howからのメタ認知

ビジネスにおける人物評価として、「あなたの話はhowばかりだね」や「howはわかったけど、そもそもなにしたいんだっけ?」といった会話がなされてないでしょうか。
少なくとも、コンサル業界では若手とマネージャーの間でよくなされているように思います。

そんなとき、whyを明確にしよういうことで、背景や目的、ゴールを整理することになりますが、大抵の場合、とりあえず並べてはいるけれどwhyとhowがきれいに繋がるようにはなかなかなりません。
なぜそうなるのか、一因としてwhyとhowとの間に自分、つまり主観が入っていて、そこがブラックボックスになってるからではないでしょうか。

主観と言語化したwhyとhowの関係性を模式的に表すと
 主観
 ↓ ↓
why   how
もしくは
why←主観→how
これだと、橋渡ししてる主観が言語化されない限り、whyとhowが繋がらない。

解決策のひとつがメタに考えることがあります。
一旦自分の主観、考えたhow、捻り出したwhyを俯瞰してみてみます。
ここで考え方としての私のおすすめは、どこを機転に考えるかだけは決めておくことです。
目的なのか、やりたいことなのか。
そこからwhyを改めて整理して(三回繰り返すなど)そこを起点にhowに落としていきます。
また、howが具体化したらwhyに戻ってみましょう。
これを繰り返すとこで、全体のストーリーに一貫性がでますし、howの精度もあがるのではないかと思います。

ポイントは、自分の主観を根拠にしないこと。事実と仮説を自分から切り離すために言語化する事です。
それにより自分の考えをメタに認知し、一連の流れを検証できるのだと思います。
why←主観→how
だとwhyとhowを行き来して検証する際に、さまざまなノイズが入ってしまい、自分での検証、精緻化が難しくなります。また、他者からみると全く理解されないものになってしまいます。
あるべき姿は以下だと思います。
 主観
  ↓
why ⇔how

howに説得力をもたせるためには、自身の中にある事実と仮説を言語化し、メタにwhyとhowをストーリーとして繋げていくこと、是非試してもらいたいですし、習慣化してほしいと思います。

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