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小松航空祭2024に行ったよ日記メモ Vol.1

 2024年1月の能登半島地震、そして今も懸命な捜索救難が行われている先日の豪雨被害に遭われた方々に心からのお見舞いを申し上げます。気力も体力も根こそぎ奪われる酷い災害でしたが、どうか少しでも心の軽くなるひと時が訪れますよう祈っています。また、現場で活動しておられる住人のかた、自衛隊・消防・警察・自治体の方々、そして多くのボランティアの方へ敬意と感謝を捧げます。


小松航空祭2024に行ったよメモ vol.1

① 旅行計画〜小松基地に入るまで

◎今年はふたりで
 
 今年の春に実家へ顔を出した際、昨年の小松基地航空祭の話をしたら…「なんで連れて行ってくれなかったの!行きたかった~!!」と言われた。母に。はいスミマセン。
 それで今年は母を伴って航空祭に行く事に。母親は70代前半。昨年のような観光バスで基地乗りつけツアーならば体の負担も軽かろう。父も行きたがっていたけれど、日程を聞くと「あーおれは野球だわ」と。うん。わたしが幼い頃からずっと「野球>>その他」の父なのであった。ちなみにプレイするわけではなく、記録係と協会の世話役。
 母はあちこち病気もしたけれども、今はとりあえず足腰は元気。社交的で、がさつと紙一重のざっくばらん。この人からよく私が出たなと時々思うよ。(がさつは遺伝してるけど私はかなり父に似てる)
 
◎詰め詰め日程
 
 小松航空祭2024の日程が出た時、やっぱり9月か…と思った。小松基地、行ける範囲の場所なのにこれまで行けなかった一番の理由が、9月の毎年同じ時期に開催の仕事のイベントと重なるから。2023年などはまる被り。昨年の航空祭は10月だったので大仕事の荷も下りて気分楽々で行けたのだった。今年はイベントの翌日。きついかな…でも、なんとかなるか、という気持ちで早々に(6月2日)決めてツアーを予約。
 
◎トラブル発生
 
 昨年もだけど、予約したバスツアー会社は3日前にやっと電話を入れてくる感じだったので、あまりチェックしていなかった。1週間前にログインしてツアー決定のお知らせを確かめた。その後、電話の無いまま3日前だし…と見に行ったら、最終案内書のリンクが貼ってあった。はいはい、自分で確認しろということね、と開くと…
※団体バス駐車場は予約多数のため抽選の結果、シャトルバス乗換となりました。予めご了承の上ご参加いただきますよう宜しくお願い申し上げます。※本ツアーは小松駅でシャトルバス乗換(別途1000円各自払い)となります。(9/18更新)とある。
なんですと!!!!!??
 基地に乗り入れできないのなら観光バスにはなんのメリットもないんだ、ごめんやけど。新幹線で行けば小松まで約40分だよ。観光バスでは2時間もかかる上にシャトルバスだとさらに時間が読めない。即キャンセルを決めた。もう一日早く確認したらキャンセル料かからなかったのに~と悔しく思いながら。バス会社も気の毒ではある。でも、9/18の時点で電話かメールで連絡してくれたらよかったのに…との思いは少しあるかな…
 能登復興祈願と空自70周年そしてブルーインパルスと、トリプル効果で今年は多くの来場者が見込まれていたけど、まさか観光バスに抽選があるなんてね。勉強になった。

最終案内書見てえっ!!となったよね

◎どうしてこんなことに  
 
 航空祭2日前。熱帯低気圧に変わった台風と秋雨前線のせいで線状降水帯が発生し、輪島や珠洲で河川の氾濫や土砂災害がおきた。神さま、能登をどうしたいんですか……なんで、なんで、やっと地震被害からすこしずつ前を向いていた人たちにこんなことするんですか。あまりに酷い。ひどいよ。泣けてきた。
 航空祭の中止もあるだろうと思っていた。Xでは事前飛行の様子が流れてきていて、70年特別塗装の桜イーグルの振袖さんや、石川応援の北陸新幹線ドラゴンの機体が華麗に飛ぶ姿を見られていた。それでOKではないかしら。
 翌日、航空祭1日前。仕事の大イベントが終わって夜、小松基地からのお知らせを見る。機動飛行はしないで、航過飛行のみ。ブルーインパルスは飛ぶ。能登の復興を祈念する想いも乗せての開催だ。母に確認したら、開催を喜んでいた。母とは次いつ行けるか分からないし、チャンスがあるなら行かないとね!それに、小松の空から少しでも能登を応援できたらいい。 

各方面への配慮、大変なんだろうな…

◎準備&装備  

服装:スニーカー・靴下・長ズボン・半袖Tシャツ
   長袖パーカ・あごひも付きの帽子(←強風に勝って良し) 
リュック:着替え・雨合羽・折りたたみ傘・タオル
     ティッシュ・おにぎり・お茶・お手拭き・鍵・財布
サコッシュ:スマホ・一眼レフ・モバイルバッテリー・ハンカチ 

◎判断ミスで時間ロス
 
 23日(月・祝) 06:00に車で駅に向かい、前とおなじコインパーキングに。770円に値上げ…それでも安いほう。ラクしたいので指定席を予約していた。北陸新幹線つるぎの始発で小松へ。久しぶりの新幹線。小雨の中07:13に小松着。

 出発の富山駅。虹が出ていたよ!
これは東京行きだけど、北陸新幹線の顔を撮影

 歩くと基地まで約1時間だよと言うと、ちょっと遠いかな…という母だったので、とりあえずシャトルバス乗り場へ行ってみる……これはなんだ? 駐車場の広~いスペースにみっしりの人。わたしたちはそこにもたどり着けずに訳も分からず行列に。小雨が降る中、天候偵察に出たF15が飛ぶのが見えてはしゃいでいたけど、わたしも母もじっと待つのが嫌い。行列は全く動かない。小さな子を連れた親御さんもうんざりした顔してた。20分待ったところで、小松の街を見ながらゆっくり歩くか…となる。人の多さを見て、もうちょっと前に判断すればよかったな。

シャトルバス乗り場へ向かう道。
判断が甘かった… 乗り込むまで2時間以上の待ちだったらしい

 幾人か同じようにシャトルバスの列を離れて歩いていた。スマホのナビを見ながら雨のぱらつく小松の街を歩く。はじめて訪れる街だけど、旧街道なのかな、千本格子のある古い町家がある雰囲気のある通り。「歩きにしてよかったね」と、近況など話しながらゆっくり歩くのも連れがあってこそ。人通りは少ないけど、街の人とすれ違うごとに「こんにちはー!」と挨拶する母。なかなか真似できないな… でもみんなちゃんと挨拶返してくださる。

構えもステキなお茶屋さん

 途中の公園でお手洗いに。一緒になった方に「シャトルバス離脱組ですか?」と聞かれ、「そうですそうです! あの調子じゃ歩いた方が速いと思いまして…」などと会話。
 重かった雲がだんだん薄くなり、田んぼがひらけて基地が見えてくる。はや足になるね。大通りに出ると、基地に向かうタクシーが次々と追い越していって、「タクシーいいな~」と母。ごめん母。タクシーのことは頭になかった… 帰りはバスがいっぱいだったらタクシーね。と約束。

爆音聴いて育つ水田脇の花たち
稲刈り後のひこばえに実が成ってた。
中身はほとんど無いらしいけど、
母曰くこれを正月のしめ縄に使ったりするんだって

◎到着!!

 08:50離陸するF15が見えて、気分高まる!(アーカイブ動画で303飛行隊の2機と判明)正門前の行列に並び、09:05基地に入る。手荷物チェックを通過。

正門
地面は濡れてるけど、晴れてきた!

小松航空祭2024に行ったよメモ vol.2へ続く
次は航空祭盛りだくさんの内容だよ!

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