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オタクくん、ぼくは軍師になりたい。


 皆さん、こんにちは。記事のタイトルを考えるのが苦手な木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 苦手ってか、


 (´・Д・)」 毎回、
 苦労してんのよ。


 タイトルを考えるのは嫌いじゃないんですよ。ええ。特に秀逸なSF小説のタイトルに憧れる身としては、ぶっちゃけ、


 (´・∀・)」 カッコいい
 タイトルに憧れるやん?


 「月は無慈悲な夜の女王」「スポンサーから一言」「何かが道をやってくる」「流れよ我が涙、と警官は言った」

 こーゆーシビれるタイトルを知る身としては、タイトルに凝りたい。凝りたいが、ほぼ毎日更新で記事を書いてる身としては、



 (´・Д・)」 1日1タイトルを
 吟味してる時間はないのだ。


 だいたい、記事を読んでみようと思わせる必要もあれば、記事の概要が伝わる必要もある。記事なんて読んでもらってナンボのもんだ。
 しかも、このnoteの性質上、長いタイトルがつけづらかったりする。
 興味をそそりつつ、概要が伝わり、センスが良い簡潔なタイトル。


 (´°Д°)」 そんなの
 毎日ポンポンと
 出る訳ねえだろ。


 なので、卑怯者のワタクシとしましては、「パロディ元がわかる人は読んでくれるかも」というセコい考えから、映画とか小説とかのタイトルをネタにする事が多い。

 ちなみに本日のタイトルは「アクマくん、ぼくは天使になりたい」と言う日渡早紀の漫画がパロディ元である。
 なお、日渡早紀と言えば「ぼくの地球を守って」が代表作になると思うが、「アクマくん」のシリーズも割と刊行されていたりするのだ。
 他人とアクマくんシリーズの話をした記憶はほとんどないけどね。うん。

 で。そろそろ本日の本題に移行しようと思うが、なんか、ネット上では、


 (´・∀・)」 オタクは何かと

 軍師ポジション
 に就きたがる。


 てか、軍師ポジションになりたいと思うのは別にいいんだけど、


 自分が軍師ポジションに
 向いてると勘違いしてる。


 という説が流布している。まあ、何と言うか、今から


 (´・Д・)」 手加減ナシで
 完全否定するけどいい?


 あ。否定するのは、
 オタクが軍師に
 向いてるって
 勘違いの方です。


 うん。真実を告げるのは酷だが、残念ながら、オタクは軍師から相当遠い場所に位置しているんだ。
 わかりやすく、近い例で言うと、


 ネット格闘術無双(夢想)流
 無敗のイキりオタクである。


 負け知らずなのは、それが真実だとすれば、戦った事がないからに他ならない。

 実際に何かの格闘技をやってればわかるだろうが、こう来た所をこう捌いてこうやって返す! なんて、


 (´°Д°)」 思い通りに
 行く訳ねーだろボケ!


 なのである。TVで野球観戦して「この監督は何もわかっちゃない!」とビール飲みながらクダを巻くオッさんと一緒。
 冷静に考えて頂きたいが、未経験の仕事をするには、先輩のレクチャーがあり、回数を重ね、失敗を経験しないと仕事なんて任せられないし、任されても困るだけなのである。

 軍師とは言わばスポーツで言う「監督」なのだ。
 そのスポーツをやってもいない、下手すりゃルールも知らない人間に監督なんか務まる訳がない。

 そもそも、軍師はまず、将軍や兵隊、王の信頼を勝ち取らねばならない訳で、


 (´・Д・)」 キミら
 ソレ、一番苦手やん?


 異世界転生モノで、今の自分の知識があれば、軍師になって無双できるかもなんて夢想してたりするのだろうが、


 素人の付け焼刃知識程度で、経験を積んでるプロの相手になると思わない方がいい。


 大体ね? 貧弱で兵隊をやるのは無理だから、軍師になりたいなんてのは、



 絵は描けないけど、文章なら俺でも書ける! とか、


 楽器を練習するのは嫌だけど、歌なら俺でも歌える! ってのと一緒。


 (´°Д°)」 舐めんな。


 そうやって逃げを打ってるのが見え見えな時点で、お前の考える作戦なんか相手にはお見通しだわ、って話でな?
 「銀河英雄伝説」を読んだぐらいで戦術とか戦略とか政治を語っちゃうようなモンでな?

 残念だが、オタクに限らず、多くの人間は事後諸葛亮なのである。

 事後諸葛亮。孔明の後知恵とか、後出し孔明なんて言い方もされる。要は後知恵とか後知恵バイアスに過ぎない。
 まったく予想もしていなかった出来事でも、起きてしまった後から、それがまるで「自分にはそれが予想できていた!」という勘違いの事である。無理。全然無理。
 しかも、後知恵バイアスに気付かない人間ほど、



 (´・∀・)」 だと思ったwww


 とか、

 (´・Д・)」 俺のアドバイスを
 聞いてれば、こんな結果には…


 とか言っちゃうのである。
 ん? 自分はちゃんと予測してた? うん。わかった。それじゃ、その先見の明をフルに活用して、


 (´・Д・)」 株でもやれば
 大儲けなんじゃねーの?


 うん。うんうん。ガチのオタクはそんなもんじゃない? うん。
 そこら辺のプロ顔負けの知識もあるし、ガチオタを舐めんな?


 (´・Д・)」 うん。そうだね。

 でも、キミはそのガチオタじゃないし、


 (´・Д・)」 ガチオタは
 身の程も知ってるから、
 軍師なんか無理って
 わかってると思うんだわ。


 そう。それ。オタクの大好きなダニング=クルーガー効果ってヤツ。

 つまり、軍師に向いてると考えるオタクってのは、


 (´・Д・)」 オタクとしても
 半可通でしかないのよね。


 ごめんね? キツい事ばかり言って。

 で。なんでこんなキツい事ばかり言っちゃったかと言うと、まぁ単に、そーゆー痛々しい人を見ちゃったからなのですが。ええ。

 (´・Д・)」 ただね?

 わかるのよ。

 先読みして、少数で多勢を打ち破る戦法を打ち立て、知が武に勝る所を見せつけるってカッコいいよね。憧れるよね。
 わかる。わかるよ。ワタクシも歴史物が好きだから、超わかる。

 しかもさ、後年の創作が多いとは言え、


 頭は良いけど、
 それ故に人間嫌いで、
 山奥で隠遁生活を送り、
 是非にと乞われて、
 その能力で三面六臂の大活躍。


 (´・Д・)」 憧れるよね。

 もう、オタクのドリーム満開だよね? てか、憧れない訳がないよね?

 ワタクシだって憧れてたし、何なら今でも憧れてる。うん。わかる。
 と言うか、ギーグ(おたく)でナード(内向的)な青少年なら、中二病としてそれを経験した方がいいとさえ思う。
 むしろ経験している方が健全なぐらいじゃなかろうか。ワタクシはそう思うんだ。

 でもね?

 (´・Д・)」 さすがに、

 半世紀生きてて、
 うだつが上がらない現実に目を背け


 俺は軍師に向いてるんだ!


 って言われたら、


 (´°Д°)」 痛い。


 ってなっちゃって、皆さんにはそーゆー風になって欲しくなくて、筆を取った次第でございます。はい。

 ※ この記事はすべて無料で読めますが、軍師になりたいキミも、なりたくないキミも、投げ銭(¥100)をお願いします。
 なお、この先には三国志の軍師の話しか書かれてません。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。