vol.31 三年目の気づき 【佐藤 駿】

渉さんとの出会いは、正直はっきりと思えていません。すでに千葉大のGMだった渉さんは、気がついたら一年生の練習に来てくれていて、僕たちにラクロスを教えてくれていました。

第一印象は「ラクロスがとても大好きな人」です。ずっと水泳をしてきた僕にとって、激しいコンタクトのあるラクロスを、そんなに若くは見えない渉さんが(すみません)、とても楽しそうにプレーしているのは凄いことだと思いました。

基本をほとんど渉さんから教わったので、同期から「フォームが渉さんに似ている」など言われたりしました。土曜日には練習→飯→ビデオという黄金サイクルで、スキル→身体→知識と、フルコースで僕らに関わってくれて本当に感謝しています。(デザートのミスドは本当にチャンスタイムでした)

渉さんは人のことを本当によく見ているなと感じる瞬間が多々あります。上達していることをしっかりと言ってくれるし、調子が悪かったりしたらそれを見せないようにしていても声をかけてくれることがあります。週末の練習を見に来てくれることが多いので、1週間の成果を見せてやると練習をしています。僕のモチベーションの一つです。

GMとして考えることも多く、自分の仕事もあるなかで部員1人1人をちゃんと見ていることが本当に凄いと思います。そして僕が羨ましく感じ、そうありたいと思うのは、常に余裕があるように見えるということです。


今年の夏合宿で、ミスを切り替えられず引きずってしまい、その後のプレーが縮こまってしまうことを悩んでいると渉さんに相談したことがあります。その時に渉さんが紹介してくれた過去のnoteが僕の心持ちを大きく変えてくれました。「一度失敗したことが原因となって、次も失敗するということはない」この文で新しい気づきがたくさんありました。

僕は今まで練習に対してもしっかり準備をして臨んでいたつもりでしたが、実際は全然足りていなかったということです。こういう状況には、どういう解決方法で対応すればよいか。アドリブが苦手な僕はそこまでしっかりシミュレーションしておかないといけないとその時に気づきました。大分遅いですね。その時の解決方法は、他者が関わることがなく自力でできることではないといけないということも大きな気づきでした。

渉さんからはたくさんのことを学ばせていただいてますが、この出来事は僕にとって相当大きかったです。この出来事以降、自力ではどうしようもないときはすぐに諦めて新しい対応法を考えるようになりました。そしてその対応法に集中できる回数が増えてきました。今までは本当に集中することができていなかったのだと痛感しました。

勝手な見解ですが、渉さんが余裕を持っているように見えるのは準備がしっかりしていて、多くの経験をもとにあらゆる解決法を持ち合わせているからではないかと思います。最初から余裕を持っている訳では決してなく、色々なことを乗り越えたから手に入れられたものであるように思えます。

僕も余裕を見せられる強い人になりたいです。迷ったらDoの精神で沢山チャレンジしていこうと思います。成長して渉さんを驚かせます。


実はこの企画で年齢を知りました。これからもエネルギッシュな渉さんでいてほしいです。

改めて渉さん、40歳おめでとうございます。

----------

佐藤駿/Shun Sato

・プロフィール
千葉大学ラクロス部26期(現3年) #4

・ワタルさんとの初めての出会い
おそらく入部式だと思います。初期に検見川でシュートフォームを褒められたのを凄く覚えています

・ワタルさんとの一番の思い出
2017WORLD CROSSEの時にアメリカ代表、日本代表と集合写真を撮れたこと。計ってくれてありがとうございました。

・40歳を迎えるワタルさんに一言
いつまでもエネルギッシュな渉さんで!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?