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「大彗星の雨の中。」

豚も蛙も立派だと信じているから、世は意地悪だなと訴えているのだ。

悪口大会を欠席して、言葉の汚れを洗濯機で洗った。
詩篇は多分、絶景だ。筆圧の燈るアマテラス粒子だ。
矯正すべき人生は有れど、其の実態に迫るのは断る。
衣替えの序でに、夢を観る。鏡の中を壊さぬ畏怖で。

バグを起こした臓物に、手紙を書いて送り続けてる。
知っている限り、忘れないのと同値に違いないから。
他人の言葉で想いを告げても、眼を背けるだけだし。
今夜は、録画した毒々モンスターを隣で観る予定だ。

好きな人が出来ても、詩篇には敵わない気がしてる。
心の裡に居る他人の批評に、害され始めているから。
穴が無いと信じられないと、子供達が駄々を捏ねて。
倖いの数え方は各々で佳いが、黙殺だけはしないで。

待ち合わせなんて、裏切るまでの準備体操に過ぎぬ。
ポルノ女優が擦り切れる程の、少女性を保ちたくて。
転換点に立ち竦んでも、透き通った理解で歩き出し。
離れない為に、ホテルの聖書の火炎で狼煙を上げる。

素晴らしい世界と呟き、クルクルとリビングで踊る。
失敗で落ち込むのは、自分が一番じゃないと辛くて。
誰彼の空には僕の朝は無く、美しい表現を嫌ってた。
遣瀬無い労働星人の毎日の御蔭で、死なずに済んで。

色が薫って散り去れば、蝶の眼醒めも回避出来るか。
モノクロに成る特殊効果を、時間は楽々と導入せど。
山手線ゲームでタイムマシーンに乗り、後は省略で。
前世で逢ったから、もう二度と関わらない様にする。

大義の無い心を尊んで、理屈の中の反抗に蓋をする。
格闘家にも結婚詐欺師にも勝てないで、平和が並ぶ。
窓の外には一面のホテル街で、情緒の育成に利用し。
何れだけの人が、捜して見詰めて手を振って呉れる。

鼠をシバきに往こうとして、現在地を把握損なって。
昆布の天ぷらで、サラッと自慢話に舌を出したりで。
相対性理論でダイエットしたら、酷く軀が寒いから。
恋する人のベッドには、もう二度と帰れない筈では。

奇蹟の様なシャッフル再生に、運命を信じたく成る。
御腹の中に飼っている恐竜は、海が視たいと泣いて。
想い合って席を抜け出せたら、視野は最小にされて。
ワン・トゥーと脅しながらも、纏まった存在とした。

偏った意志で打鍵する。怨むなら、環境に連絡せよ。
転調を繰り返す儘で、自然と転がった岩を倣い出し。
月曜日は神話じみてる。恥を憶え、漫画に落書いて。
亡くしたサヨナラで、周囲一帯は泪の核兵器と化し。

親も帝も立派だと信じているから、世は意地悪だなと訴えているのだ。

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