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WealthPark研究所

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WealthPark研究所に所属するひとのnoteをまとめたマガジンです。
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#日本

40代で遺言書を初めて書いた。その理由について①

こんにちわ。先日、自分の遺言書を初めて書きました。自分自身、父の相続で非常に大変な思いをしましたし、誰しもにいつ何が起こるかわかりませんので、前々から早く書かないと思っており、やっと行動に移せました。そのプロセスで色々と考えることができたので、ブログしておきます。 2024年5月末、法務省の2021年度から始まった新しい制度「自筆証書遺言書保管制度」を利用して、無事に受付と保管がされました。制度はこれです。 この制度のHPはこちらです。 手続きは至って簡単。HPで内容を

日本の公的年金への誤解を書き出してみた③

前回記事はこちら ・誤解④:ねんきん定期便での年金支払額の表示が正しくないので年金制度は危ない 続きです。 労使折半の半分ではなく、労使合計の全額を保険料負担額を入れると、例えばこの数字の2.3倍の実際は、半分の1.15倍とかになると思いますし、そう表示すべきと思います(国民年金分があるので、そこまでは下がらないとは思います)。ただし、これを受けて「年金制度は危ない」と発言を聞きますが、それはオカシイと思います。 繰り返し、年金は社会を安定化させるための相互扶助であり

外国籍の新入社員にiDeCoを勧めるべきか?

4月、新しいスタートの季節です!!今年も私が所属するWealthParkには新入社員が4名入ってきてくれました。2名が日本国籍、2名が外国籍。会社全体160名の半分が外国籍の人材なので良いミックスだと思います。 もう一人の同時入社の方と合わせて5名に向けて、私からも3時間超の新人研修をしました。話した内容は「投資という活動の社会における大切さ」、「投資を人生に実装する大切さ」、「投資の歴史」などです。オリジナルのボードゲームをやってもらったり、ディスカッションをしたりと、積

新NISA開始後「月1兆円」の社会と家計への長期インパクト

2024年に新NISAが始まり、1月と2月の日本における投資信託への資金流入は、両月とも1兆円超えました。両月とも過去20年の月次での数字で5本の指に入る大きな動きです🖐️ ただ1兆円と言っても金額が大きすぎイメージが湧かないと思うので、個人での月額といったイメージが湧きやすい数字に修正して、このインパクトを考えてみましょう。 まず、1兆円を昨年末のNISA口座数2000万口座(推定。目下、激増中)で割ると、月5万円/1口座、投資信託が買われたとなります。1年では60万円

その②海外富裕層の調査レポートから学ぶ「お金のリテラシー」

アジアの富裕層やファミリーオフィス※にサービスを提供するロンバー・オディエ社の調査レポート、の解説の第二弾です。 "The long game: Understanding APAC HNWI's real goals" 訳:「長期ゲーム:アジアの超富裕層の真のゴールを理解する」 第一弾はこちら。今回も読者にとって有益な情報と思えるものを、紹介していきます。460名の日本を含む、アジアの富裕層へのアンケートに基づいています。 まず「富に関してのゴール」についての調査。

カンボジア不動産の面白さ!

さて、前回の記事で外国の不動産を個人ポートフォリオに加える意味合いについての話をしましたが、今回は実際に見学に行ったカンボジア首都のプノンペンの不動産の話をしていきます。 まず、めちゃくちゃ面白かったし、お金のリテラシーが高まりました。不動産は、その社会を映し出す鏡そのものなので当然ではあるのですが、旅行するにしても、地球の歩き方の後半やJETROのサイト、ネットニュースなどにある国の解説を見るに加えて、一つでも不動産を見るプロセスを加えると、 その理解に手触り感がでます。