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どん兵衛東西対決!


 皆さん、こんにちは。下手なうどんより、どん兵衛が好き。木賃ふくよし(芸名)です。
 さて。ワタクシ、3日後に誕生日を控えてるのですが!

 ですが!


 ワタクシ、子供の頃に、同級生の誕生日会に呼ばれ、プレゼントを持たされて参加したのに、自分の誕生日はお盆帰省で周囲に誰もいないから、それっぽい誕生日会がなくって、すげー損した気がしてたんですよね。

 いや、ぶっちゃけワタクシ、誕生日や自分の年齢には無頓着な人間(実際、何歳か数えてない)なのですが、生活費に困ってる無職としましては、プレゼントをねだるチャンス!!


 そんな訳で先週、誕生日アピールTシャツを製作しましたところ、いくつもの誕生日プレゼント(ほぼ全て食料。例外はハッカ油。←夏の風呂に最高)が届いたんですよ。

 そしてその中に、


 関東版のどん兵衛があったのです! どーん!


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 いや、ワタクシゃ関西人ですが、無論、関東版のどん兵衛を食った事もあります。しかし、ちゃんと東西を比較して味比べをした事はありません。
 実際、関東の人が「関西版を食べたよ!」とか、関西の人が「関東版を食うたでー!」ってレポートは数多く見ますが、徹底比較しているケースは多くありません。
 そこで!
 どっちが美味いのか!? 東西徹底比較!

 これはもう
 日清戦争ですよ!


 てな訳で、さっそく

 レッツ比較!



 外観:パッケージ

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 見比べたけど、全然違いがわかりません。昔はパッケージからして違ったという報告もありましたが、見た限り完全一致。結構細かく調べましたが、バーコード以外に違いがあるとした所で、サイゼリヤの間違い探し以上に困難かも知れません。



 明確な違い:東西

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 何処で判別するかは、サイドのこの部分。East(東)のEとWest(西)の表記。
 EはEパックのEでも、Wは腰回りでもありません。東西です。



 ここが違うよ:原材料

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 はい。見た目や味が違う訳ですから、当然のこと原材料が違ってきます。
 とは言え、主原料は同じ。細かいところで原材料が違ったり、表記順が違いますね。
 ご存知の方も多いと思いますが、表記は含有量順。
 この表記順差で味の違いが出る訳ですね。
 気になったのは、「昆布エキス」と「こんぶエキス」の違い。
 どうやら日清は、


 「関東人は漢字が読めない」


 と思ってるようです。



 粉末:スープ

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 はい。写真じゃ違いはわかりにくいけど、粉末の時点でもう、関東版が茶色いです。
 ワタクシてっきり、日清焼きそばみたいに、


 粉末の時点では灰色なのに、
 お湯で溶いたら真っ黒!!


 的な、そーゆーのかと思ってたんですが、普通に茶色いです。


 てか、日清焼きそばのあの粉末ソースのあの黒さは何処から来るんだろ???




 出汁:スープ

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 これまた写真ではわかりにくいが、関東版が明らかに茶色い。関西版が出汁の色なのに対し、関東版は全然溶けてないカレーうどんの出汁みたいな色になってる。
 いや、カレーうどんにしちゃ茶色いんだけど、まだ全然お湯に溶けきってない昭和のカレーうどんみたいな出汁色。



 うどん:麺

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 おそらく麺の味は一緒で、麺自体も同じ成分だと思われる。
 しかし、出汁色に染まるかどうかの差が凄い。写真だとそれほどでもないが、うどんが茶色い出汁に染まっているのだ。
 ホントにカレー粉の全部が、カップの底で溶けそこねてるカレーうどんみたいな色である。



 味:うどん

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 (´°Д°)」 ズキューン!


 うどんそのものの差はないものと予測される。お湯での戻り具合や舌触りに差はない。しかし、うどんが吸った出汁の味が違うのである。
 どれぐらい違うかと言うと、


 「ナイン」連載当初のあだち充の絵と、
 「MIX」連載中のあだち充ぐらい違う。



 あだち充の絵に違いなんてねーだろ!と言いたい諸兄の気持ちはわからないでもないが、「牙戦」の頃の線が多い劇画調、「泣き虫甲子園」「陽あたり良好!」などの少女マンガ調、そして青年誌「みゆき」を経て、現在のホームと言える少年サンデーで「タッチ」に移行していくまでの絵のタッチは全然違うんだぞ!?

 正直、「ラフ」ぐらいからの区別をつけるのは難しい。表紙のカラーとかならともかく、1コマで区別をつけるのは不可能と言える。


 ショートとセミロングの
 ダブルヒロインなのは
 ずっと変わらないけどな!



 (´・Д・)」 あ。いかんいかん。あだち充の話じゃない。どん兵衛の話だ。
 つまり、どん兵衛東西の差は、出汁の違いなのである。


 味:出汁

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 見た目はご覧の通り違う。濃い方が光源に近い。それでもこの濃さである。

 だが味は、関西の方が強い。

 正確に言おう。関西の方が、塩っ気が強いのである。
 旨味や甘味は関東の方が強い。しかし。関西は塩気が強いのである。

 よく、化学調味料(天然素材から作ったものも便宜上、化学調味料と呼称する)は喉が乾く、なんて感想を聞きますが、端的に言えば、

 (´・Д・)」 ありゃ嘘です。


 無論、化学調味料自体もナトリウムだったりしますので、塩と同じく血中濃度が上がるとそれを薄めるために喉が渇きます。
 しかし、原因はそれだけじゃない。
 グルタミン酸ナトリウム(Monosodium Glutamate=MSG≠メタルギア・ソリッド)や、イノシン酸ナトリウムなどは、むしろ塩気を感じないナトリウムで、旨味を感じさせます。
 ありませんか? 味の素だけを舐めたら、旨味だけしかしないから気持ち悪い味だった、って経験とか。

 そう。カップ麺などのインスタント食品には、多く旨味調味料が多用されていますが、喉の渇きの主な原因はそれではない。
 旨味しか感じないと味がくどく、ぼやけてしまうのである。
 それを防ぐにはどうするか? 簡単だ。

 旨味に勝るだけの
 塩分を投入するのである。


 逆に言うと、塩気だけが強くても、塩辛くて食えないのである。相互関係だ。旨味が強いと塩分を感じにくい。砂糖を入れてない生クリームが食えないように、我々は味のバランスを食っているのである。
 カップ麺には多量の旨味調味料が使用され、それで味がぼやけないように、しっかりと塩分で味にエッジを効かせる。これが喉の渇きの原因なのだ。

 話を戻そう。甘味や旨味的な部分では、関東版の方が濃くて美味い。しかし、この旨味に対する塩分はやや不足気味だ。少し味がボヤけている。
 関西版は、その分だけ味にエッジが効いていて、締まった味なのである。
 ただし、明らかに塩分が強い。
 どちらが好みかは難しいところだ。ワタクシはどちらかと言うと薄味好みなので、関東版は旨味が強すぎるし、関西版は塩分が強すぎると感じる。
 かと言って、お湯の量を増やして薄めると、急に全てがぼんやりした味になってしまう。

 色は関西。塩気は関東。旨味は関西。

 こんな感じだろうか。



 揚げ:きつね

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 なお、きつねに関しては、甘い+甘いの関東より、塩気+甘味のバランスで、関西に軍配が上がる感じだろうか。



 まぁ、そんな訳で、

 徹底比較! どん兵衛東西対決!!

 でした。

 (´・Д・)」 てか、カップ麺を2つ食うと、すンげー喉が乾くんスよね。マジで。


 ※ この記事はすべて無料で読めますが、ワタクシがカップ麺以外も食べられるように投げ銭(¥100)とかサポートをお願いします。
 なお、この先には特に何も書かれてません。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。