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オチは見えてるけど面白い話


 皆さん、こんにちは。話のオチを欠かせない関西人木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 さて。本日は何回聞いても、オチがわかってても面白い話ってあるよね、って話で、それこそ2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の有名コピペとかがそれだと思うんですよ。

 そして、それを知らない世代が何かの折にそれに触れ、何年か後にまた拡散する。
 記録媒体や伝達手段が少ない時代はそれが口伝で行われ、昔話や落語が完成されていったのかな、なんて思うとロマンが溢れます。

 ワタクシが昔、2ちゃんねるで見つけ、後世に伝えたいほど笑ったのは、マクドナルドのグラコロバーガーでした。

 グラコロバーガーってだけで、「ああ、あの話か」ってなってる人は多いと思いますが、それでもあえて紹介したいと思います。


 それは、2ちゃんねるで何かの拍子に、「知らない方がいい、グラコロバーガーに使われている材料」って感じのスレッドを見つけ、


 (´・Д・)」 ああ、どうせまた、


 『日本で未認可の薬品が使われている』


 みたいな、そんなくだらない事が書かれているんだろうな、と斜に構えた心持ちで、何となくスレタイをクリック。
 そこに表示された画像を見つけて大爆笑したものです。


 バンズ(パン) ← 小麦粉
 コロッケの衣 ← 小麦粉
 ベシャメルソース ← 小麦粉
 マカロニ ← 小麦粉
 バンズ ← 小麦粉


 千切りキャベツ以外、


 (´°Д°)」 全部小麦粉。


 ワタクシ、飲食業に長く勤めながらも、コレには気付かなかったってーか、日本人どんだけ炭水化物好きなんだよ、ってなって、ハスに構えてた分だけ、余計に脱力感に襲われて笑いが止まらなかった事を覚えています。

 これ、以前から同じ事を和食でも思ってたんですよね。

 日本人のありがちな朝食が、


 白いご飯 ← 米

 もやしのおひたし ← 大豆

 白和え ← 大豆

 枝豆 ← 大豆

 納豆 ← 大豆

 納豆にかける醤油 ← 大豆


 揚げ ←大豆


 

 豆腐 ← 大豆


 

 味噌汁 ← 大豆




 (´°Д°)」 大豆しか食ってねえ。


 あとは煮豆とか湯葉とか、おからもありますね。日本人、大豆に頼りすぎだろ。

 あまつさえ、大豆ミートで唐揚げまで作っちゃうし。


 (´・∀・)」デザートにきな粉餅でも。

 ↑ 大豆と米。


 コレの大豆縛りをなくして豆類にしたら、もっと豆だらけに出来ますよね。
 近頃の若い子は豆料理が嫌いなんて言いますが、どれだけ嫌っていようと、あなたの心に忍び込む豆。シャランラ。

 そういや、トルコ料理も日本に負けないぐらい豆料理が豊富。
 トルコ料理でコースを注文しようものなら、だいたいの料理には豆が使用されていて、肉や魚の付け合わせは豆だったりします。
 日本との大きな違いは、ヒヨコ豆やらレンズ豆やら、豊富な種類の豆を使用するところでしょうか。

 穀物が人類の台所を救っていなければ、豆が主食になっていたと言っても過言ではありません。

 そして、この豆類と双璧をなすのが芋類。特にジャガイモってのは世界的に人類を救った食物だと言えるでしょう。
 以前、とあるアイリッシュパブに行った時、注文した料理の付け合わせが全部ポテトで笑ってしまった事があります。
 基本的に、

 ・フライドポテト(スティック)
 ・フライドポテト(皮付くし切り)
 ・マッシュポテト
 ・ポテトサラダ
 ・ベイクドポテト

 みたいにポテトの調理法は様々なんですが、ある時、何も考えずに料理を4品ほど注文したら、


 全部の付け合わせが
 フライドポテト


 しかも、皮付くし切り。


 で大笑いした事があります。
 店員さん、そこは一言「付け合わせを変えておきましょうか?」とか提案して欲しかった所だ。いや、大笑いできたから、それでいいんだけど。

 アイリッシュパブと言えば、イギリスも外せません。
 実は、知人が仕事で6年ほどイギリスに駐在していたのですが、現地の決まりで、外国人駐在者は現地人のハウスキーパーなどを雇わねばならないという制約があったりする。
 その人もその例外ではなく、ハウスキーパーではなく、コックさんを雇ったそうな。

 そのコックさんは、インド系イギリス人で、非常に生真面目で無口な人柄だったと言う。

 堅物な雰囲気で、真面目なため、仕事振りやその姿勢に何ら文句はなかったそうなのですが、彼の作る料理は、



 毎日カレー。



 基本的にディナーのみだが、とにかくカレー。毎日カレー。ずっとカレー。

 ワタクシはカレー大好きなんで、割と平気かも、とは思うのですが、日本人の大好きなカレーライスではなく、本格派のインドカレー。
 それなりにバリエーションはあるんだけど、とにかく毎日カレー。

 お互いに真面目な人なので、他の料理は出来ないのか? とか言い出せない空気。
 しかも、「カレー以外が食いたい」って発言が、下手をすると人種差別発言と受け取られても困る。なので、毎日黙々とカレーを食い続けたそうな。

 だが、とうとう我慢が限界を超え、帰国を控えた数年後、親しくなったコックさんに向かって、


 (´-`) 「カレー以外の料理が食べたいな」


 と提案したそうな。
 すると、次の日、笑顔のコックさんがディナーに用意していたのは、




 シーフードカレー




 だったと言う。


 (´・Д・)」 こーゆーの、オチの想像が付いても、好きなお話です。


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 なお、この先にはワタクシのカレー耐性に関する話が書かれています。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。