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【FVP政治観察記】(第8回)衆参補欠選を総括してみる 

衆参


総括。

自民党の4勝1敗。負けたところは維新が取った。


野党が接戦によく持ち込んだといえばそうなるが、追い込まれた自民党は強かったとも言える。

特に野党が乱立した千葉5区と強固な保守地盤の山口2区は勝率数%からのスタートでよくここまで競ったなぁと言う印象。

各地の演説をtwitter上で見てたけれど、与野党すごく盛り上がりだった。特に、野党側の街頭演説でここまで集まるか!というくらい集まっていた。一方で投票率が伸び悩むといった感じである。盛り上がりとの乖離(関心がある人とない人の差)が浮き彫りになった気もする。

野党側に勢いがあったのは雰囲気だけでなく、数字にも現れている。出口調査によると無党派層(特定の支持政党を持たない人)の投票先は安倍元総理の地元を含めて、すべての選挙区で自民を上回っている。

確実に何らかの変化はおき始めている。それは単に野党が強くなっているというわけではなく、政治の仕方や選挙の運動のあり方の面なのかもしれない。

野党側が、接戦に持ち込むものの負けるというのは2021年の衆院選に続いて2回目である。当時も立民は確実に議席増と言われ、数年前では考えられなかったようなところも接戦に持ち込めていたのに、ことごとく僅差で勝ちきれなかった。同じことが起きている。いくら僅差に持ち込めたからと言って、議席は一票でも多く取ったほうが勝ちとなる。野党側は「接戦に持ち込めた」とこの結果に甘んじることなく、次なる対策を考えなければならないだろう。二度あることは三度あるというようでは政権交代は遠のくばかりである。

与党は無党派層、野党は接戦に持ち込んでからの勝ち方に課題を残す選挙戦となった。


※一素人の選挙総括です。本来ならば、選挙ごとにしっかりと分析すべきだとは思いますが、勉学で忙しいため出来ませんでした。データなどは駆使しておりませんがご容赦ください。





※「FVP政治観察記」ではそれぞれのメンバーが活動を通して感じたことや政治への思いを書いています。賛同できる意見もできない意見もあると思いますが、ぜひご一読いただき、また、皆さんの意見を発信していただければ幸いです。

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