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韓国バスケリーグKBLがアジア枠を導入!〜アジアバスケの向上へ〜

どーも、わたぼーる だいち です。
今日もためになるバスケ情報をお届けします。

今日はNBAでもBリーグでもない、韓国リーグについての情報をシェアしたいと思います。

なんと韓国リーグ、KBL (韓国バスケットリーグ)が日本人を対象としたアジア枠の制度を導入することを発表しました。

その内容について見ていきましょう。

韓国KBLがアジア枠導入へ

5月27日に、韓国プロバスケットボール (KBL)が2020-21シーズンからアジア枠を導入することを発表しました。

初年度のアジア枠は、日本人選手のみを対象した制度になるという。

アジア枠として保有できる日本人選手はチームに一人までとなっており、KBLは国内選手のサラリーキャップ制を導入しており (25億ウォン、日本円:約2億5000万円)、アジア枠選手の年俸はサラリーキャップに含まれる。

KBLの発表によると、今後はさらにこの制度を拡大していく方向で、中国とフィリピンの選手の受け入れに向けて競技を進めていくということだ。

この制度で、KBLからBリーグへの移籍も可能になっており、さらなるアジアのバスケ交流が盛んになりそうである。

【KBLリーグ概要】
◆チーム数:10球団(所属地)
原州DBプロミ(ウォンジュ)
仁川電子ランドエレファンツ(インチョン)
安養KGC人参公社(アニャン)
高陽オリオンオリオンス(コヤン)
ソウルサムソンサンダース(ソウル)
ソウルSKナイツ(ソウル)
全州KCCイージス(チョンジュ)
蔚山現代モービスフィバス(ウルサン)
昌原LGセイカーズ(チャンウォン)
釜山KTソニックブーム(プサン)
※都市+企業名+ニックネーム(KGCのみニックネームなし)

◆試合方式
・レギュラーシーズン:6回戦総当たり54試合/各チーム
・プレーオフ:6強戦/3戦先勝、セミファイナル/3戦先勝、ファイナル/4戦先勝(最大17試合)
※各試合にエントリーできる選手=12名

◆国内選手規定
・新人ドラフト制度あり
・サラリーキャップ制:25億ウォン(約2億5000万円)
・28歳までに約1年半~2年間、兵役に就くが、その間はKBLに選手登録ができない(ただし国軍体育部隊の『尚武』(サンム)への入隊が認められた者は尚武所属として選手活動ができる)。

◆外国籍選手規定
・2人保有、オンザコート1
・年俸は2選手の合算で700,000USドルまで(一人上限500,000USドル)
※身長制限は2019-20シーズンから廃止
※外国籍ドラフトは2018-19シーズンより廃止で現在は自由契約

アジア枠第一号決定!中村太地選手!

韓国のバスケットリーグにアジア枠の導入が発表され、その後さっそくその制度を利用して韓国リーグへ挑戦する選手が決まりました。

昨シーズンまで京都ハンアリーズに所属していた、中村太地選手が韓国リーグへ挑戦することが決定しました。

韓国では、原州DBプロミへの入団が決定しています。

DBは優勝3回、準優勝6回を誇る名門で、かつて『韓国の大統領』と呼ばれてアジアを代表する選手だったホ・ジェや、長年にわたり韓国代表のセンターを務めたキム・ジュソンが所属していたチームである。

中村のKBL入りは、自身が『師匠』と仰ぐDBのイ・サンボム監督(51歳)との出会いから始まり、みずから「監督の下でプレーしたい」と伝えたことから事は動いたという。

イ・サンボム監督は2011-12シーズンに安養KGCを初優勝に導いた指揮官。2012年にはロンドン五輪世界最終予選(OQT)で韓国代表のヘッドコーチとして采配し、2013年からの2年間は韓国代表のアシスタントコーチを務め、2014年には韓国・仁川市で開催されたアジア競技大会の優勝に尽力している。

アジア競技大会後からの3年間はKBLから退き、勉強を兼ねて指導の場を日本に移していた。そこでアドバイザーとして技術指導に携わったのが、当時NBLの東芝(現川崎ブレイブサンダース)や福岡大学附属大濠高校だった。

大濠ではシーズンを通して指導しており、そのときの最上級生が、今春大学を卒業した中村太地、牧隼利(琉球ゴールデンキングス)、増田啓介(川崎ブレイブサンダース)らであり、彼らは1年間指導を受けている。

韓国リーグは、アジアの中ではタフなスタミナと強靭なフィジカルを持ち、韓国独自ともいえる組織的なプレーを確立させている。

さらに、KBLにはサラリーキャップとドラフト制度があることから、NBAのようにトレードや移籍市場が盛んであり、生き残りをかけた競争は年々激しくなっている。

そして、20代の選手には約1年半~2年の兵役があり、KBLに復帰した際には、自分の居場所を確保する厳しい戦いが待ち受けていることから、日本人選手がKBLに参戦すれば、日本とは違った競争世界を体感することになるだろう。

そんな過酷な環境下の中、中村選手にはそれを乗り越えて、大きな成長をして、日本のバスケットのレベルアップに繋がる選手の一人となって欲しいと願いたい。

まとめ

この韓国リーグのアジア枠制度の導入で、アジア間でのバスケ選手の交流が盛んになることでしょう。

そして、それはアジアバスケのレベルアップに繋がり、アジアからより多くの選手が世界と対等に渡り歩けるようになることを期待したいですね。

今後もアジアバスケの動向に注目したいですね。

では、また次回!

第86回 バスケット豆知識

さて、バスケット豆知識の時間です。
私が個人的にバスケットの豆知識や面白いと思ったことを紹介するコーナーです。

さて、先日の6月20日はなんの日だったでしょう。


はい、その通り。

ちょうど一年前の6月20日は、八村塁が日本人初NBAドラフトで1巡目でしかも9位指名という、日本バスケ界に衝撃が走った日です。

NBAドラフトで八村塁の名前が呼ばれた瞬間、感無量だったのは今でも覚えています。

そして、ルーキーシーズンを今彼は戦っていますが、すでにチームの重要な選手の一人となっており、彼のこれからの活躍にもかなり期待しています。

みんなで八村塁を応援しましょう!


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