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DAOの取扱説明書 #1

  1. DAOって何?

  2. DAOの事例

  3. 次回予告


DAOってなに?


DAO(ダオ)とは「Decentralized Autonomous Organization」の略で、日本語では「自律分散型組織」と呼ばれています。
簡単に説明すると、同じ目的、趣味を持つ人たちが集まり資金を調達したり、共同で管理を行い、独自のコミュニティ内でプロジェクトがうまれていきます。
DAOが作られる目的は様々ですが、共通事項があります。
それが下記の4つになります。
①DAOのルールは全てスマートコントラクトにデータとして変換される
DAOメンバーなら誰でも変更を提案できます。 ただし、議決権のおかげで提案の重みはメンバーが保持するガバナンストークンの数によって決定されます。これは、テーブルでより良い席を与える上で重要な役割を果たします。
②非中央集権型
誰か特定の人によって管理されているのではなく、全員が組織の管理をする
③完全に透明化されたフレームワーク

担当者は一人もおらず、複数の場所で確認できます。
DAOのメンバーなら誰でも、会社の財務面を問題なく見ることができ、公的に監査可能になります。コードまたはプロトコルへの変更は、透過的な方法で投票する必要があります。
④オープンソースになっている
ほとんどのDAOが誰でも閲覧・参加可能になっている。

以上が主なDAOの概念的な説明になります。
これでもやっぱりまだよく分からないという方がいると思うので、簡単に例えを使って解説します。
皆様、学校のPTAをイメージしてください。
それぞれ学校にはPTAというものが存在すると思います。ほとんどの学校ではおそらくPTAの加入は強制ではなく任意での参加だと思います。さらに参加した方々がそれぞれ目的を持って役割を果たしています。簡単にいうとDAO内でも同じような仕組みで活動が行われていきます。
唯一違うところがPTAの問題点でもあるのですが、完全にボランティアで昨今やりたがる人が少なくなっていきています。
それをDAOは解決しています。DAOではトークンというものを用いることで自分達の貢献度に対して、報酬が得られる仕組みがあります。
実際にトークンにどのような価値があるのかであったり、トークンの種類はまた別の機会に説明させてもらいます。

このDAOという新たな組織(コミュニティ)がWeb3時代に台頭してきています。
今では、著名な経営者や芸能人も注目している領域になります。
例:元ZOZO創業者である前澤さん、中田敦彦さんなど…

前澤さんTwitter
中田敦彦YouTube大学


DAOの事例


Bit DAO(投資型のDAO)

主に何をしてるの?というところなのですが、有望なDeFiプロジェクトがあれば、BitDAOで集められた資金を使ってそれぞれのプロジェクトに投資やサポートを行い、さらなる発展を目指すというものです。

Decentralland DAO(メタバースのDAO)

Decentralandというメタバース空間上の土地をDAO的に管理するための組織です。90,000以上の仮想土地を管理する分散型の統治機関があります。誰もが所有する仮想通貨によって投票権が与えられています。

Nouns DAO(NFTのDAO)

Nounsというものはプログラムによって毎日生成されるNFTです。
多くのNFT関連のDAOでは、NFTやトークンを所有していない限りコミュニティの方針を提案できなかったのですが、Nouns DAOでは投票はできないが提案することが可能です。Nouns NFTの資金をもとにDAOでコミュニティ運営の方針を決めていきます。

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