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波風立たない海辺の一部だった

ここは海の見える島

人の気配はないので

無人島かもしれない


人気がないどころか

海辺なのに風もなく

波もない

穏やかで静かな世界

背後には鮮やかな緑の森を感じる


私の意識に映ったのは

一頭の大きな亀の姿

体全体は見えないから

甲羅があるかどうかもわからない

でも目や口の形と動き

のっそり砂を浴びながら地面を這う様子から

それが爬虫類

とりわけ亀であることは察しがつく


しかも長老のような

世界の全てを悟っているかのような

落ち着き払った雰囲気を醸し出している


ここにいると全体を感じる  

私自身は何者でもなく

明るく照らされた砂の温かさに

抱きしめられて

満たされている存在のようだ

私という存在は

自然とその亀やその世界を

とても信頼し、安心しきっていた


そこで私は彼に話しかける

「自分を表現するのが怖い」と


すると

長老の彼はニンマリと笑みを浮かべ

「君は怖さを味わいに行ったのだろう。」

という


「いつかはこの波風も立たない

平和な場所に戻ってくる。

その時に、今の世界で経験したことを

思い出してはクスッと笑うだろう。

君は宝物になる思い出を

たくさん作りに行ったのだ。

できるだけたくさん

怖い思いをしに行ったのだ。

怖さは友達。怖さは友達。怖さは友達。。」


と言うと

砂浜に

重い自分の体を引き摺った跡を残しながら

ゆっくりゆっくり去っていった


私の名前を呼ぶ声で目が覚めると

両目から枕に向かって

二つぶの涙が伝った




---------詩のビハインドストーリー--------

私はアートや音楽が大好き。
ここ数年は心理学も勉強している。
そしてスピリチュアルなこともまた好き。

ただ地球上の1人ではなく
宇宙の一部として今存在している者として
スピリチュアルな視点を持つことで
自分らしく生きていくヒントを得たいと
常々思っている。

何年かお世話になっている心理学の先生が
裏メニュー的にやっている
前世リーディングが気になって
ついに受けて来た。

あなたの前世は◯◯です!!
と宣言されるタイプの前世占いは
過去に経験があったが

今回は「シータ派」という
エネルギーの最高層の波動を使った
リーディングで

先生が丁寧に誘導してくださり
私自身が過去の姿を見にいく
というもの。

リーディングの中で初めに出会った静かな島にいた亀の長老さんとの会話を残したくて詩にすることに。

そもそもリーディングの趣旨は
前世に行って
私が才能を最大限に活かしていた頃の自分から
その才能を引っ張ってくる。
というもので

心のどこかで期待していたのは
縄文時代くらいの自分が
女神のように崇められていた世界、、
⇨エゴ笑

そう思い通りにはいかないもので。。
あれは海に浮かぶ島の一部?だったな。。
そもそも人間ではなさそうだったな。

先生にも、私には過去世からのしがらみみたいなものがあまり感じられず
平和で自由が約束された世界にいたから
そろそろ何もないことに飽きて
あえて色々体験できる地球に人間として生まれたのかもしれないですね。

と言われました笑

そう言われて、なんだかすごくしっくり来ました。

私は、昔から
やったことのないことに挑戦するときの
「どう感じるか想像できない怖さ」
を味わうことに快感を感じるのです。


詩を久しぶりに書くときも
noteを始めるときも怖かった。

でも自分が求めてるんだね。
怖いと感じることを。


よし、どんとんやっていこう。
そう心に決められました。

みなさんはスピリチュアルな世界や
自分の過去世、未来世について
興味はありますか??

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