次世代へのバトン[自作ショートショート㊱]

託すことは、与えること、そして手放すことかもしれない。男はそう思った。歳はそう離れていないようだ。続ける、辞める、諦める、様々な選択肢の中、託すことを選んだ人がいる。ベビーカーが男の横を通り過ぎていった。

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第三十六作目。
次世代にバトンを繋ぐという考えがあります。
誰かがバトンを受け取るということは、視点を変えると渡す側はバトンを失ったという事実になります。
バトンをなくしたらやっぱり走ってる人を外から応援するしかなくなりますよね。
まだ若いので私は走ろうと思いました。

ではまた。


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