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大人の階段のぼる


 皆さん、こんにちは。大人と言えば、王大人。死亡確認! 木賃ふくよし(芸名)です。
 はい。本日はオ・ト・ナのお話。

 オトナです。ナオト・インティライミではありません。王大人でもありません。

 アダルトです。アダルトと言ってもアダルティでセクシィーな話はほとんど出てきません。
 そう。我々はいつになったら大人と言えるのか。
 それが不思議でなりません。二十歳超えたら法律的に大人とか、もうすぐ十八歳で成人になるよ、とか、そんな話じゃありません。
 子供の頃は、高校生ぐらいでも凄く大人に見えましたし、大学生なんて大人と何が違うのかわかりませんでした。
 二十歳超えたら自然と結婚してるものだと思ってたし、三十歳でおっさん。四十歳なんて爺さんの手前だと思ってた。
 五十歳なんて燃え盛る本能寺で踊り死ぬものだと思ってたんだ。


 でも、違った。


 いつまで経っても結婚できないし、精神年齢はちっとも育たない。小5ぐらいで全てが止まってる気がする。
 ワタクシ達を育ててくれた大人達はあんなに立派だったのに、一体何なんだ? 己の幼稚さときたら、情けなくて、いつでも不貞寝できるぐらいだ。うむ。幼稚だから仕方ない。

 大人は大人なのだと思っていた。
 身体が自然と育つように、自然に大人になるものだと思ってた。
 しかし、違ったのだ。
 身体ばかりが成長を通り越し、老化に至っているというのに、精神はまるで育っていない。

 どうやら、心身ともに大人になるには、それなりの修行が必要だったのかも知れない。
 いや、案外と大人だと思ってた人たちも、中身は結構幼稚だと言う可能性もある。
 とにかく、育ってない。それぐらい育ってない。カブトムシを必死に捕まえてた頃と、何にも変わっちゃいねえ。何もだ。

 変わったと言えるのは、アレだな。
 子供の頃、夢中で見てた「トムとジェリー」
 ガキだったと言える時代は、身体が小さいのにトムを負かせるジェリーを応援してた。

 だがある日、気付いたんだ。



 トム! 頑張れ!

 その生意気なネズミを
 ギャフンと言わせてやれ!

 って、トムを応援してる自分に。



 それだけじゃない。
 最初、ボトムズを見た時には、



 「何だよ、この

 戦車に手足を生やした
 ずんぐりむっくりな
 ダッサいロボットは!」



 って馬鹿にしてたはずなのに、


 戦えば死体になって
 帰っちゃ来れねえ。
 俺たちの鉄の棺は
 アーマードトルーパーに
 限るよな、、、って。



 マクロスもそうだ。



 飛行形態と、
 人型もカッコイイのに、
 何だよ、この

 飛行機に手足が生えた
 ダッサい半端な形態はよ!



 って鼻で笑ってたはずなのに、



 バトロイド? ファイター?

 一番イカしてるのは、

 ガウォークだろ?


 って。


 そう。ワタクシが大人になったと思えるのは、


 トムと
 ボトムズと
 ガウォーク
 だけなんだよ。


 悲しいかな。例えが全て、カートゥーンにアニメという、その時点でもう大人じゃないよね。

 まぁ他にも、高校球児のお兄さんが、気付いたら年下になってたとか、AV女優のお姉さんが、気が付いたら年下になってたとか、そーゆーのもあるんだけど。

 うん。まぁ何だ。
 色々あるけどさ。寿司をわさび抜きにしなくても食えたら大人とか、酒の味がわかってこそ大人とか、色々言うけどさ。


 とりあえず、そーゆーつまんねえ事で、これが出来たら大人、とか言わない人が大人だと思うんだ。



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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。