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WealthPark研究所

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WealthPark研究所に所属するひとのnoteをまとめたマガジンです。
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#西陣織

世界が憧れる京都「西陣織」はエルメスになれるか

先日書いた記事、「西陣織はパッションアセットになるのか?」で頭出しした京都で西陣織の取材に行ってきました。いやはや、紛れもないパッション・アセットでした!! 誉田屋源兵衛10代目と4時間ほどお話しさせてもらい、昼飯には出前の鍋焼きうどんを食べながら、織元と工場の見学というフルコースでご案内をいただきました。もう言葉にできないぐらいの情報量で、感動したことも多く、とにかく勉強になりました。下の方です。カッコ良すぎますし、本当に気さくで素晴らしい方でした。 その時の取材記事を

1500年の伝統がある「西陣織」は消滅してしまうのか?

先日に東洋経済オンラインからリリースされた前編「世界が憧れる京都「西陣織」はエルメスになれるか」に続き、第二弾の記事をリリースしました。 中編:「1500年の伝統「京都・西陣織」まもなく消滅するか」     世界も憧れる「日本の伝統工芸」の"最大の危機" 誉田屋源兵衛10代目と4時間ほどお話しさせてもらい、西陣織の素晴らしさを理解しました。ただし、産業として非常に厳しい状況におかれていることも分かりました。これは西陣織だけでなく、日本のかなりの伝統工芸で同じ状況にあると思

新NISA"から見える「京都・西陣織」、我々に必要な投資リテラシーとは何なのか?

先日に東洋経済オンラインからリリースされた前編と中編に続き、第3弾の記事をリリースしました。 新NISA"から見える「京都・西陣織」復活、3つの解 日本人が今こそ磨きたい「投資リテラシー」は? 西陣織の素晴らしさと、産業として非常に厳しい状況におかれている中での進むべき道を考えてみました。 “たとえわずかな金額でも、個人が何らかの意思を持ってお金を振り向けることが、社会を大きく変える可能性がある”“仮に先5年、新NISAに向かうお金の1000分の1が西陣織産業に向かえば

西陣織はパッションアセットになるのか?

今度、西陣織の有名な作家さんに取材をさせていただくことになり、京都の西陣織の博物館や美術館に事前リサーチに出かけてきました。各先で学芸員の人を捕まえて質問攻め、機織り機で30cmの作品作りを体験して、工場で職人さんとも話させてもらいました。 ところで、パッションアセットという言葉、皆さんご存じですか?「情熱の資産」という日本語訳になりますが、作り手の情熱や、保有する方の情熱などが注ぎ込まれている作品を「資産」として表現したものです。例えば、アート、ワイン、ウイスキー、時計、