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ChillTime☆“悲劇のヒロイン”を英語で何という?

最近ひりついたお話が続いたので、本日は少しお口直し的に笑。

〈悲劇のヒロイン〉は英語で何というでしょう?

日本人が、例えば、失恋して勉強や仕事に身が入らず、いつまでも友人に愚痴を言いまくって引きずっていたら、「あのコ、ずっと悲劇のヒロインよね」と、陰で言われるようになるかもしれません。

文字どおり訳せば、〈悲劇のヒロイン〉は“a tragic heroine”ですけど、私のパートナーはそんなふうに言わないのですよ。

“Don't have a pity party!!”(お慰め会なんてやんないでよ!!)

私がどれだけ苦労して作り上げたプレゼンテーションか、それを理解しなかった同僚や却下した上司に悪態をつきまくり、たらたらと愚痴を並べてピーピー泣き始めようものなら(←このストーリーはちょっとフィクションが入っています笑)、容赦なく言ってきます。

“Next!! Go ahead!!”(次行け!つぎー!)

ってな感じです。

最初は、はぁ?!“a pity party”って何のこと?パーティーなんかやってないよ!と憤りを感じましたが笑、何せ、私が拙い英会話で愚痴っていることは、彼からしたら鬱陶しいのでしょうし、さらさらと言い返すこともできなくて、ひとまず辞書を引きました。

私の辞書には〈慰め会〉という和訳だけ。・・・。え?何のこと??

“pity party”だけでググってみたところ、アメリカのシンガー、メラニー・マルティネスのミュージックビデオがヒットしました。まー、結構強烈な歌詞とMVなんですけど、そのビジュアルをみて理解しました。

どうやら、“have a pity party”(慰め会を開く)というのは、「悲劇のヒロインになる」ということのようです。なるほど、慣用表現なのですね。

あるいは、“a drama queen”という表現であれば、些細なことに過剰に騒ぎ立てる人、芝居がかった行動を取る人、要するに〈悲劇のヒロイン〉を意味することは知っていたのですが、“have a pity party”という表現はおもしろいと思いました。

“We have a pity party.”だと、「傷を舐め合う」という意味になるのでしょうか。

でも、“have a pity party”って、なかなか公に使う機会がないですよね。使う機会がないので、知らなかったということもあります。

反対に、日本人が使う〈悲劇のヒロイン〉を直訳して、“She is a tragic heroine.”だと伝えても、「え、彼女、シェークスピア劇でも演じるの?」と訊き返されかねないかもですね笑。

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