ゴミのような私生活を垂れ流すツイッタラー

日本人が映画館で観る一人当たりの年間映画鑑賞回数は1.5回に満たない回数で、先進6ヵ国では最下位だ。
平均年間読書量も12,3冊と世界に比べると低い。
Netflixなどサブスクで映画は観ることができるので、実際の映画観賞の本数自体は以前より増えているのかもしれないが、もはや映画や読書、美術観賞などは高級な遊びの部類に属しているのかもしれない。

テレビ離れも著しいが、ネットというのはお金を使わずに時間が潰せる安価で質が悪く常習性の高いドラッグのようなもので、もはや先進国とは呼べない日本ではタダで動画を見て、SNSで情報を得るというのが当たり前になってしまった。

私もYouTubeは見るが、全てが目立つように下品な色とデザインのサムネを見て胸焼けを起こすことがある。楽天のネットショップも元を辿ると新聞に挟まれたスーパーのチラシのようなどぎついデザインが多く、実際スタイリッシュなデザインのサイトよりもチラシっぽいデザインの方が売れるので、全体があのように下品な見てくれになってしまったそうだ。

タダで Twitterを使い、発信する情報といえばタダで入手したYouTubeの情報や、今朝見た夢などマジでどうでもいいことを垂れ流してる。
プライベートがほぼ無なのだ。
そのようなアカウントを見ると、ああ貧しいな。と思ってしまう。

Twitterはフォローするアカウントを厳選すれば目にする情報も変わってくるが、ずっとフォローしてきたアカウントたちにおいては、発信する内容がここ10年くらいで明らかに劣化していると感じるのだ。
それは老いによるものだけだろうか。
いや、娯楽にお金を使える人が確実に減っている。
彼らは飲み会や外食にも行かないので、新しい出会いや刺激がなく、知的好奇心というものが全く伝わってこない。
とにかくそこにいて時間だけが無駄に流れている。

ゴミのような情報を垂れ流し続けるツイッタラーと同じくらいの世代だが、エンタメ系会社社長と不倫をしている友人がいる。
彼女の話を聞くと、会員制レストランでの食事、隣県の別荘へドライブ、形容の仕方に品がある知的会話など、仕事ができる人と先のツイッタラーたちとでは同じ時代を生きているのか?と思うほど行動パターンが違っている。
忙しい仕事の合間に時間を作ってインプットはするし、遊んでもいる。

別にインスタグラマーよろしくキラキラするのが良いということではない。
そこに知的好奇心があるか?ということである。

実際のところ、私はお金より時間と体力の方が生きていく上では優先度が高いのだが、体力がある人の方が仕事はできるし、仕事ができる人は時間の使い方に無駄がなく、人の時間も奪わず思いやりがある。
最近特に多いのだが、仕事ができない奴に限ってスケジュールをすっ飛ばし、他人に迷惑をかける。
勘弁してくれよと思うのでる。
自分だけが時間を無駄にするのならともかく、人の時間を奪うなんて正気だろうか?
そういう奴は礼節もわきまえないので、謝り方も知らない。
まあ、そうだろうな、と妙に納得するのである。

年齢を重ねると環境によって積み重なるストレスが違うというのがわかっているので、ストレスなく日々楽しめるよう、また、良い環境で生活できるよう努めようと思うのである。
文化的嗜みは大事。



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