見出し画像

春分 Vernal Equinox 2022.3.21~

【東京】日の出5:44、日の入り17:53

春分とは、太陽がちょうど黄径0度(春分点)に到達した瞬間のこと。太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜がほぼ同じ長さになります。

72候は、第10候:すずめ 始めて巣くう、第11候:桜 始めて開く、第12候:雷 声を発す。いよいよ、本格的な春の到来、陽射しも日一日と強くなり、全国からさくらの開花の便りが届きはじめるころ。ヨーロッパなどでも、春分をもって春の始まりとしているそう。ちなみに、この「春分の日のあとの、最初の満月から数えて最初の日曜日」がイースター。年によって日付が異なり、今年は4月17日(日)ですね。

春のお彼岸は「春分の日」を中日として前後3日間。この計7日間が「お彼岸」の期間。「彼岸」という言葉の語源は「paramita(波羅蜜多、パーラミター)」。サンスクリット語で「向こう岸(煩悩のない仏さまの世界)」といった意味をもち、「彼岸に到達する」とは、煩悩に満ちた現世「此岸(しがん)」から、仏教的な修行や信心により、阿弥陀仏の西方極楽浄土に至ることを表しているといわれます。太陽が真西に沈む春分と秋分、ご先祖様が極楽浄土に達しやすいといったところから、現在のお墓参りの日の風習につながっています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?