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ムダに続けても意味がない

「一度続けたら最後までやりなさい」
日本人はこれが当たり前とされてきた。というか今もそうかもしれない。
何かを途中でやめることは、悪いことだ!と教わるし、教わらなかったとしても世間の風潮がそうだ。
「あいつ部活やめるんだって」
ひとたびこうなれば学校中の噂になる。
なぜだ?
なぜ?なぜ続けなければならない?
続ける人がえらい。
いやもちろん続けた方が様々なことを学べる。
しかしですよ?
大前提として、そのことを本人が心から好きだったり、やりがいを感じていればの話だ。
やりがいを感じていないのになぜ続けなければならないのか?
それは人生における何の時間なんだ?
本人が楽しかったり、やりがいを感じていなければそのことから何も学べない。
本人にその気がなければ何も学べない。
少なくとも僕は人災を楽しく、豊かに、やりがいを見つけ、生きがいをみつけ生きることを目指している。
人はいう。
「社会に出てからつらいことがあった時にそこでの経験が活きる」
それはわかる。
しかしそれは本人が好きだったりやりがいを感じていることで、である。
それらを何も感じていなければ、「つらかったな」「だるい」それでおわりである。
私自身も野球を12年間やった。
小学生のとき、親に無理やり入れられた。正直、野球を楽しいと思ったことなんて一度もない。
自分でやりたいことじゃないから、「やりがい」も何も感じない。
「なんでこんなことをやっているんだろう」
そう思って野球をやめて心新たに始まった大学生活。
しかし自分が何を好きかもわからない。
やりたいこともわからなくなっていた。
12年間。
やりたくもないし、やりがいも感じないことをやって人生の時間を大いにムダにしたと思う。
「やめたい」
と言ってもやめさせてもらえなかったんだけど、正直自分がやりがいを感じないことは早くやめた方が良い。
自分がやりがいを感じることが1発でわかる例なんて少ないに決まっている。
それなのに「続けなければ」という謎の縛りに駆られて、無意味に続ける。
「続けたくない」と思えばそこまでのことだったということである。
そうじゃなくて、自分から「続けたい」「気づいたら続いている」そういうことが本当に続けるべきことであって自然の流れなのである。
だからそれがわかるまで、自分がやりたいことをやれば良い。
人生の中でいろいろやってみれば良い。ダメなら別にダメでも良い。
それが「悪いこと」なんじゃなくてただそういうことだったんだし、行動し続けている時点で成功だから失敗という概念なんてない。
そうやってトライアンドエラーを繰り返してやっていく。
そしてその時に結果を求めるのではなく「過程を楽しむ」意識を持てば、やること自体が楽しいから人生も豊かになっていく。
ダメならやめてどんどん次に進めば良い。
人生は有限だ。
やりたくないことなんてやってるヒマない。


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