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たんぱく質は不足でも過剰でも骨が弱くなる

骨って強い人もいればよく骨折する人いますよね、骨折は目から火花が出るといわれますね…コワイ、コワイ💦
そこで、どうしたら骨が強くなるか栄養の面から考えてみました。
もちろんカルシウム不足はダメですがカルシウムだけでは骨は強くならないです。

アミノ酸が不足すると骨が弱くなる理由

骨は絶えず「破骨細胞」が古い骨を吸収し、「骨芽細胞」が新たな骨を作って強度を維持しています
その細胞にある「LAT」というたんぱく質が必須アミノ酸を細胞に取り込むことで骨の強度を維持するらしいです。
その仕組みについて某大学の研究グループが破骨細胞が「LAT」を作れなくなるとアミノ酸を取り込めなくなり
破骨細胞が活性化して骨がもろくなることを発見しました。
結果、アミノ酸不足と骨の強度についての関わりが見えてきたとのことです。

ここで問題はアミノ酸不足ということです。アミノ酸は食べたタンパク質が分解された物ですから、肉をしっかり食べているようでも体が分解できない状態だったり、分解する酵素不足だったり、それ以前に食べたタンパク質が分解されないものかもしれません。それらは、個人差・個体差・食事の差ですから其々の原因の究明が必要です。

★この大学の研究結果は人の骨を対象にしたものですが、犬や猫に当てはることができます。

タンパク質が過剰になると骨が弱くなる理由

犬や猫は私たちより代謝の高い動物です。特に成長期は骨や筋肉の正常な成長を考えた食餌が必要です。
犬や猫は肉食なので炭水化物は消化ができず不必要といわれ高タンパクフードや生肉食をされている飼い主さんも多くなっています。
確かに犬や猫の食餌の栄養構成にタンパク質は重要です。が、注意しなければならないことは、過剰なタンパク質摂取は体液を酸性に傾けますので、体は正常なPHを維持するために骨の成分であるカルシウムを脱灰(骨から溶かし出す)させて利用しますので、結果、骨は弱くなるということです。

ペット達のバランスの良い食餌とは

①犬や猫の食餌はタンパク質が不可欠ですが、先に書いたように毎日食べる食餌ですから高タンパク食を続けることでカルシウムが不足することで他のミネラルとのバランスを崩してしまい、骨の問題のほか結石の問題、腎臓や心臓への負担も注意が必要になってきます。
そこで、タンパク質を正常に代謝させるために、先ずは酵素やビタミン・ミネラルを一緒に与えることで問題の解決に一歩近づけます。

②野生の肉食獣は狩りで得た草食獣の内臓から食べるといいます。
それは、草食獣が食べた炭水化物や繊維を胃袋で酵素と混ざり消化された物を効率よく摂取できるからです。
肉食の動物は炭水化物の消化が苦手であっても不必要ではないといわれる証拠です。

★獲物として得た肉のタンパク質量は大体22%程度らしいです。決して高い比率ではないですし、それもペットのように毎日食べれるわけではありません。
愛玩犬もそうであるべきというわけではありません。私たちの4倍~6倍の速さで生きているペットですから、今の食生活で健康を維持できるものかは考えてみるべきではないでしょうか。

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