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忙しいママをサポートしたい!海外生活から帰国後保活&起業へ〜吉武麻子さん〜

■プロフィール
お名前:吉武 麻子さん
職業:タイムコーディネーター
お子さんの性別と年齢:長女4歳(年少)、次女2歳

― 二人出産してから起業しようと決めていた ―

入「まずはお仕事について教えてください。」

吉武さん(以下:吉)「今は、起業している方、副業をしている方、起業・副業を考えている方に、起業家としての時間体質改善プログラムを行っています。
やることが多い初期に安定的な売り上げを上げるためには、マーケティングスキル・マインド・行動量が欠かせません。
 この3つを鍛えるためには時間の使い方に意識を置くことが必須です。時間を効率的に使って自分でビジネスをしていく過程で、マーケティングスキルが身につき、自分にとっての優先順位が理解でき、その順に行動し続ける強いマインドが育っていきます。
 この一連の過程をプログラム化し、私が伴走しながら、皆さんが自走して安定的に売上を上げていけるようサポートをさせて頂いています。」

入「心強いですね。」

吉「ありがとうございます。」

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入「それではここからはお仕事を始めるに至った経歴を、お子さんの妊娠出産なども絡めて教えてください。」

吉「はい。私は2008年に26歳で韓国に留学し、28歳の時に韓国の広告に世界各国のモデルをキャスティングするキャスティング会社で働き始めました。キャスティング会社の仕事は、夜が遅く、時差のある海外とのやり取りも多く、出張もありました。海外ロケの出張だと1週間家を空けることもありました。
 2013年に現地の男性と結婚しました。子供がほしい気持ちはありましたが、この仕事のままでは難しいと思っていました。」

入「韓国で就職と結婚をされたんですね!お仕事の様子から、子供を持ちながら働くイメージが描きにくそうです。」

吉「はい。周りには結婚して出産している女性が、キャスティング会社の社長しかいませんでした。しかもその社長が、仕事と子育ての両立がものすごく大変そうだったので、私は自分が出産後も子育てと仕事を両立するイメージができませんでした。
 そんな悶々としていた時、私と同じように日韓夫婦の日本人女性が起業という働き方で、日韓を行き来しながら働いていることを知りました。その女性との出会いがきっかけで、自分も起業することを決意し、退職することになりました。」

入「起業を決意して退職されたんですね。」

吉「はい。退職後に妊娠したのですが、つわりがひどかったんです。当時MERSが韓国で流行していたこと、自分の体調に不安があるなどの要因が重なり、子供は日本で出産することを主人と話し合って決めました。そんな想定外なこともあり、子供は二人欲しいとも思っていたので、すぐに起業はせず、二人出産した後に本格的に始動できるよう助走期間を設けようと考えました。」

入「そうだったんですね。」

吉「2015年に長女を出産し、起業はベビーマッサージでしようと考え、2016年にベビーマッサージの講師をスタートしました。」

入「意外です。最初はベビーマッサージをされていたんですね!」

吉「はい。今のタイムコーディネーターと共通点がないように思えるんですが、『忙しいママをサポートしたい』という気持ちは一緒で、親子の絆を深める時間をとろうとベビーマッサージを教えていました。
 ですが、自分のこれまでを振り返っていく中で、時間を扱うのがいいのではないかと思い始めて、二人目出産後からは時間管理でいく!と決めました。」

ー 二人目出産後からタイムコーディネーター本格始動 ー

入「どうして時間管理だったんでしょうか?」

吉「時間のことをやろうと思ったのは、起業するにあたって、自分が得意なことを分析し、人に相談し、後押しをもらい、これだと確信を持ちました。
 私は韓国で生活していた時に、とにかく時間に追われていました。仕事そのものも忙しかったですが、プライベートの時間でも仕事に呼ばれるような忙しさでした。
 例えば仕事が終わったと思って飲みに行っても、電話がかかってきたら仕事に戻らなきゃいけない。何か勉強していても電話で中断される。どんなに楽しんでいても電話によって『引き戻される』のです。『引き戻される』という感覚になるのが嫌で、いつからか自分のために勉強したり、楽しんだりすることをしなくなりました。」

入「それは辛いです。」

吉「でもある日、仕事の先輩から映画に誘われました。何日も徹夜続きで仕事をしていた時でしたし、疲れて映画を観ても寝てしまうだろうし、普段だったら絶対行かないって断っていたと思います。だけどその日は直感で、行ってみることにしたんです。そしたら、その映画を見ているうちに心がスーッとして、その時抱えていたモヤモヤがなくなっていくような感覚になったんです。このスーッとした気持ちはなんだろう?と考えてみたら、自分の意思でやることを決めた心地よさだったと後から気づきました。 

 それからは仕事に振り回されるのではなく、自分の意思を持ってやりたいことはやると、時間に意識を置いて、仕事とプライベートの切り替えができるようになりました。
 
 この韓国での経験は、ママの日々にも通じると思ったんです。ママは子供優先で、子供に合わせた食事を作って食べ、子供の見たい映画を見る。自分の意思とは違う行動をとっていることが多いです。そうしたママ達の力にもなれると思い、タイムコーディネーターとしてアドバイスをする仕事をしたいと思いました。」

入「一本の映画が大きな転機になったんですね!良かったですね〜!
ご自身の経験をサービスへと転換していかれたんですね。ベビーマッサージからタイムコーディネーターになったのも、一貫して忙しい方へのサポートをしたいという想いだったんですね。」

吉「はい。タイムコーディネーターだと決めてからは、その道を信じて突き進むだけとなりました。次女が生まれて3ヶ月頃からモニターをしてくださる方を集めてサービスを提供するなど活動を開始していきました。保育園に通えるようになってからは、本格的に仕事をスタートさせ、電子書籍を執筆し、出版してからはより仕事も忙しくなってきて今とても充実しています。」

ー 退職後の保活も諦めなくて大丈夫 ー

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入「起業準備となると、産休・育休の方と違って、保活は不安も大きく大変だったんじゃないでしょうか?」

吉「はい。家族4人で日本に移住して暮らしていくと主人とちゃんと決めたのが、下の子を妊娠してからでした。そうすると、上の子は2歳児クラスからの入園になりますが、どこも定員いっぱいで難しかったです。
 住んでいる自治体の保育課の方に相談して、小規模保育に入りました。小規模保育の2歳児クラスは、次の年にまた保育園を選びなおさないといけないので、入る側にとっては入りやすかったです。下の子は幸い第一希望の園に入ることができました。その翌年度に上の子も下の子と同じ保育園に入ることができ、今に至ります。保育課の方に相談してアドバイスをもらいながらの保活でした。」

入「なるほど!突然保活を始めるより、お子さんの年齢に合わせて、住んでいる地域の自治体の方にアドバイスをいただくと、入園の道も見えてきますね。これから社会復帰と保活を考えているお母さん達の参考になりますね。ありがとうございます!
 保育園以外でお手伝いを頼める方はいらっしゃいますか?」

吉「シッターさんにお願いすることもありますが、実家が近いことと夫にお願いできるので、家族に助けられています。夫は、韓国の人なので、言葉、食べ物、文化、違うことが多い中、日本に住んでくれてとても感謝しています。」

入「ありがたいですね。ご主人素敵です。
では次に子育てで大事にしていることを教えてください。」

吉「まずは、忙しくて何かやりながらでも、子供の顔を見て話すこと。そして、どうしても今はまだ2歳の下の子に手がかかりますが、上の子を中心に見るようにしています。
 将来的には自分達のやりたいことをやって生きて欲しいと思ってます。どんな国でも生きていけるようになって欲しいです。
 私が、仕事が楽しいという姿勢を見せるようにしていたら、子供から「今日は保育園楽しくて幸せだったよ!」という報告をしてくれるようになりました。」

入「すごいですね~!4歳で幸せって伝えられるんですね!ママのことをよく見てるんでしょうね。」

吉「はい。私の服装でその日の仕事を当ててきたりします(笑)。」

入「女の子らしいですね!」

ー タイムコーディネーターの一日 ー

入「吉武さんは、タイムコーディネーターというお仕事なので、子育てに仕事に忙しい1日をどう過ごしてるのかぜひ教えていただきたいです。」

吉「はい。夫の帰りはまちまちなのでその時によって違うのですが、こんな感じです。」

4:00 起床
メイク・身支度
仕事
夫の朝食準備
5:30 夫出社
仕事
6:30 子供起きる
朝食・子供の支度
片付けタイム
8:00 登園
9:00 仕事スタート
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17:30 お迎え
食事・お風呂・洗濯・次の日の料理準備
20:30-21:00 一緒に寝る

吉「家事は登園前に子供達と片付けタイムを設けていて、そこで掃除はしています。
食事は前日の夜に次の日の分を作ったり、週末に作ったりしていますよ。」

入「なるほど!自宅仕事だと、子供がいなくなってから掃除するとせっかくの仕事時間が削られる感じがしてたんですが、登園前にみんなでするんですね!それいいですね!食事も事前準備されてるんですね。準備で自分の使える時間が増えますね!ありがとうございます。」

吉「参考になったら嬉しいです。」

入「さて、最後にお仕事のやりがいやモチベーションを教えてください。」

吉「お客様から売り上げが上がった、時間の使い方が変わったなどの結果の報告をいただくと嬉しいです。家族の時間も、仕事も、やりたいことも、どっちも欲張りにいけるんです。やりたいことはやれるんです。それを伝えていくことで、これからも忙しい方のサポートをしていきたいです。」

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吉武さんありがとうございました!
韓国での経験が今のお仕事に繋がってるんですね。

自宅仕事が多い方は、吉武さんのスケジュールも参考にしていただけけるのではないでしょうか。
また、起業を考えるママ達は、自分を活かす仕事の見つけ方や、月齢が上がってからの保活についても参考になると幸いです。

時間との付き合い方は、永遠のテーマだと思います。今回、インタビューさせていただいてて私自身がとっても勉強になりました。まだまだ聞きたいことがムクムク湧き上がっております!

ぜひ、下記の吉武さんの発信も参考にされてみてくださいね!

電子書籍、私も読ませていただきました!時間管理のワークシートで現状を把握して、見直せますよ!
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