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むしろサイゼリヤでデートしろ


 皆さん、こんにちは。時事ネタは伸びる。木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 個人的に時事ネタは、後から読むと「何の話だ?」ってなるから好きじゃないんですよね。

 とは言え、


 「サイゼリヤは何故か

 定期的に炎上する」


 ので、ある意味では時事ネタじゃない気もします。はい。
 てな訳で、解説しますと「サイゼリヤで喜ぶ彼女」って話がかなり炎上したみたいです。←説明が面倒。
 何やら「初デートでサイゼリヤはないわ」から「サイゼリヤで満足する都合のいい女」とか「女が査定されている」まで、


 何ひとつ書かれていない
 文章を読み取る人が多くて、


 見えないものを
 見ようとして
 望遠鏡どころか
 深淵を覗き込む輩が多い


 ことに驚かされます。
 で、コレ。結論から言っちゃうと、


 (´・Д・)」 好きにしろよ。


 って話なんですよ。男も女も自分の理想を相手に求めて当然だし、値踏みする行為がゼロなんて聖人は少ない。所詮、人間関係ですから何処かに妥協は必要だし、行きたい所に行けばいいし、行きたくない所は行きたくないと拒否する権利がある。
 そこでひとつだけ気になるのは、

 どの立ち位置なの?

 って話でね? この話でアナタはサイゼリヤに強制連行されたの? したの? 同様の過去があったとしても、コレは所詮、漫画の話、イラストの話だぞ、と。
 大体、その2人の関係性も年齢もシチュエーションもわからんのに。

 だいたい、いつもこのテの話で貶められる


 サイゼリヤの気持ちを
 考えたことあんの?


 って話でね?

 そもそもワタクシ、サイゼリヤでデートする事の何が悪いのか、トンとわかりゃしません。
 お互いラーメンが大好きならラーメン屋巡りをする事に何の問題があるの? サイゼリヤが大好きな人をサイゼリヤに連れて行ったら、なんで外野が「それはない」とか言い出すの? って話です。

 ちなみにワタクシはフランス料理が大好きなのですが、お金がなくて全然行けません。あと、ワタクシの場合、割と料理に集中したいので、デートにフレンチは向いてません。てか、ワタクシの存在がデートに向いてません。お一人様大好き人間なので。

 と言うより、考えてくださいよ。ワタクシは飲食業界が長いので特殊かも知れませんが、男はサイゼリヤをデート場所に選んだ事で相手を査定なんかしてないんです。

 敢えて主語を大きくしますが、


 男は馬鹿なので、
 相手が喜ぶ店よりも、
 自分が行きたい店に
 行ってるだけなんですよ。


 安くつくから、ってのがデート費用をケチろうってんじゃなく、そもそも安い店が大好きなんです。
 男なんて大半は、ベタベタのソース味やコテコテのラーメンやたっぷりチーズさえ食えれば、味なんて何でもいい。
 好きなのは、「シャンピニオンのキッシュ」とか「シャラン産キャナールのポワレ」なんかじゃなく、


 特盛牛丼なんですよ。

 王将でチンヂャオロースと餃子と炒飯とラーメンとビールなんですよ。

 ココイチでトッピング6種類乗せなんですよ。

 サイゼでテーブルいっぱいに料理を並べたいんですよ。


 男なんて大体そんな生き物なんです。査定してる訳じゃなく、むしろそんなデートで逆に査定されている事にも気付かない阿呆なんです。それが男。男なのである。

 前述のようにワタクシはフランス料理も好きだが、大盛り特盛も、色んな料理でテーブルを埋め尽くすのも満漢全席も大好き。主語を大きくすると、そうじゃない男も沢山いるだろうが、大半の男は、


 色んな種類を!
 好きな料理を!
 大盛で食うぜ!

 何なら特盛で!


 って生き物であり、それを一緒に楽しんでくれる相手が欲しいだけなのだ。むしろ逆に査定されてると気付いてもいない。
 
 だから、ワタクシは敢えて言う。

 男子諸君!
 女子諸君!

 サイゼリヤで
 デートしなさい!


 サイゼリヤはワタクシのオススメのデートスポットだ。念のために言うが、相手の査定場所じゃない。デートスポットとして素晴らしいと言いたい。
 理由は以下に述べる。


 1.食に対する考え方がわかる。

 査定とかそんなんじゃなく、食べ物に関する相手のスタンスや考え方、好みが如実に出やすいのがサイゼリヤなのである。
 品数を沢山注文するのか、一度に全部注文するのか、タイミングを見て追加注文するのか、皿に残ったソースはどうするのか、余った料理をどう処理するか、余さず食うのか。
 偏ったメニューばかり注文するのか、好き嫌いはあるのか、酒は飲むのか飲まないのか、皿は片付けるのか片付けないのか、店員への態度はどうか。

 こう書くと、査定しているように思えるかも知れないが、査定とかじゃなく、日常生活や食事の「素の状態」が出やすいのは高級フレンチなんかより、サイゼリヤの方だ。
 許せる点、許せない点、妥協できる点を見つけ、「楽しいかどうか」を考えて欲しいのだ。デートの主役は飯じゃない。楽しむ自分と、楽しませてくれる・楽しませてあげたい相手が主役なのだから。


 2.色んなメニューがある。

 ¥300程度の一皿や、ドリンクバー、¥100のワインなど、数々のメニューがあり、それを色々楽しめたり、挑戦したり、オススメしたりできる。
 何だったら、「この料理と、この料理の組み合わせが美味しい」とか、「この料理とこのドリンクがよく合う」とか「ドリンクバーのコレとコレを混ぜると美味い」なんて「遊び方」が出来る。「食い物で遊ぶな」と怒る人もいるだろうが、粗末にする方の遊びではないのでご容赦願いたい。


 3.間違い探し

 ワタクシがオススメするサイゼリヤ最大のポイントは「間違い探し」である。
 とりあえず、誰にでも挑戦できて、多少無口になっても問題なく、料理が運ばれてくるまでの時間潰しが出来て、話題の1つにもなって、


 2人で共同作業とか競争が出来るんだぜ?


 (´・Д・)」 な? デート向きだろ?

 とりあえず、値踏みされてる!とかイラつく前に、目の前の楽しみ方を探した方がいい。
 それに、値踏みされてると考えるなら、相手をよく観察した方がいい。

 金を掛けたくないからココを選んだのか、それとも、一緒に楽しみたいと思ってココを選んだのか。

 場合によっちゃ、何度でもいつまでも一緒にいたいから、安い所を選んでるかも知れないんだぜ?


 ※ この記事はすべて無料で読めますが、なんとココの投げ銭ってサイゼリヤのドリンクバー(¥300)より安くつく(¥100)んだぜ?
 なお、この先にはサイゼリヤに関する本音みたいな何かが書かれてます。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。