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《留学中のお話》初日なのに・・!

今さっき気がつきました。

23年前の今日、私がノースカロライナの地を踏んだ日。

到着までもそこそこ冒険でした笑

・片道2日間の旅
・巨大な2つの空港を体験
・憧れたあの出迎えが・・・ない!

片道2日間の旅

アメリカ西海岸ならおよそ8時間の空の旅。

これが、東海岸(ニューヨーク側)となると長い

生まれて初めての空の旅はこんな感じでした

東京→ロサンゼルス→シカゴ 1泊
シカゴ→アトランタ→ノースカロライナ

4つの飛行機を乗り継ぐ長旅です。

シカゴまでは、20人くらいのグループだったので
戸惑いもなく、むしろ初めてのアメリカに
ドキドキしていたような記憶があります。

巨大な2つの空港を体験

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シカゴ・オヘア空港といえば、巨大空港の1つ。

朝、空港まではみんなと一緒でしたが、行き先は人それぞれ

ノースカロライナに行くのは私1人

途中からボランティアのお姉さんがゲートまで案内してくれました。

言われていることの半分も理解できないまま、
「はぐれずにこの人についていくしかない!」と

陽気にお喋りもできなくて、うなずくくらいしかできなかったな・・で、

気がついたら、駅のホームみたいなところにいて、電車がきて

電車???あれ、飛行機に乗るんじゃないの?あれれ??

と若干のパニックになりつつ、ついていく。

そう、他に道はないのだ。信じよう。

無事にゲートに到着すると、飛行機に乗るのをまってくれました。ありがたや。

そして、到着した先は当時アトランタ五輪を終え世界一広いと言われたアトランタ空港!

これまた馬鹿でかい!

ボランティアさんの出迎えで次のゲートへ移動

空港内を歩いていると頭上を走る電車?モノレールにびっくり!

シカゴ・オヘアと違い、こちらは屋外ではなく屋内、地下ではなく

頭上を真っ赤なボディがあちらこちらに走っていて

それは、どこか漫画でみた未来の図のように見えていました

そして、最後の飛行機へ。

いつものようにゲートでボランティアさんにありがとうを言って

タラップを歩く・・

あれ?階段・・・降りる?

ん?

外に出る?

これ、あってる? 私、間違えてない?

だって、目の前にあるのってセスナじゃん!

そう、最後の飛行機は007的な映画で扉が階段になってる感じの

小さい小さいおもちゃみたいな飛行機だったんです。

違う意味でドキドキ

でも、聞く勇気もなかった笑

憧れたあの出迎えが・・・ない!

揺れがそこそこ激しめの飛行機に乗って数時間

ついに、これから1年間を過ごす街近くの空港に到着

私は期待に胸を膨らませていました

空港にはホストファミリーが「Welcome! 」と描かれた

サインを持って満面の笑で待っていてくれるもんだと

飛行機を降りて飛行場の中を少し歩いた先の小さな小さな空港

到着するも・・誰もいない

人はいるけど、私のお迎えって感じの人はいない

ここではないのかな、と荷物を受取って出てきたけど

やっぱり・・誰もいない

飛行機間違えた?

日程が違うの?

なんだろう・・とこみ上げてくる不安と悲しさ

さて、どうしよう、どうしたらいいのだろう

ボランティアのお姉さんが、教えてくれてた

「何かあったらフォンカードで電話するのよ」の言葉

そうか、フォンカードで電話をしてみよう

でも・・どこに?

とりあえず、留学団体かな?いや、お家?

時間を間違えているのかもしれないし

と、受話器をとってみたものの

今度は使い方がわからなかった

アナウンスも何を言っているやらわけがわからない

ちょっとだけ涙がこぼれた・・初日。

あんなに憧れた「Welcome!」はどこへ行ったのだろう・・

あと、10分待とう。

それで、来なかったら助けてくださいと聞くしかない

そう決めて、座って待つことに。

その直後、ついにホストファミリーが到着!

何を言われたか、ほとんど記憶にないけど

おそらく、まともに返答もできなかったけれど、

嬉しかったのと、何よりほっとしたのは覚えています。

そして、この時ホストファミリーが黒人のファミリーだということを

初めて知りました。嬉しかったな・・

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