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Day54_ハンドメイドマーケットプレイスのEtsy

どうも!180日後に起業する人です。
本日はこちらの記事でも言及したEtsyについて調べていきます。

Etsyの主要な事業数値

財務実績 2005年(創業)~2024年までの概略:

  • 2005年: 売上 約$170,000、営業利益 データなし

  • 2010年: 売上 約$3,140万、営業利益 データなし

  • 2015年: 売上 $2億7,300万、EBITDA $3,100万

  • 2020年: 売上 $14億6,000万、EBITDA $3億7,400万

  • 2023年: 売上 $24億6,600万、EBITDA $6億600万

ユーザー数の推移

  • 2010年: 販売者 約40万人、購入者 約600万人

  • 2015年: 販売者 約150万人、購入者 約2,400万人

  • 2020年: 販売者 約450万人、購入者 約8,100万人

  • 2023年: 販売者 約800万人、購入者 約9,600万人

主要なアクションと変化

2005年: Etsyの創業。手作りや独自の商品に特化したオンラインマーケットプレイスとして立ち上げ。
影響: ハンドメイド商品の販売者と購入者を結びつける新たなプラットフォームを提供。

2010年: 国際展開を開始。
影響: グローバル市場への進出により、ユーザーベースと売上が急速に拡大。

2015年: NYSE(ニューヨーク証券取引所)に上場。
影響: 資金調達力の向上と知名度の上昇。

2020年: COVID-19パンデミックへの対応として、販売者支援プログラムを導入。
影響: パンデミック下での販売者の事業継続を支援し、プラットフォームの信頼性を向上。

2023年: AIを活用した新機能の導入(検索機能の改善、パーソナライゼーションの強化など)。
影響: ユーザーエクスペリエンスの向上と、より効率的なマッチングを実現。

競争環境の変化

2005-2010年: 比較的少ない競合。主にeBayなどの一般的なオンラインマーケットプレイスが競合。

2011-2015年: Amazon Handmadeの登場により競争が激化。

2016-2020年: InstagramやPinterestなどのソーシャルメディアプラットフォームが、ハンドメイド商品の販売チャネルとして台頭。

2021-2024年: 大手テック企業によるAI活用が進み、パーソナライゼーションや検索機能の高度化が競争の焦点に。

ビジネスモデルの変化

2005-2010年: 出品料と取引手数料を主な収益源とする基本的なマーケットプレイスモデル。

2011-2015年: 広告サービスの導入により、収益源の多様化を図る。

2016-2020年: Etsy Paymentsの導入により、決済サービスからの収益を追加。

2021-2024年: サブスクリプションモデル(Etsy Plus)の強化と、AIを活用したサービスの拡充。

過去のトラブルとその解決

2018年: 取引手数料の引き上げに対する販売者の反発。
解決策: 販売者支援プログラムの拡充と、手数料引き上げの必要性についてのコミュニケーション強化。

2020年: COVID-19パンデミックによる物流の混乱。
解決策: 販売者と購入者向けの情報提供の強化、配送遅延に対する柔軟な対応策の導入。

2022年: プラットフォーム上での偽造品や模倣品の増加。
解決策: AI技術を活用した監視システムの強化と、知的財産権保護ポリシーの厳格化。

その他特記事項

  • 持続可能性への取り組み: 2030年までにカーボンニュートラルを目指す目標を設定。

  • ダイバーシティ&インクルージョンの推進: 経営陣や従業員の多様性向上に注力。

  • M&A戦略: Depop、Elo7、Reverb等の買収を通じて、特定分野での市場シェア拡大を図る。

このモデルは販売者の数に対し、購入者の数が10倍以上というバランスで成り立つモデルであるということはとても興味深かったです。

そして、AmazonやInstagram、Pinterestが競合として台頭してきたのもとても興味深く、それらも調べたいと思いました。更には日本国内ではminneが主要プレイヤーとして存在するマーケットのため、そこも調べていければと思います。

180日後に起業する人

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