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RubyKaigi2018感想文 1 ~ gemの標準 user install 構想

ゆるゆるITエンジニアの @weakbosonRubyKaigi2018 で印象に残ったセッションの感想をゆるゆる語ります。最初1つの note に書こうと考えていましたが長すぎて読みづらかったので小分けにします。今回はその1 gem について。gem の技術的な解説の他、最後に触れたエピソードがエモかった。

RubyGems 3 & 4

Ruby ライブラリ管理機構 gem のメンテナ @hsbt さんのセッション。今後 --user-install を標準にする構想があるそうです。RedHat の方と話していて聞いたエピソードから発案されたとか。
gem は素の設定だと OS 管理者権限が必要な場所に追加ライブラリをインストールします。

「Rails をやりたい!
Mac OSには最初から Ruby が入っていて初心者にも始めやすいらしい!」

と学習意欲に湧く人が rails gem をインストールしようとすると、これから勉強しようと思ってることと関係ないエラーが出て失敗して初っ端からくじけやすい訳です。このエラーの質問が RedHat OS のサポートにも来るだそうです。

gem install rails
Fetching: concurrent-ruby-1.0.5.gem (100%)
ERROR:  While executing gem ... (Gem::FilePermissionError)
    You don't have write permissions for the /var/lib/gems/2.3.0 directory.

私の同僚に話したら「npm もグローバルインストールの方がオプションだしそれでいいよねー」と。

なお複数バージョンの Ruby を使い分ける仕組みのひとつ rbenv では現在のところ --user-install が標準だと動作しないそうで、それを解決しないとなーとのことでした。(rbenv のメンテナも @hsbt さん)

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