「全ての経験が今に繋がる！」〜中山久美子さんインタビュー〜

今回のインタビューは、お子さんは、春には大学生というベテランママ。
多くの方に手帳活用術を伝え、昨年から手帳の最高峰フランクリンプランナーとのコラボバインダーも発売し、今とっても活躍されている手帳活用術のコーチの中山 久美子さんです。

■プロフィール
お名前：中山 久美子さん
職業：Happyライフ手帳コーチ
お子さんの性別・年齢：長男18歳（高校3年生）

なお、今回のインタビューは前編です。
色んなお仕事経験を話してもらってます。
パチンコ屋清掃からカフェ経営まで！
どんどんやりたい事を引き寄せていった久美子さんに注目です。

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入澤（以下：入）「まずは簡単に今のお仕事とお子さんについて教えてください。」

中山久美子さん（以下：中）「「手帳活用術」を全国に広め自立したHappyな女性を増やすためのHappyライフ手帳コーチをしています。子供は、18歳の息子がいます。4月から大学生です。」

入「ありがとうございます。お仕事大活躍の様子拝見しています。そしてベテランママさんなんですね〜！」

ーーー　今回は、もうすぐ大学生になる息子さんがいらっしゃるので、お子さんが小さかった頃から順番に、お仕事のことやママとして大事にされていたことを聞いていきます！　ーーーーーーー

入「さて、お子さんの妊娠・出産の頃はどのようなお仕事をされてましたか。」

中「私の職歴としては、短大卒業後2年間幼稚園の先生をしていました。その後、OL、司会業、色んな仕事してましたが、妊娠９ヶ月で仕事を辞めました。」

入「産休ではなく、退職を選んだんですね。」

中「はい。幼稚園の先生をやってたので3歳までは子育て専念と決めてました。息子が生まれてからは、毎日息子と一緒。小さい頃から息子の習い事を色々していました。プール、英語、周りは専業主婦ばかりの環境でした。」

入「では幼稚園に入るまではずっと一緒だったんですね。その後はどうでしたか？」

中「息子が幼稚園行ってからは、半年くらいは家にいました。ですが半年過ぎてから、子供がいない間だけパートを始めました。久しぶりの社会復帰でした。最初の職場は、ビクトリアというスポーツ用品店です。」

入「へえ〜！意外な職場です、笑」

中「はい、笑。特にスポーツが好きではなかったんですが、家から近くて、子供がいない9時〜14時くらいでできる仕事、という条件が当てはまったのがよかったです。パートは他にもしてて、パチンコ屋の朝の清掃は時給も良くて10時くらいには仕事が終わるし、すごく良かったですよ！」

入「すごーーーい！パチンコ屋さんの清掃もしてたんですね！いや〜、色々経験されてますね〜。」

中「はい。全部今に繋がっています！」

ーーー 「死」を身近に感じた経験、子供から手が離れたことで今後の自分について考えるようになった ーーーーーーー

入「その後お子さんが小学生になりますが、その頃はどうでしたか？」

中「２〜３年パートをやって、もうちょっと働きたいなと思うようになりました。その頃見つけたルミネのとんかつ屋さんがオープニングスタッフを募集していたので、入った人達でお店を作り上げていけることに魅力を感じてそちらに行き始めました。」

入「２〜３年パートで同じ仕事をしていると慣れてきますよね。慣れてきたところでチャレンジ精神も湧いてきたということでしょうか。」

中「そうですね。あとは色々パートをしていましたが、どこ行っても同じ気がしてきた頃でした。小学校にも入ると、子供が手を離れ始めてきます。そうすると今後私はどうしよう？？というモヤモヤも出てきました。そこで自分の習い事をしようと思い、ABCクッキングスタジオに通い始めます。ケーキのコースが楽しくて、マスターのライセンスを取りました。そうすると人に教えたり、商品を販売できるようになります。スタジオからも講師をやらないかと声をかけられました。ですがやりたかったケーキの講師ではなく料理の講師になります。」

入「お子さんから少し手が離れて、活動の幅が広がり転機が訪れたんですね。」

中「しばらくは料理の講師に専念してましたが、ずっとこれでやっていくのも違うなと思ってました。そんな頃「3.11」が起きました。自分と無縁だった「死」を感じました。死を感じたことで、それまでは今日楽しかったらいいと思って生きていましたが、あの日以降今日死んでも悔いがない人生にしようと思いました。自分が今後何をしようかというのもより真剣に考え出しました。39〜40歳くらいの頃です。」

入「そうだったんですね。お子さんの成長、地震、色々チャレンジしてきた事、が重なっていきましたね。その後はどんな行動をとっていかれたんでしょうか？」

ーーー 独立への足掛かりは資格から ーーーーーーーーー

中「せっかくライセンス取ったから活かそう。と思い、自宅で教室をし始めました。楽しかったです。最初は子供も夫もいない平日だけの予定でしたが、土日も予定入り出し、家族に迷惑をかけたりしてモヤモヤしていました。また、2012年から法律事務所で週3日事務の仕事も始めました。」

入「自宅でお仕事して忙しくなってくると、家族にもしわ寄せがいってしまいますよね。」

中「はい。ケーキの教室は一年で辞めました。自宅でするのは限界を感じました。その頃カフェをやりたいと思っていました。すると、通っていたネイルサロンのイベントでケーキを作ることになったんです。
そこからサロンのカフェスペースを貸していただけることになり、月一の「おうちカフェ」を開催するようになりました。」

入「行動し続けることで、やりたいことに段々と近づいてますね！とはいえ当時は料理、ケーキ、カフェという飲食にまつわるキーワードばかりで手帳コーチになるきっかけがまだ見えてこないですね、、」

中「はい、そろそろですよ、笑。おうちカフェはやりたくて始めたんですが、段々とやりたいがやらねばになってきて、、、集客にも困ってきました。そして、いよいよ出会います！2014年にチラシ作りで頼ったウェブデザイナーさんにフランクリンプランナーを教えてもらったんです。」

入「わ！ついに出会ったんですね！」

中「バインダーは買ってみたものの、当時はバインダーに挟む紙に五千円とか意味わかりません！と思っていたので、中身は別物を使用していました。ですがその人から使わないリフィルをもらって、やってみたら、、、これは今までの手帳と違うぞ！と思ったんです。それまではマンスリーしかない手帳しか使ってませんでした。
フランクリンプランナーのリフィルには、ワークも入ってるので、読みながらやってみて、段々ちゃんと知りたくなったんです。
「価値観」、「タイムマネジメント」、これまでの手帳には書いてなかったことが沢山あって、手帳に対する考え方が変わり衝撃を受けました。」

入「その頃もおうちカフェは続けてましたか？」

中「はい。続けてましたが、月に一回主人の休みの日にしていて、家から大量のケーキを持っていくなど主人に手伝ってもらうことも多く、悩んでいました。当時フェイスブックが流行っていてそこで「辞めます」と書きました。そしたら驚きのメッセージをもらったんです。あるカフェのオーナーさんからうちでやりませんかと話をもらったんです。」

入「またいい話が入ってきましたね。」

中「そうですね。ですが、やり始めようとした頃、息子の高校受験と重なっていたので、少し待ってもらいました。
４月になって、始めようとしたらその方が女性起業家のコンサルタントをしているとわかって、起業の勉強をし、自分のスケジュールを手帳で管理し、7月からオープンさせました。それまでの教室やおうちカフェの仕事は利益を出すことの難しさは感じていましたが、どうしたらいいのかわかっていませんでした。でもここからは人を雇い、利益を出すことに真剣になり、一生懸命カフェ経営をしました。」

入「今から3年くらい前のお話ですね。手帳をツールとして使いこなし出した時期、お仕事はカフェ経営となり忙しそうですね。」

中「はい。飲食業に集中した時間があったからこそ、今の手帳に繋がっていきます！手帳に繋がっていくのはここからなんです。」

入「なるほど！ではここからが久美子さんの今につながる大事なステップだと思うので、改めてじっくりお聞きしたいと思います。今回は一旦これまでの流れをおさらいさせてください。お仕事の仕方としては、お子さんのいない間だけということでしたが、これはいつまでそうしていましたか。」

中「息子中心で仕事は息子のいない間だけというのは小学校入って2ヶ月まで続けました。働き方としては、雇用されるという形は、いつか卒業したいと思ってました。休むにも周りに気を使いますし、決まった時間に電車に乗って出勤するのは、、、無理！何かの形で自分でやりたいとずっと思ってきました。ただ、今自分で働いてみて思うのは、自分でやり始めたらもっと休めないということがわかりましたが、笑」

入「そうですね、笑。融通はきくことも多いですが、休みは計画的に用意しておかないと休めないですよね。」

 ＜久美子さんのこれまで＞

2001年 出産
2005年 パートで社会復帰（幼稚園）
2008年 とんかつ屋さんオープニングスタッフ（小学生）
　　　　ABCクッキングスタジオでケーキコースのライセンス取得
　　　　料理講師をスタート
2011年 3.11を機に人生を考える
2012年 自宅でケーキ教室・事務スタート
2013年 おうちカフェ
2014年 フランクリンプランナーに出会う（中学生）
2015年 おうちカフェ終了
2016年 カフェスタート
2017年 手帳講師として活動開始（高校生）
2019年 フランクリンプランナーとのコラボ開始、長く続けてきた事務の仕事も完全に辞める。
2020年 (お子さん大学進学）

ーーー 若いママに伝えたいこと ーーーーーーーーーーーー

入「久美子さんは、様々な経験をされてきてますが、これからどうしようと悩んでるママやこれからママになるかもしれないけどどうなっちゃうんだろう？と思ってる方へ伝えたいことはありますか？」

久「とにかく自分を知ること！それが一番難しいって言われますが、環境を変えてみたり、何か行動を起こしてみてください。行動しか自分を変えられませんか。経験してきたことは、全部未来に繋がりますよ。」

ありがとうございました！

後編では、手帳コーチとして大活躍の今に至るまでのこの数年のストーリーをお聞かせいただきます。また息子さんが大きくなってからのエピソードや親子手帳術のお話もあります。お楽しみに！

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