。

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トピックス、ブログはサムネが作り込まれており、画像を見ただけでも
どのような内容の記事であるかが分かるように工夫されている。
また他のコンテンツに比べて、ジュアルの主張が強く、記事からお問い合わせのCVに繋げるための重要度が高いコンテンツであることも伺える。

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●こうした方が良い点
サイト全体でフォトストックの素材を多く使用、イメージ画像的な使用が多く、実際のオフィス風景などがないため、働いているスタッフや会社の内面があまり見えない印象を感じた。
フォトストックは部分的に使い、実際のオフィス風景なども載せた方が企業の中身を伝えることが出来るのではとも感じた。
(オフィスや人が流動的に変わる場合があるため、更新の負荷を考えて掲載しなかった、元々撮影にかけるリソースを割いていないといった事情もあるもあるかもですが。)

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まれ

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https://mare-kyoto.com/

余白を十分に空けた余裕のあるレイアウト。
見出し、本文とのジャンプ率、サイズ共に控えめに設定されているが要所で写真を大きく使用してメリハリを持たせている。

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写真は全て、モノクロ、ベージュの色合いで統一されており落ち着きや品を感じる印象になっている。

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品の良い見せ方にする事で、高いホスピタリティや質の高いサービスを受けられる印象になっている。

情報は最小限に留めており、他の競合で多く見られるサービス良さ、高い技術力を訴求する営業的なコンテンツが一切ない。サイトによるお問い合わせよりも、ブランディングを見せる目的に特化しているサイトであるとも感じた。
理由としては
・母体の会社が京都で不動産賃貸、ホテル業を展開して地域に根付いており、不動産経由で営業が出来るためサイトで訴求する必要性が高くない。(営業の補足資料として質の良いサービスであるという雰囲気を見せらることが出来ればOKという温度感)
・ホテル、ゲストハウスの清掃に特化した事業であり、一度契約が決まれば長いスパンでの利用が見込めるため自転車操業的なセールス、コンテンツは不要。


菩提樹苑

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http://www.bodaijuen.jp/
自然豊かな景観を生かして、サイト前半で大きくビジュアルを多用。
縦組みの和テイストな構成だが、フォントは明朝ではなく丸ゴシックを使用。フォントカラーは#666666でやや中間のグレー。背景も薄いグレーのみの使用、また写真の露出は明るめで全体的に柔らかい雰囲気にしている。

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題材が少しネガティブな印象を感じさせるコンテンツであるため、重い雰囲気にならないようにサイトのトーンでバランスを取っている

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コンテンツはかなり豊富でビジネス的な訴求が多いのが特徴的。
・お墓の種類を表で比較。各種類のメリット、デメリットを載せた上で他の園と菩提樹苑の違いを説明。
・「安心サポート」ではオプションを付けることでお墓参りの代行やメンテナンスが行えることを強調。
・法事も苑内で全て完結でき、宗派問わず使えるメリットを提示。

しっかりとリードの獲得が目的とされた構成になっている。

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株式会社ハリズリー

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https://harizury.com/

冒頭はメッセージ性の強い演出になっている。

物語性を出す事で聞き手に共感や強い印象を与える「ストーリーテリング」を使った演出であるが、コーポレートサイトのTOPとしてはここまでメッセージやブランドストーリーの演出に力を入れているのも珍しく感じる。以下の理由があるのではと考察。

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●ブランドに付加価値を付けるため
→職人の手作業による制作が特徴で価格帯も少し高めであるが、その分こだわりの製品も多い。職人の高い技術によって作られると強調することで、製品の付加価値を訴求している。

●文化が違う海外市場にも企業コンセプトが伝わるように
言語選択が4つあり、海外市場も強く意識されたサイトになっている。
文化や考えも違うため『何を売っているのか』ということよりも、まずは「どのような企業なのか?」「意義やビジョンは何処にあるのか?」という根底の部分を知って貰う必要がある。

企業ビジョンの「認知」を優先したため、冒頭に演出を持ってきたと考えられる。




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