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2021 Vuelta a Espana プレビュー 1週目

ツール、東京五輪ときて、そして今年最後のグランツール、第76回ブエルタ・ア・エスパーニャです。

3週間でスペインを巡る旅は、開催期間が真夏であることと勾配のきつい山岳が多いことで、非常に厳しい印象のあるレースです。

今年はさらに厳しいレースを転戦してきた選手も多く、よりハードな3週間になりそうです。


今年のブエルタはスペイン北部の町ブルゴスをスタート。およそ時計回りに国内を回ります。
3週目にはアストゥリアスの山岳地方で最終決戦。
最終日はスペイン北西部のサンチャゴ・デ・コンポステーラにフィニッシュします。

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それではブエルタ1週目をプレビューしていきましょう。

第1ステージはブルゴスでの個人タイムトライアル。
ブルゴス大聖堂を発着する7.1㎞です。

前半に4級山岳を登り、後半は平坦です。
TTスペシャリストが活躍できそうなプロフィールです。

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第2ステージは166.7㎞の平坦ステージ。
ピュアスプリンター同士の集団スプリントが見られそう。

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第3ステージはピコン・ブランコにフィニッシュする山頂フィニッシュ。
ピコン・ブランコは登坂距離7.6㎞、平均勾配9.3%。
10%前後の勾配が続く登りで、早くも総合争いが始まりそうな予感です。

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第4ステージはエル・ブルゴ・デ・オスマからモリーナ・デ・アラゴンへの163.9㎞。
平坦ステージとはいえアップダウンがあるハードなステージ。
フィニッシュ前の1㎞は登り勾配で、ピュアスプリンターよりパンチャーが有利かもしれません。

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第5ステージはアルバセテへの184.4㎞。
完全にど平坦のピュアスプリンター向けステージ。

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第6ステージはクジェーラ山に登る山頂フィニッシュ。
クジェーラ山は登坂距離1.9㎞、平均勾配9.4%。
明らかにパンチャー向きのプロフィールで、フィニッシュ前の攻防が見ものです。

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第7ステージは1級、3級、2級、2級、3級とカテゴリー山岳を通過し、最後は1級バルコン・デ・アリカンテに登る山頂フィニッシュ。
登って下ってを繰り返す非常にハードな山岳ステージです。
総合のセレクションがかかりそう。

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第8ステージはマール・メノールのラ・マンガへの平坦ステージ。
フィニッシュはラ・マンガという地中海に突き出た砂州にフィニッシュします。
美しい景色と風の影響が気になるステージです。

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第9ステージは超級ベレフィケ峠への山頂フィニッシュ。
ベレフィケ峠は登坂距離13.2㎞、平均勾配6.4%、最大勾配15%。
前半がきついこの登りは距離も長く、大きくセレクションがかかりそう。
1週目の最後、マイヨロホを着ているのは誰でしょう。

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ということで、ブエルタの第1週目をプレビューしてきました。
1週目から厳しい山岳が続くのがブエルタらしいですね。

第76回ブエルタ・ア・エスパーニャはJSPORTSJSPORTSオンデマンドにてライブ配信されます。


ワクワクする3週間が始まりますね!


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