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高タンパク食にはビタミンとミネラルをご一緒に

高タンパク質に偏ったフードや、アミノ酸バランスの悪い食餌は体に負担がかかります。

最近は犬と一緒にスポーツを楽しむ方が多くなりました。
アジリティーやディスク、フライボール、ドッグダンス等小型犬も楽しめる競技も豊富になりました。

犬も体だけでなく頭を使って飼主と一緒に楽しめるのでコミュニケーションアップに有効ですが、犬たちのエネルギー消費が高く栄養補充が必要です。

そこで、元々犬は肉食と言うことから高タンパク質の食餌を与える飼主さんが多いようです。

一見理に適ったように思いますが、実は、犬の体内ではタンパク質の過剰摂取による弊害が起こってる事をご存知でしょうか。

高タンパク質フードの問題

脂肪や炭水化物は代謝されてエネルギーとして利用された後は、水と二酸化炭素になりますが、タンパク質は代謝の段階でアンモニアが発生します。
毒性の強いアンモニアは、肝臓へ運ばれて尿素になり、その後、腎臓で濾過され最終的に尿として排泄されます。

結果、体が必要とするタンパク質の量を超えるフードは、それを代謝したり、生まれた毒素を無毒化する為の酵素やエネルギーを無駄遣いをすることになります。

また、タンパク質を代謝する過程で沢山の活性酸素を生みますので、老化を早めたり病気のリスクを高めてしまいます。

タンパク質は体を酸性にします

お肉の食べ過ぎは、体内で尿酸などの酸性物質が作り出され血液が酸性になります。

体はそれを体内のカルシウムを使って中和しますが、カルシウムが足りなくなると骨や歯からカルシウムを溶かす(脱灰)をして酸/アルカリのバランスを調整します。

この脱灰されたカルシウムは「悪さ」をするカルシウムで、細胞の石灰化、ガン、免疫異常、神経伝達異常(てんかん等)、関節炎、ホルモン系疾患、循環器系疾患など様々な病気の原因になっています。


アミノ酸バランスの悪いタンパク質とは

体に必要なアミノ酸が量のどれか一つでも不足すると他のアミノ酸の働きを低下させ、細胞や皮膚、髪の毛等になるタンパク質の合成に悪影響を及ぼしますので、体に必要なアミノ酸はバランスよく含むものが必要です。

摂取したタンパク質は、体内で分解されてアミノ酸となることで初めて利用できます。
そのアミノ酸をエネルギーに変換したり皮膚や髪の毛など体のタンパク質わ再合成するにはビタミンとミネラルが必須です。

ビタミン・ミネラルが無いと全ての細胞が機能できず健康な体を維持することができなくなります。

流行りの酵素にもビタミンとミネラルが不可欠

食餌で摂った栄養を代謝して、各々の細胞が体を動かすエネルギーを作ったり、タンパク質を再合成させるには「酵素」が必要です。
そして、この酵素はビタミンとミネラルがなければ働けません

体中で頻繁に行われている代謝システムでは、そのほとんどでビタミンB群や、亜鉛などが中心となって働いていています。
またビタミンB群のほとんどはマグネシウム無しで働くことはできません。

食餌に拘る方は多いですが、折角良いお肉を摂るならば、酵素とビタミン、ミネラルを一緒に摂らなければ片手落ちです。

フードは過熱処理していますので、代謝の中心となるビタミンB群も熱に弱いものもあり不足気味になります。

また、手作り食をしてる場合は特に酵素やビタミン・ミネラルの量をバランス良く常時摂りにくく、不足してる事が多いと言われています。

不足するビタミン&ミネラルはサプリで摂る

サプリメントは食餌のバランスや食べる量に関わらず常に一定量を摂ることができるからです。

・サプリメントを摂る場合は、混ざりもののない物を選んでください。
・ 求めている栄養素がその1錠に含まれる量を確認し、嵩増しとなるものが無いものを選んで下さい。


まとめ

高齢の方で、「元気の秘訣はお肉を良く食べる事」良くと言われますが、
体のエネルギーを作る為にタンパク質は必要なのは事実です。

しかし、タンパク質を取るならばそれに見合ったらビタミンやミネラル、酵素が必要ですし、そのバランスを考えて食べたとしても内臓の負担を抑えられる訳ではありませんので、食餌は良質な物を適量食べることを心がけてください。

病気の原点はミネラルのバランスの崩れが大きく左右しています。

そして、そのミネラルのバランスの崩れの原因は何かを遡れば、病気の改善の糸口が見えてくるんじゃないかと思います。

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