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☆新一


 皆さん、こんにちは。昨日の記事は、実はオチまでたどり着いてなかったりします。木賃もくちんふくよし(芸名)です。

 さて。早速ですが、昨日の話の続きなので、前振りはスッ飛ばして、とっとと本題に行きましょう。

 昨日の話。

 ※ 読むのが面倒な人のために要約すると、「なんでサメ映画とか、ゾンビ映画とか、クソ映画なんか観るの?」という素朴な疑問に、真剣に回答してみた、って話である。

 コレは別に映画に限らない。
 一番わかりやすい話で言うと、食事
だ。

 美味い飯ばかりを追求すると、一言で説明するなら、


 (´°Д°)」 飽きる。


 ワタクシも飲食業が長いので、色んな美味しい料理にはありついてきたけれど、美味い料理は飽きるのだ。
 そりゃ、財力があれば手を替え品を替え、飽きないようにする事は可能だが、そうでない場合、基本的に飽きが来てしまう。

 気に入った食材、好みの調理法、行きつけの店、、、残念だが、飽きが来てしまうのだ。
 最初に感動した料理も、続けて食えば感動は薄れる。舌は肥えて良し悪しを感じ取るようになってしまう。
 続けて食うぐらいならいいが、続けて食わされれば、嫌にもなるし、タネや仕掛けが見えてきてしまうのだ。

 そして、行き着く先が結局、¥700の日替わり定食だったり、おふくろの味だったり、仕事上がりのビールと唐揚げだったりしてしまうのだ。
 極端な話ではなく、めちゃくちゃ美味い! を毎日三度の食事に求めるのは「しんどい」のである。
 頭を使わず、気負わず、飽きない。それぐらいがちょうどいい。だからこそ、今日は美味い物を食おう! という楽しみが際立つ。現実はそんなモンだ。

 だから、時折マズいモノにも手を出す。わざわざ食う。怖いもの見たさで楽しむ。それぐらいでいいんじゃないか。ワタクシのスタンスはそんな感じだ。

 これは食事に限らず、映画に限らず、良いモノだけを追求すると、あまり良い結果が待っていない、と言う、ありがちな不幸の回避手段に過ぎない。
 アクション映画が好きだから、とソレばっかり観てたら、


 (´・Д・)」 なんか、こう、
 いつも一緒だな、コレ…。


 みたいになって、急に好きだったモノに冷めてしまう。そんな感情にぶつかった事のある人は多いと思われる。
 割と多いのが「ゲーム」で、狂ったように毎日ヒマを見つけてはプレイしてたゲームのに、ある日突然、「もうイイかな」と魔法が解けてしまう。そんな経験を持つ人は少なくないと思われる。
 下手すると、熱中してたゲームだけでなく、ゲームそのものに見切りをつけてしまう人もいるようだ。

 まあ、ワタクシは映画や小説を摂取し続けても、おそらく飽きないタイプだが、やはり浴びるように観続けたり、義務的に観てしまうと面白さは損なわれる。


 だからこそ、素晴らしい映画を楽しむためにもクソ映画を堪能するし、


 クソ映画を楽しむためにこそ、

 (´°Д°)」 素晴らしい映画も
 堪能するんだよ!


 どっちも好きなんだよ!

 どっちが上とかないんだよ!


 一級のパティシエが作るデザートも美味しいし、駄菓子も美味しい。好みやシチュエーションや体調や気分で、食いたいモノなんて変わってイイんだよ。
 デザートは値段の差こそあるが、映画は基本的に同じ料金なんだぜ?

 特級品も味わう。失敗作やゲテモノも味わう。どっちが上でもいい。どっちでも楽しめる方が得だろ。

 ワタクシは、他人の趣味や感性に口を出すつもりはない。好みなんて人それぞれでいい。いちいち他人の感性にかかずらう方が無駄だ。

 しかし、敢えて逆に考えるなら、


 (´°Д°)」 俺が好きなクソ映画に
 ミソつけてくれてんじゃねーぞ!


 って事なのである。
 いや、ぶっちゃけワタクシも、こーゆー記事を書いたり、放送で話しを盛り上げるために、色々ボロっかすに文句を言ってしまう作品があるのは事実だ。

 あと、文句の300個ぐらい言わないと収まりがつかないぐらい本気でムカついた作品もあるし。


 しかしまあ、本質的には、こんなクソくだんねぇ作品でも、好きな人や面白いと思う人はいるんだろうな、と思うので、あんまり叩きたいとは思わない。

 そもそも、ワタクシ、世間でヒットしてる作品と合わない事が多いしさ。


 (´・Д・)」 自分の方が奇特だ、
 と言う自覚ぐらいはあるのよ。


 だから、基本的には、


 (´-`).。oO(へぇ、こんなのが面白いのね…


 ってテキトーに流すし、逆に、


 (´・∀・)」 この面白さがわかんないなんて、
 キミたち、感性が鈍ってんじゃないのォ?


 ぐらいのつもりでいる。

 だから、割と、ワタクシが大好きなクソ映画、バカ映画、ダメ映画、Z級映画が、レビューサイトで☆1だったりすると、


 (´・∀・)」 感性にも生活にも
 余裕がない人なのかなぁ?


 とか思ってた訳である。
 ぶっちゃけ、クソ映画を観て「駄作! 何もかもが駄目! 映画になってない!」とか激おこレビューしてる人を見かけると、


 (´・Д・)」 観る前から
 わかりきってる事だろ?



 アイスクリームを食べて、「冷たい!」 って怒るようなもんじゃん? アホなの? と思ってしまうのである。
 甘すぎる!なら、まだわかるけどさ。

 「死霊の盆踊り」「アタック・オブ・ザ・キラートマト」「キラー・コンドーム」ってタイトルの映画を観て文句を言うのって、


 (´・Д・)」 遊泳禁止の川で泳いで、
 溺れかけたじゃねえかよ!
 って文句をタレるようなモンだろ。



 と、思っていたのだ。いや、まあ、ソレは今でもそう思ってる。ぶっちゃけ、どんな映画を観ても文句しか言わない可哀想な人はいるし、好きな映画以外はクソ! みたいな他者を貶さないとレビューのひとつもできない残念な人に対する評価は変わらない。

 まぁ実際、レビューまでして貶す人は少ないけど。


 とは言え、☆1をつけてる人は結構多い。まあ、レビューを書くほどでもないけど、作品を楽しめない人なんだな、と思っていたのである。

 しかし先日、人と話してて、新たな知見を得たのだ。



 ( ◠‿◠ ) いや〜、この映画、

 マジでクソだったわ〜!

 最高だ! めっちゃ楽しめた!

 文句なしの☆1だね!


 って、愛と敬意を込めて☆1をつける人がいる事に気付かされてしまったのだ。


 (´°Д°)」 そ、そうきたかァ〜、、、!


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 なお、この先には、ワタクシがこの10年で「マジでクソだから、どんなに貶しても許される」と信じてる映画のタイトルが書かれているだけです。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。